『ことばの生まれる景色』原画展巡回の記録

『ことばの生まれる景色』原画展巡回の記録

最近の記事

ことばの生まれる景色』原画展 わおん書房(福井) 2019.9.12-2019.9.23

北陸で初めての開催となる『ことばの生まれる景色』原画展。 会場となるのはわおん書房(福井)、2019年4月19日にオープンした 新しい本屋さんです。 この素敵な扉を開けて奥に進むと、奥にはほっと一息つけるカフェスペースもあるのだとか! 今回、展示作品の構成を考えるにあたり、店主の廣部さんが是非とも飾りたい!と真っ先に挙げてくださったのは、ミヒャエル・エンデの『モモ』の絵でした。 児童書に力を入れているというわおん書房さんらしいセレクトだなと納得。 今回は全12点の作品を飾

    • 「nakabanの旅するブックシェルフ 誠光社篇〜もう一つの『ことばの生まれる景色』」展 誠光社(京都) 2019.7.1-2019.7.15

      『ことばの生まれる景色』原画展開催中のレティシア書房とほぼ同じ会期で、誠光社では「nakabanの旅するブックシェルフ 誠光社篇〜もう一つの『ことばの生まれる景色』展」を開催しています。 今回ご覧いただく「nakabanの旅するブックシェルフ」は、「Title店主・辻山良雄が対象となる本を選び、nakabanが自由にイメージを膨らませた絵を描く」という、『ことばの生まれる景色』に引き継がれたコンセプトのもとになった企画です。世界を旅するように本を読むというこの企画がはじまっ

      • 『ことばの生まれる景色』原画展 レティシア書房(京都) 2019.7.3-2019.7.14

        京都で初めての開催となる『ことばの生まれる景色』原画展。 会場はレティシア書房です。レティシア書房さんといえば、入ってまず圧倒されるのが全国各地のミニプレスの品揃えの素晴らしさ。古書と新刊が絶妙な配分で並ぶ棚には、『ことばの生まれる景色』でもとりあげた作家たちの本がたくさんあって嬉しくなりました。 レティシア書房小西さんご夫妻。ギャラリーは奥様の担当ですが、あうんの呼吸でご夫婦でてきぱきと設営を進めてくださり、設営にお伺いしたものの、わたくしほとんど役に立っておりませんでし

        • 『ことばの生まれる景色』原画展 ON READING(名古屋) 2019.6.5-2019.6.24

          広島のREADAN DEATと会期を重ねて開催するのは、名古屋のON READING。 日本一多種多様な生き物がいるという東山動物園からほど近いお店は、古書と新刊、刺激的なリトルプレスがひしめく魅惑の空間でした。 この階段を上ると… そしてこの扉を開けたらそこはON READING! ON READINGには素敵なギャラリースペースもありますが、今回の「ことばの生まれる景色」nakaban原画展は、書店奥の小部屋で展示していただいてます。 ガラスの向こうに広がるのは、関

        ことばの生まれる景色』原画展 わおん書房(福井) 2019.9.12-2019.9.23

          『ことばの生まれる景色』原画展 READAN DEAT(広島) 2019.6.1-2019.6.15

          6月、展示はいよいよnakabanさんのホームタウン、広島へ。 会場となるREADAN DEATは、平和記念公園からほど近い、レトロなビルの2階にあります。 路面電車の走る街、広島には漱石の『門』がよく似合いました。 6/4(火)には、nakabanさん、辻山さん、そして店主の清政さんによるトークショーも開催。お申し込みのお客様全員が、開始時間前には着席、しかも欠席なし! 平日の忙しい中、お集まりいただいた皆様。ありがとうございました。 かつて辻山さんも店長を務めていた

          『ことばの生まれる景色』原画展 READAN DEAT(広島) 2019.6.1-2019.6.15

          『ことばの生まれる景色』原画展 ブックショップ カスパール(葉山) 2019.5.18-2019.5.29

          新緑の美しい季節、葉山のブックショップ カスパールでの展示がスタートしました。『ことばの生まれる景色』にも登場する、永井宏さんゆかりの地でもある葉山。ぜひゆっくりと展示をお楽しみください。 恒例の、nakabanさんデザインによるショップオリジナルスタンプもご用意してお待ちしております。 店内では、ナナロク社フェアも開催中です。ぜひお手にとってご覧ください。 【カスパール 展示作品】計17点『旅をする木』星野道夫 『ミラノ 霧の風景』須賀敦子 『よいひかり』三角みづ紀

          『ことばの生まれる景色』原画展 ブックショップ カスパール(葉山) 2019.5.18-2019.5.29

          『ことばの生まれる景色』原画展 火星の庭 (仙台) 2019.4.18-2019.5.6

          大阪での展示と続けて、原画展は仙台・火星の庭へ。 東北では初めての開催となりました。 火星の庭は、辻山さんがTitleをつくる前に、nakabanさんと共に「旅するブックシェルフ」という展示の企画で訪れたご縁のあるお店でもあります。 長い長いGWとも重なった火星の庭での展示会期中、4/20には、nakabanさんとトウヤマタケオさんによる「ランテルナムジカ」のライブも開催され、大いに賑わいました。 本の表紙にもなっている『旅をする木』(星野道夫)の絵は、古本屋さんの店先をイ

