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優しさについて

私は優しい人になりたい

私が思う「優しい人」とは、思いやりの気持ちを持って人に向き合える人

人の気持ちに寄り添える人

どんな事も受容したり許す事の出来る器の大きさがある人

ただ情に流されたり、ただ強い者に抗えない弱さからの行動ではなく

相手が必要としていないおせっかいや老婆心、余計なお世話となってしまう自己満足ではなく

「あなたのためを思って」と自己犠牲までしてしまう人は、優しさをはき違えている

強要されて不本意な事をやったりその場を丸く収めるためにやる人は、弱さや打算、保身の気持ちでやっている

「あなたのためを思って」と正義を振りかざし人を責めるような人は、勘違いした偽善者

自分がやった事に対して恩を着せたり期待通りの反応が返ってこないと怒るのは、優しさではなく上から目線で行動している

一見優しそうだけれど自分の損得で行動する人は、優しい振りした悪人

時として言わないのも優しさ、言うのも優しさ

言っても仕方ない事、言う事が相手を責めたり追い込んだりしてしまうなら言わない事が優しさ

耳障りな事でもそれを相手が知る必要がある、それを自分が言う責任があるならば言う事が優しさ

立場や関係性、状況によってもその優しさを表現する方法は違う

その状況判断は、その人の誠実さや思いやりの気持ちがあれば出来る


今の私は自分が理想とする優しい人間には程遠い

心の余裕がない時、自分の希望通りに事が運ばない時、自分が不利になった時、嫌な自分が顔を出す

つい人を責めたり、責任逃れしたり

その場の状況判断もしないで思ったままの言葉を口にしたり

へりくだった様な態度をするけれど、卑屈な気持ちからだったり

意固地になったり、不遜になったり


自分の価値観を捻じ曲げる必要は無い

どうしたって受け入れられない事はある

他人から優しいと評価されている人の行為に共感出来ない事もある

簡単に人格者にはなれない

だけれど、「優しさ」に触れると涙が溢れる

「羨ましい」と思う

「羨ましい」とは、そんな関係性を築いている事を

そんな態度が出来る人を

自分が優しくない事を改めて思い知るから

そう出来なかった自分を後悔しているから

人の優しさに素直になれなかったから

人の優しさを汲み取れず、感謝出来なかったから

そして未だに優しくない自分だから


人の優しさに敏感になりたい

誠実になりたい

感謝出来る人間になりたい

そして心から人を思いやれる器の大きな人間になりたい










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