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(覚え書き)ロックの会のこと〜松田美由紀と小林武史と岩井俊二〜そして放射能汚染処理水の海洋投棄

松田美由紀さん。言わずと知れた故松田優作の妻であり、龍平や翔太、ゆう姫の母である彼女が俳優、歌手、映像監督、写真家としての活動の他に一時期、主宰していた「ロックの会」

3.11を契機に共同発起人の小林武史(apbank、音楽家)岩井俊二(映画監督、小説家)そして岩上安身(ジャーナリスト)の三氏とともに立ち上げたロックの会は、原発の危険性だけにとどまらず現代社会が抱えるあらゆる課題を既存の価値観を超えて異分野の知見も結集して考えてゆこうというスタイルの勉強会的なものだったと思う。

9年前?かな、たまたま地元での開催を直前にあるルートから運良く知り、これは行かなきゃと思って娘を連れて参加した。この時は岩井俊二さんの映画「afriends after 3.11」の自主上映会&トークショーがメインで、岩上安身さんも来られて、今はもうなくなった小倉北区のカフェ「cream」で行われた。松田美由紀さんはこの映画のナビゲーター、小林武史さんと岩上安身さんも出演されている。

当時は北九州市での震災瓦礫の受け入れ是非を巡って賛否両論が巻き起こっていた時期でもあり、2011.3.11に何が起こり、その後どうなり、今後どうしてゆくべきか?過去のチェルノブイリやスリーマイルの原発事故とも照らし合わせながら検証していく意識を持たせてくれた貴重な会だった。

福島産の農産物や水産資源がその頃からの#ロックの会風評被害からようやく立ち直りしたというのに、ついに原発の放射能汚染処理水の海洋投棄という暴挙に踏み切るとの報道。脱炭素や脱プラも遅れてるけど、それ以上の地球規模での汚染を容認して良いのか?本当に安全だと言うのなら東京の海で放出できるのか?アンダーコントロールと嘘をついて誘致したオリンピックが開催できる見込みがなくなったからなのか?と穿った見方もしたくなる。

松田美由紀さんは僕よりひとつ若いけど一昨年心筋梗塞を患って死の淵を彷徨った。あらゆることに関心を寄せて、純粋な気持ちで探究心を培う姿勢を尊敬している。先日、田中邦衛さんの追悼番組で「北の国から」をやってて、そういえば「つらら」って言う役名で出てたの思い出して懐かしかったなぁ。

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