日記 一休さんの子孫。

 最近、乞食が雀荘に来てるようだ。 この乞食は金がないから麻雀は打てないが一番安い酒を飲んで1日雀荘にいる。

この乞食、なんというか変な見栄を張るようだ。

どういう事かというと、例えば

「俺は昔、◯◯組の親分から若頭として入ってくれと言われた。」

お客「…。で?」

「だけど『いけません、ありがたいですが行く道が違いますか』と断ったんだよな…。」


お客「その人どこの人?」


「あー、その親分も打たれて死んだよ…。いい人ほどすぐに逝っちまうよ。」

と、なんか昔は悪かった自慢?をよくする。
周りは呆れたり、新規の客は帰ったりするのだが

「おれはカタギじゃないから仕方ないよな…悪のオーラが出て。」

的な事をいって本人はご機嫌だ。
で、私も乞食とばったりあって話しかけられた

「おお、お前※◯◯君と同じ年?」

※私の世代で一番腕っぷしが強い人。

「はあ…まぁ一応。」

「◯◯はよお〜前にいた店で暴れたから『よし、オメー表出ろ!!』と表につれださせて話したらアイツは俺には自分の心の中をよく話してくれてよ………それで『よし!お前の気持ちはわかった。今日はもう帰れ!』と収めたもんだよ。」

えー、マジで?
あの



戸愚呂弟みたいなやつを?

なので◯◯本人に

「↑みたいなことをいってたけど本当?」

と聞くと

「いや乞食が三味線(くだらない嘘)をひいたから『ふざけんな』と怒ったら『すみません!!ここじゃ迷惑がかかるから外に一旦出てもらえますか!!』といって外に出たら『通報しますよ!深夜ですよ!!あなたも捕まりますよ!!いいんですか!?あなたは会社でも立場ありますよね!?』といってきたから面倒くさいから帰った事はあったよ。」

といっていた

嘘はついてないけど、ずいぶんトンチがきいてるな。ご先祖様は一休さんかな?


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