Indexからの買い替えをVarjo Aeroにした話

注文した2日後ぐらいに販売中止を発表されたVarjo Aeroくんを使ってそろそろ2ヶ月近く(2024年3月終わり頃)
せっかくなので選定候補からレビュー、そのために用意したものなどを書き連ねました。
長いので飛ばして見たい所だけ見てください。



○前提とか

ほぼ毎日VRChatをプレイしています。
HMDは「初代Quest」→「Valve Index」

2020年1月14日に購入したValve Indexも、もう4年。
初代ViveやOculus Riftと比べ高かった解像度(2880×1600)も、今は昔。
圧倒的手厚いサポートも、ついには基本的になくなり、
在庫はほぼなし(元から)。

視野角130度とソフトウェアの安定性という特性が残っていますが、流石に次を見たくなってきました。
そんな訳で、買い替えを検討し始めました。


○求めるHMDの条件

求める条件は2つ。

-条件①「DisplayPort端子」(要は有線接続)

初代Questで
「若干の遅延が気になる」
「スペックは足りてるのにfpsがあまり出ない」
「一度ガクンッと重くなるとfpsが戻ってこない」
「(スリープ機能の弊害は別として)11fps病が起きやすい」

というイメージを強く、これはIndexに切り替えた理由でもあります。
今は安定して大丈夫かもしれませんが、できれば避けたいという気持ちが強いです。

また、金・土曜日は長時間ログインする方なので
「どうせ充電しながらしないといけないので無線VRにあまり興味がわかない」
「USBCケーブル刺しっぱなら、DP端子でいいじゃないか」
というのもありました。

-条件②「Lighthouse環境対応」

既にBASE STATION4台体制を整えているので、なんだかんだ圧倒的に精度がよいです。
インサイドアウト方式との共存はできますが面倒事が増えますし、「HMD自体にトラッカーをつけて…」という方法で精度をあげれますがそこまでするならそもそも対応してる方を買ったほうが楽です。

やっぱりIndexコントローラーを使いたい!!!


○買い替え候補HMD

候補3種と参考の番外何個か
ご参考に。

-候補①「Pimax Crystal」

そんな訳で候補1個目がPimaxCrystal
8kではなく最新のCrystalが解像度はともかくキレイみたいな話を聞いていたのでCrystalが気になっていました。
解像度は両目5760×2880 35PDDと42PPDの2種類のレンズがつきます。
水平視野角はレンズで違い、35PDD時125度 42PPD時110度
QLED + Mini-LED Display

スタンドアローンかつインサイドアウトです。 
高解像度での完全無線PCVRが可能
が、DP端子が直接させるます。
また別売りLighthouseプレートを買うことによってLighthouse環境でVRができます。
アイトラつき。(瞬きが0か1らしい 情報の自信はない)
コントローラー付き
バッテリーのホットスワップ対応
お値段本体セット24-26万円 別売りLighthouseプレートが3-4万円
たまにセールしてセットで24万とかで売っていた気がします。

デメリットとしては、お値段
そしてもろもろ含めて重さが1kg以上ぐらいあるそうです。
長時間VRCする身としては少しつらそう。

また、有線接続の場合でもバッテリーは入ってないとダメだそうです。

Pimaxは新機種が販売する時、下取りキャンペーンをするので既にPimaxユーザーやこれからずっとPimaxユーザーになる人はちょうどいいかもしれないです。

あとCrystal発売当初 ドライバの不具合による怨嗟の声が聞こえてきました。
まあPimaxだけじゃなくこういうのは発売当初はいつもで、徐々によくなっていくモノだと思うので致命的ではありません。


-候補②「Varjo Aero」

元30万円台の機種 2023年9月に18万円まで値下げ。
2023年の年末にはAmazonで16万ほどで売られていました。

解像度は両目5760 × 2720 最高35PPD
水平視野角115°
ミニLED・LCD
アイトラ付き
自動PD(瞳孔間距離)調整
ステレオミニ4極ジャック
本体のみ

上のCrystalより上下解像度が低いですが十分高いです。さすが元30万

問題は、本体にマイクがついていません
付属のイヤホンにマイクがついていますが、音質は最悪レベルです。
また、本体にUSBがついていません

販売中止されたことにより、後継機種が出る可能性があります…が、その場合もともとのAeroの値段である30~40万円クラスの機種になるだろうと思うので考えないものとします。

フェイスパッドとケーブルは公式にて販売しています。
同社3機種(Varjo XR-3,VR-3,Aero)同じなので多分販売し続けてくれる…と思う。
ただ、公式とはいえフェイスパッドで2ー3万円かかるのはちょっとどうなん…


-候補③「Bigscreen Beyond」

超軽量127g!!
解像度5120x2560 32PPD
視野角102度
自身の顔を3Dフェイススキャンをすることによってより、(何種類かあるパターンから)自分にあったフェイスパッドになるらしい
アイトラなし
有機EL!!!
お値段16万4800円

軽い!薄い!キレイ! 本当の黒色がみれる。
マイクの音質もIndex並にいいらしい
Twitterでちらほら購入者を見かける。

ただ、スイートスポットが結構狭いというレビューも見かけるので注意

申込みにはiPhoneを利用した3Dフェイススキャンが必要だったり、届くまでの時間が結構長いらしい。
人によっては最高という人いたり、フェイスパッドが合わなくて交換を申し出たら数ヶ月かかると言われたりとちょっと外れた時のリスクが高そう