          『ことばの生まれる景色』原画展 火星の庭 (仙台) 2019.4.18-2019.5.6

          『ことばの生まれる景色』原画展 blackbird books(大阪) 2019.4.3-2019.4.21

          4月、展示は再び大阪へ。 会場は大阪の郊外、緑地公園近くにあるblackbird booksさんです。 展示のきっかけは、『ことばの生まれる景色』をいち早く読んでくださった、店主の吉川さんから辻山さんに宛てたお手紙でした。 blackbird booksでの展示作品はこちら。 お店の白い壁に、丁寧に並べられたnakabanさんの絵と本たち。そして音楽。 ゆっくりと絵と向き合えるすてきな空間でした。 【blackbird books 展示作品】計12点 須賀敦子『ミラノ 霧

          『ことばの生まれる景色』原画展 blackbird books(大阪) 2019.4.3-2019.4.21

          『ことばの生まれる景色』原画展 本のあるところajiro(福岡) 2019.3.13-2019.3.24

          『ことばの生まれる景色』原画展、3月は福岡へ。 会場は2018年に誕生した本と出会える新しい場所、「本のあるところajiro」。 海外文学、短歌、詩、俳句、旅を中心とした書籍が充実したお店の棚には、『ことばの生まれる景色』でも取り上げた本がたくさん並んでいました。 芋づる式に読みたい本が次々と見つかってしまう危険なお店…! 4月19日には、原画展開催を記念して、著者の辻山さんと福岡在住の鳥羽和久さん(『親子の手帖』著者、「とらきつね」主宰)のトークイベントも開催されました。

          『ことばの生まれる景色』原画展 本のあるところajiro(福岡) 2019.3.13-2019.3.24

          辻山良雄×nakabanトーク「絵と文で本を旅する四十景」@Title 第三回

          2019年1月24日に、荻窪の本屋Titleで開催された「絵と文で本を旅する四十景 辻山良雄×nakaban」トークイベントの模様をお送りする全3回、最終回です。「同じ絵でも飾る場所や自分のコンディションが変われば違って見える」というお話を聞きながら、ひょっとしたら本もそうかもしれないな、と思いました。 本のデザインと構成のこと 辻山 これは本づくりの結構キモの部分でもあるんですが、『ことばの生まれる景色』は、実は全ページカラーで印刷してるんですね。たとえば、絵の部分を本

          辻山良雄×nakabanトーク「絵と文で本を旅する四十景」@Title 第三回

          辻山良雄×nakabanトーク「絵と文で本を旅する四十景」@Title 第二回

          2019年1月24日に、荻窪の本屋Titleで開催された「絵と文で本を旅する四十景 辻山良雄×nakaban」トークイベントの模様を全3回でお送りします。『ことばの生まれる景色』が3冊目の著書となる辻山さんですが、今回の本の執筆を通して、これまでとは少し違った境地に立たれたように思います。今回はそのあたりの「書き手としての意識の変化」についてもお話いただきました。 全部読めなくても、1ページ見れば、 その本のエッセンスは絶対どこかに入っている 辻山 nakabanさんは、

          辻山良雄×nakabanトーク「絵と文で本を旅する四十景」@Title 第二回

          辻山良雄×nakabanトーク「絵と文で本を旅する四十景」@Title 第一回

          2019年1月24日に、荻窪の本屋Titleで開催された「絵と文で本を旅する四十景 辻山良雄×nakaban」トークイベントの模様を、ダイジェスト(と言いつつ結構がっつり長めです…読みごたえあり!)にまとめました。 全3回でお送りします。 「狙い通りに描いて差し出す絵」と、 「自分でもわからないままに描けてしまった絵」 辻山 『ことばの生まれる景色』という本には、Titleで展示した作品に本のための書き下ろしを加えて、全部で40編が収録されています。取り上げた本について、

          辻山良雄×nakabanトーク「絵と文で本を旅する四十景」@Title 第一回

          『ことばの生まれる景色』原画展 スタンダードブックストア心斎橋(大阪) 2019.2.19-2019.3.5

          『ことばの生まれる景色』原画展、続いての開催地は、 大阪のスタンダードブックストア心斎橋! ナナロク社はもう、創業以来ずーっとお世話になっている大好きなお店です。 「スタンダードブックストア心斎橋は、いつ行ってもわくわくする『大阪の秘密基地』」という辻山さんの言葉はまさにその通りで、行くたびに、今日はどんな掘り出し物に出会えるかな?と、ついつい長居してしまうお店でもあります。 展示点数は全部で25点(1点はフェア棚で展示中)。 【スタンダードブックストア心斎橋 展示作品】

          『ことばの生まれる景色』原画展 スタンダードブックストア心斎橋(大阪) 2019.2.19-2019.3.5

          『ことばの生まれる景色』原画展 橙書店(熊本) 2019.1.12-2019.2.3

          東京・荻窪の本屋Titleからスタートした『ことばの生まれる景色』原画展。 続いての開催地は、熊本の橙書店です。 地元の常連さんたちはもちろんのこと、多くの作家や出版関係者たちにも愛され、人と人、人と本とがつながる場としても知られる、すばらしいお店。 今回は12点の作品を飾っています。(1点は書店側で展示中) 展示作品は、谷川俊太郎、村上春樹、須賀敦子、サリンジャー、ブローティガン、etc.店の書棚に並ぶ本をイメージして選びました。 絵を見た後に、橙書店でその作家の本を探す

          『ことばの生まれる景色』原画展 橙書店(熊本) 2019.1.12-2019.2.3