見出し画像

身に覚えのない借金が突然降りかかった時の対処法

突然裁判所からのお手紙をもらいました。
「簡易裁判所」からの「特別送達」を受け取りました。
法律の知識が無い私ですが
「なんかアカン書類来たで」というのはすぐ分かったので必死でググります。
案の定、それはアカン書類。

身に覚えの無い借金の支払い督促でした。

借金の原因を調べる

私自身の借金はここ数年全く覚えがないのは事実です。
しかし、督促状が来る原因に心当たりがないかといえば、実はあります。

考えられる原因は2つ
①実の父
②実の弟

昔から彼らが借金を滞納すると私のところに「連絡」が来ていました。
父は昨年亡くなった際に相続放棄をしているので私のところに支配督促が来ることはないはずです。むしろそのために相続を放棄したのですから。
と、いうことは。

消去法により督促の元凶と目される弟にその場で電話します。

私「私のところに裁判所から支払い督促が来たんだけと、なんかわかる?」
弟「…あ…ちょっと待って折り返す」
私「心当たりがあるのか?」
弟「…ある、、、、」

弟の奨学金でした。

身に覚えのない借金の支払い義務があるのか

弟曰く、奨学金の督促を無視していたそうです。
後回にしていたら連絡が来なくなったから放置したと。
そんなバカが居るのかと唖然とし、ひとしきり説教を済ませたら対策を練らなくてはいけません。
奨学金の窓口に弟が連絡を取ったところ、すでに手遅れで債務は弟から姉…つまり私に移行しているとのこと。
そういえば奨学金の保証人だったね、私。
友人に相談すると法律家の意見を聞いた方がいいとの助言をいただき、法テラスや県の弁護士協会ですぐに無料相談できる場所を探しました。

調べると我が家の近くの法律事務所がその日のうちに対応してくれるとのことで面談に行きました。
そして督促状を見てもらった結果
完全に支払い義務は連帯保証人である私に移行しているため全額支払う必要があるそうです。
タヒね、マジアホ弟。
保証人が複数存在する場合は保証人で支払い義務を割って1人頭の負担額を減らすこともあるそうですがまぁ稀。
なんと言っても私は「連帯保証人」
万が一借主が支払えない場合は借主に代わって私が支払いますよという存在です。
借主が払わなかったらそらぁ払わなきゃいけないよね、そらそうよね。


今後は裁判所での交渉となる

弁護士さんとの相談で支払額を減らせないか聞いてみたところ、当然義務として発生している支払いの額が減ることは無いとのオスミツキをいただきました。
耳を揃えて払う覚悟が必要です。
ただし、裁判所での交渉次第では金利の優遇や一括支払いによる減額交渉の余地はあるかも知れない…けどあんま期待すんなよ、と言われたので期待しないで交渉しようと思います。
その後セカンドオピニオンで司法書士の電話相談にも挑みましたが概ね弁護士さんと同じ見解だったので大人しく「異議申し立て書」を送付して裁判に挑もうと思います。

異議申し立て書はすぐに出そう!

ちなみにもし支払督促が来た場合、すぐに異議申し立て書を出すべきだと各法律家の方々がおっしゃてました。
それをほっとくと普通に差し押さえられたり信用情報がまっくろになったりするそうです。こわっ。
裁判所に電話で聞いてみたら普通郵便で出して構わないと言われましたが、何かの間違いで届かなかったら絶望しかないので私は簡易書留で送りました。
ちなみに切手が1円でも足りないと裁判所は受け取ってくれないらしいので、極力郵便局の窓口で出すことをおすすめします。こわっ。
ちなみに余談ではありますが、裁判所の電話対応は鬼塩対応です。確認で電話するのはとても大切なことですが気を確かにもって、怒ったら負けの精神で挑みましょう。

求償権について

借主が支払えない場合連帯保証人が借金を肩代わりする仕組みにより私の支払い義務が発生したのですが、同時に私が借主…つまり弟から借金を取り立てる権利が発生しました。これを求償権と言います。
もし身内の借金を肩代わりすることになった場合はミナ○の帝王気分で取り立てしましょう。
うちの弟はいわゆるチュートリ○ル徳井氏状態で、金銭的には普通に支払えたのに持ち前のルーズさと新生活に浮かれて羽を伸ばしすぎた結果支払いを忘れていました。
なのでしっかり稼ぎはあるのは知っているので、私の主人と2人がかりで監視体制を強化し、しっかり取り立てます。
弟もすっかり気落ちして了承しました。

そもそも父の借金まみれの生活を見てきた弟、あまり口出しするのもよくないと思い放置していたのですが、彼の住む独り暮らしのアパートはゴミ屋敷。父の暮らしていたアパートとそっくりの暮らしぶりです。
レシートや手紙をパンパンに溜め込み掃除洗濯もしていませんでした。
金銭管理は生活管理の延長です。
先日大掃除を手伝ってきました。
今後弟が自立した立派な大人になれるように手をかけて行きたいと思います。

もう32歳になる弟…絶賛お嫁さん募集中です…ダレカヨメニキテ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?