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#ヨーグルトのある食卓 私は日々、菌を腸に送り続けている。

冷蔵庫の中に常にヨーグルトがある。私の腸内環境を良くするためだ。

40年前私が子供だったころ、ヨーグルトはプリンやゼリーのようなデザート扱いでたまにしか食べられなかった。それが今や納豆と並んで常備する完全に健康食品扱いになった。

お店の棚をみるとヨーグルトの種類の多い。プリンも増えたが、ヨーグルトのそれは健康でいたい人の多さを表すのだと思うとヨーグルトへの期待の大きさを感じる。

風邪の予防にいい。花粉症に効く。免疫力強化される。腸内環境が改善される。様々なよい話を私は1年前までは聞き流していた。なぜなら目立った体調不調がなかったからだ。

その私の腸が「グルル」と鳴りはじめた。食後腸がグルグルと奇妙に動く。ちょっと恥ずかしかったが、便秘はしていないし腸には自信があったのでほおっておいた。しかし回数がだんだん多くなり、無視できなくなった。自力で調べてみると腸の中の乳酸菌が少なくなっている説が私にぴったりだった。病院は好きじゃないので行きたくない。さっそくヨーグルトで腸に乳酸菌を送り込んだ。すぐ効果が出て、お腹は鳴らなくなった。ヨーグルトの実力を知った。

以前、半分残しておいて牛乳を加えたら増える続けるヨーグルトの世話をいた。知り合いから、突然「すごいのよ」と渡されたヨーグルトの種は本当にすごかった。牛乳を入れるだけで次の朝には増産される。増えるという現象は見ているだけで嬉しくなった。それまでヨーグルトを食べる習慣がなかったのでお得になったわけではないけど、生産が楽しかった。それなのにちゃんと面倒を見てやらなかったので、弱らせ死なせてしまう。あの時の私は乳酸菌を必要と感じなかったからだ。今なら、あの白い半固形物の中にはとっても小さな生きて存在し、腸で仕事をしてくれるとわかる。大事にしてやれたろうと悔やまれる。

人間の体内には多くの微生物が住んでいるのだと知っていたけど、実感がなかった。それがヨーグルトの乳酸菌を腸に送り込むだけで、お腹の調子よくなるのを経験し、私は私だけ頑張れているのではないと感じた。乳酸菌は私を助けてくれる。しかもヨーグルトの乳酸菌は生きて届かなくてもつまり死んでしまっても人の体に良いというのだ。そう聞くと「乳酸菌よ本当にありがとう」ちょっと涙が出そうだ。どこまでも人に尽くしてくれるのだね。

朝のヨーグルトで安心する。ありがとうヨーグルト。

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