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205.目は父に似てる、顔の形は母に似てる、2019年7月14日(日)

家族は似てる。血がつながっているのと、生活で身についたのと、遺伝と習慣が理由かな。

目は父に似てる。顔の形は母に似てる。少し祖父にも似てる。あまり大きくない身長は祖母に似てる。眉毛の濃さはいとこに似てる。カッパのように開く足の指は叔父に似てる。

ついこの間、母と横に並んで座ったときに、同じように並んだ足の形がびっくりするほど似ていたので、こんな家族の“似てる”ところを思い出した。


でも、驚くことに私と姉妹は全然似てない。顔から体型から性格から、全然似てない。私が右と言えば、姉妹は左と言うくらい、似てない。出先で一方の知人に会って、「姉妹なんです」と言っても「ええ!?」と驚かれるほど、似てない。

だから、合わない。姉妹じゃなかったら話したりしないだろうな、というくらいお互いに合わない。たまに会うけど、たまにでいい。


実は見た目でわからなくても、私と姉妹には似てるところがある。“声”と“しゃべり方”だ。小さい頃はどちらがしゃべっているのかわからない、と言われるほど似ていた。

父が仕事先から自宅にかけてきた電話でも、私と姉妹の声の区別はつかなかった。まあ電話は実際に声ではなくて近い音に変換して出しているだけという話も聞いたことあるので、また違うのだろうけれど。

久しぶりに会ったとき、またお互いに逆の方向性に進んで、妙に合わない雰囲気を感じていたのだけれど、声やしゃべり方がそっくりで少し面白かった。全然違う人間なのに、なんだか似てる。

“声”は遺伝だし、“しゃべり方”は習慣だし、母にそっくりなバッサリとしたしゃべり方を二人ともしてるなぁ、と私だけが勝手に面白がっていた。ちょっとうれしくもあった。

家族で気が合わなくてもいいや。ちょっと似てるって思って、それにふふっと楽しくなって、全然違うなぁって面白がって、でも、こうやって家族ってつながっていくのかな、とも思ったり。

急にふふって笑い出した人がいたら、たぶんこのことを思い出した私です。

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