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『ことばの生まれる景色』原画展 READAN DEAT(広島) 2019.6.1-2019.6.15

6月、展示はいよいよnakabanさんのホームタウン、広島へ。
会場となるREADAN DEATは、平和記念公園からほど近い、レトロなビルの2階にあります。

路面電車の走る街、広島には漱石の『門』がよく似合いました。

6/4(火)には、nakabanさん、辻山さん、そして店主の清政さんによるトークショーも開催。お申し込みのお客様全員が、開始時間前には着席、しかも欠席なし! 平日の忙しい中、お集まりいただいた皆様。ありがとうございました。

かつて辻山さんも店長を務めていたことのある広島のリブロ閉店のニュースを聞いて一念発起し、READAN DEATを開いたという清政さん。
時を経て、こうして繋がってゆくご縁の不思議に思いを馳せたひとときでした。

恒例のnakabanさんによるお店のスタンプはこちら!


本と器の店、READAN DEAT らしい図案ですね。ご来場の方に、スタンプの押せるオリジナルしおりも差し上げています。展示は6/15 (土)まで開催中。
静かでゆったりとした空気が流れるお店で、ぜひ原画の美しさをご堪能ください。

◎READAN DEAT展示作品(全14点)
『旅をする木』星野道夫 
『自選 谷川俊太郎詩集』谷川俊太郎 
『小さな家』ル・コルビュジエ 
『楢山節考』深沢七郎 
『門』夏目漱石 
『造形思考』パウル・クレー
『注文の多い料理店』宮沢賢治
『悲しき熱帯』レヴィ=ストロース
『苦海浄土』石牟礼道子
『あひる』今村夏子
『方丈記』鴨長明
『ホテル・ニューハンプシャー」ジョン・アーヴィング
『尾崎放哉全句集』尾崎放哉
特典冊子 広島の絵

*  *  *

〈READAN DEAT店主・清政光博さんへのQ&A〉
1)『ことばの生まれる景色』の中で、好きな作品は?
「自選 谷川俊太郎詩集」谷川俊太郎
色とりどりで好きです。
nakabanさんご自身のポエムアイでもあるのかなと思いました。

2)もし自分が作品を選んで、nakabanさんに絵を描いてもらうとしたらどの本を選びますか? 可能でしたらその本から選ぶ一節も教えてください。
『デザインのデザイン』 原研哉
つまり、イメージとは、感覚器官を通じて外から入ってくる刺激と、
それによって呼び覚まされた過去の記憶が脳の中で複合、連繋したものだ。
デザインという行為は、このような複合的なイメージの生成を前提として、
積極的にそのプロセスに関与することである。

デザインを言葉で分かりやすく解説(デザイン)した本を、
さらにnakabanさんが絵で具体化(デザイン)するとどうなるのか、
見てみたいです。

3)展示に関して、お客様にひとことどうぞ。
広島ということで特典冊子のドローイングも展示されています。
ぜひ、出雲そばのいいづかさんとハシゴしてみてください。

*  *  *

清政さん、ご回答ありがとうございました!
READAN DEATでは、特選冊子のドローイングの絵も飾っておりますよ。
辻山さんが特典冊子のエッセイに書かれている、出雲そばの美味しい「いいづか」さんにもぜひ行ってみてください!
(↓ 秘蔵写真。いいづかの前で当時を懐かしむ辻山さんです)

(写真:READAN DEAT/川口恵子、文:川口恵子)


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