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インスリン注射を父に打つようになった。

人の体に初めて針を刺した。インスリン注射の小さな小さな針を打っただけなのだけれど、心にわずかな負担がある。インスリンの前に血糖値を計るため指先に針を刺し、血を出す必要もあるので、1日に8回小さな針を刺す。刺される本人(父)は痛くないというけれど、顔をしかめるときがある。インスリンを打つ腹に力もはいる。まったく平気なわけではないのかもしれない。今回は急遽で2日だけだったが、退院したら毎日。ちょっとずつストレスになるか、慣れていくのかなあとぼんやり。

久しぶりに外を歩くとすっかり葉が落ちていた。変わりいく日々、私はお酒をやめた。

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