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216.嘘偽りない感情には心を揺さぶられてしまうんだ、2019年7月25日(木)

連日、吉本興業の芸人さんたちの闇営業や、会社の問題について報道されている。私としては、反社会的組織からお金を受け取ってしまったのはアウトだから、謹慎は致し方ないと以前書いた。それは今も変わらない。

謹慎の中で何ができるかを考えてもらって、復帰してその人たちの笑いを求めるかは視聴者次第。もしかしたら、反社会的組織を連想させて、笑えなくなってしまった人もいるかもしれないな、と思った。

ただ記者会見した方が良いとか、自分たちに謝ってほしいとかはなかった。たぶん私はそこまで怒ったり悲しんだりしていなくて、あくまで傍観者だったからかも。


ただ、急遽記者会見したロンブーの亮さんの言葉と涙には、何か来るものがあった。嘘を吐いてしまったことを本当に本当に後悔していて、なんとしてでも謝罪したい。お詫びしたい。という気持ちが見えたから。嘘を吐いた自分が許せなくて、だからこそもうきっと嘘を吐かないんじゃないか、今しゃべっている言葉もきっと真実だろう、と私は受け取った。

こんなこと書いたら手の平返しなのかもしれない。実際そうだよね。責めたり攻撃したりはしてないけど、私はずいぶんと厳しい言葉を書いていたし。一方向の情報だけ見て信じていた部分はある。それは私の反省点。もっと冷静に、いろんな視点から見ることが大事。

そして、その翌々日かな、朝の情報番組『スッキリ』で加藤浩次さんが吠えていたのを見た。怒っていたね。テレビ画面を通してでもわかる、それもまたものすごい思いを感じて、ぶるっと来るものがあった。


その後、吉本興業の会社としての会見があって、まだ収拾が付いていない。

闇営業について、最初に嘘を吐いてしまったのはやはりダメで、その点で会社にも他の芸人さんにも迷惑をかけてしまったし、何より被害に遭われた人に対しても失礼だし、そういう意味で謹慎が必要なんじゃないか、という気持ちはやっぱり変わらない。

根本に吉本興業という会社の労働なども問題があるのかもしれないけれど、ここからは会社の話。そこはそれぞれに言い分があるから、きちんと良い形で解決してくれたら良いなと思う。変わるきっかけでもあると思うし。


私が言いたいのは、やっぱり嘘偽りない感情を見せつけられると、人は心を揺さぶられるんだなってこと。Rock you。それを今回の件で感じたのは、亮さんと加藤さんに対してだった。本当に自分の言葉なんだなって思った。

そんな私はドラマや映画でも感動したりする。あれ、演技ってのは嘘偽りの感情じゃないの?なんて思ったりするかもしれない。でも、演技というのも、役を通して自分の本当の感情を放出するものだと思う。そうやって嘘偽りのない感情の演技を見たときは、やっぱりぶるっと来る。心揺さぶられる。

それとはまたほんの少し違ってて、でもちょっと似ている話も。私がフォローして、毎日のように読んでいるnoterさん(正しい呼び方かな?)は、素直でまっすぐな言葉がいつも綴られていて、そこには“愛”が感じられる。それもまた嘘偽りない感情で、ほっとする。そして、こんな風にまっすぐ伝えられるようになりたいなとも思う。


だから、私もそうなりたい。間違ってもごめんなさいと言えるように。まっすぐ本当の気持ちを伝えられるように。自分がいいなって思う人に、私もなりたい。

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