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TVアニメPSYCHO-PASS3の考察(ネタバレ)

待ちに待ったPSYCHO-PASS3が始まりました。謎だらけの1話時点での考察を書いておこうと思ったのでメモ代わりに書き留めておきます。

常守朱ちゃんがどうなったのか

ういういしい新人監視官だった朱ちゃんも今回のアニメ時点で28歳。冒頭は懐かしい朱ちゃんのPSYCHO-PASS世界の説明的な考察ナレーションから始まります。

ところが、朱ちゃんは元監視官として扱われていて、どこかに閉じ込められている模様。PSYCHO-PASS3公式のキャラクター紹介では『ある事件により、現在は勾留中の身となっている。』となっています。

この事件についてはアニメの冒頭にカーラジオから流れるニュースとして語られている「局長を殺害した監視官」というのがそれでしょう。朱ちゃんがとうとうキレて局長をぶっ殺しちゃった? いやいや、それが無駄なことを誰よりも知っているのが朱ちゃんなのでそんなことするはずもありません。

明らかになんらかの陰謀に巻き込まれた匂いがします。どうでもいいことですが、この犯人の犯罪係数を発表出来ないのは朱ちゃんが犯罪者の犯罪係数に達してなかったからでしょう。当然ですね。

冒頭の局長の謎

さて、今回物語冒頭で違和感を覚えたのが局長の行動です。今まで現場に顔など出さなかった(というか興味すら抱かなかった)局長が現場にホロとはいえ姿を現し、霜月監視官と親しく意見交換をしているのです。

これは2つの意味で驚愕の出来事です。本来局長はシビュラシステムの外界観察のための端末のような存在でしかなく、「個人」としての考察などするはずもないからです。そして、霜月監視官はずっとそういう存在の局長を怖れていました。

ところが、冒頭シーンでは2人はごく自然に意見を交換していて、お互いの間に強固な信頼関係が見て取れます。この違和感が形を成したのがエンディングとラストシーンです。

エンディングの最後のほうのカットで、朱ちゃんの首が台の上に乗せられているような絵がありました。そう言えば、物語中でも朱ちゃんの登場シーンは首だけのときが多かった……怖い考えになりそうなのでこのルートは一旦保留します。改めてCパート、ラストシーンの朱ちゃんの服装を見たとき、あれ? と思いました。

局長の装いに似ているんですね。そこからふと、冒頭の局長はもしかして朱ちゃんだったんじゃ? と思い至りました。PSYCHO-PASSにおいてホロによって何かを隠すのは一種のお約束のようなものです。目に見えるものが真実ではないというのがPSYCHO-PASS世界のテーマの1つとも言えるでしょう。

現在局長の仕事をなぜか朱ちゃんがやっていると考えると、全てが繋がるような気がします。霜月監視官は朱ちゃんに強い対抗心を抱いていましたが、それは裏返せば朱ちゃんが自分の理想の姿であるということを感じていたからでしょう。この2人の間に一種の信頼関係が構築されていたのは先日公開された映画でもわかります。

さて、問題は現在の朱ちゃんの状態です。……嫌な予感ルートじゃないことを切に願っています。いやいやPSYCHO-PASS世界なら生きてさえいれば体ぐらいなんとかなるさ(´;ω;`)

問題はシビュラシステムが死んでる場合ですね。もしシビュラシステムが全滅して、朱ちゃんがその代行をしているとしたら……局長殺しってそういうこと?

それにしてもさすがPSYCHO-PASS。短いシーンにいろいろ詰め込んで来ますね。今後の展開も楽しみです!

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