-候補④「HTV VIVE PRO2」

かなり薄めの候補
こちらもリリース2021年
両目解像度は4896 × 2448 20.4PPD
水平視野角120度
お値段本体のみで10万円

デメリットは、上記2個機種より解像度が劣る事とアイトラがありません。
またリリース時期からいって、もしかしたら新機種でるかも…という期待と不安。


-番外編①「Pimax12K」

未発売
予定お値段2399ドル 記事執筆時点で36万円相当
解像度と視野角がすごい
いつ発売されるんだろ…


-番外編②「Quest2」

インサイドアウト
解像度3664 × 1920

その安さでVRの普及を一気に広めた機種
最近(2024年3月下旬頃)お値段が3万1900円まで下がったので、「とりあえず気になってて…」みたいな機種としてはありかもしれない…

HMDとしては破格のコスパ力


-番外編②「Quest3」

インサイドアウト
解像度4128 × 2208 視野角110度
お値段7万5000円ぐらい

ユーザーが多いので問題に躓いてもネットに参考文献がいっぱい!
サードパーティ製の拡張(フェイスパッドやバッテリーなどなど)もいっぱい!
3Dプリンターのモデルもいっぱい公開してある!助かる!
リークっぽいのでQuest3Liteが出るとの情報あり


-番外編③「QuestPro」

インサイドアウト
解像度3840×1800 視野角110度
元お値段22~23万円 現在お値段9~11万円
アイトラ+フェイストラッキング
あり
下の隙間が結構あいてるらしい(塞ぐフェイスパッドもあるらしい)

メリットはまぁまぁユーザーが多いので問題に躓いてもネットに参考文献がある。

アイトラ+フェイストラッキングを1つのHMDで完結してる機種なのでお手軽に試したい人はオススメ
たぶんお酒のを飲みながらフェイストラッキングできる機種かも…?

Pro2の発売も噂されているが2025年であり、2000ドル程度になる予定…らしい


○Varjo Aeroに決定へ

元々使用していたIndexの重量は748g
軽い方がいいけど、最重視はしてない
だったらそんなAero(717g)とそんなに変わらない
2021年機種とはいえ解像度も今現在でも高い解像度!
値段も30万がほぼ半額まで18万…アイトラもあるし!
マイクがクソらしいけど、手持ちのマイクでなんとかなる
Bigscreen Beyondも手間といつ届くかわからない上に、視野角も狭くでスイートスポットがかなり狭いと聞く…

といった感じで、これといった決定打はないけど、悩みに悩みつつVarjo Aeroにしました。


-おまけ ~届くまで~

日本販売代理店であるエルザジャパン公式オンラインショップ( https://shop.elsa-jp.jp )にて2024年1月17日に注文しました。
5営業日以内に出荷とありましたが、1週間こえても発送ステータスになりませんでした。
問い合わせると、
「一緒に送られてくるはずのPSEのシールが付属してないので、出荷できない。入荷元に問い合わせているが一向に返事がない。2月には発送できるかも。弊社としても想定外の事態の為、遅くなるなら特別な対応をする。」
とのことでした。
販売停止のニュースもあり戦々恐々としていましたが、その後2月1日に発送メールがあり無事届きました。

現在、VarjoAeroは売り切れ次第終了ですがまだ販売中です


○Varjo Aeroレビュー

本題です

My New Gear…

-ケーブル

電源ケーブル、PCからのUSB-AとDP端子が伸びていき、それらをまとめるViveでいうリンクボックス的なもの。
そのリンクボックスの先からHMDまでは少なくとも端子はUSB-Cのケーブルで繋がれていました。

もし公式で販売されなくなって入手できない場合はUSB-Cで試せそうかなと思います。


-マイク(イヤホン付属マイク)

初代VIVEよりひどい気がします。
確実に用意したほうがいいと思います。

本体に4極のミニヤホンジャックが付いてるのでこれを利用するのも手。
でもちょっとホワイトノイズが乗っちゃうらしい。


-本体フレーム

ちょっと薄い目のプラスチックで出来てるのでちょっと不安。
VR睡眠勢はよくIndexの伸びるツタ部分を壊した話を聞いたので、VR睡眠勢は気をつけたほうがいいかも。


-フェイスパッド

個人的に気になる点はありませんでした。
鼻の部分は結構きっちり塞がれているので、隙間からスマホを確認したりはかなり難しくなりました。
VR飲酒勢にはちょっと辛い。


-後頭部

日本販売代理店ELSA Japan製品情報ページより

後頭部に締め付けるようのダイヤルがあります。
パッドのフレーム自体は楕円のドーナツ型になっており、フレーム部分だけ薄めのクッションがついています。
フレームのない中央部分は革だけなので摩耗が怖くて、下の方で紹介しているパッドを買いました。

結構存在感があるのでガチVR睡眠勢にはちょっと向かない形になっています。



-おでこ上


日本販売代理店ELSA Japan製品情報ページより

おでこの部分に後頭部と同じようなパッドがついています。
支える高さ?を調整するダイヤルがついています。
Indexと違って上部分はおでこで支えてるので少し違和感がありました。


-HMDの被り方

Indexはストラップをガバッと90度ぐらい上方向に曲げることができたので
「ガバっと上にストラップを上げる」→「顔をHMDにつける」→「ストラップを下げる」
という方法ができました
しかしVarjoAeroはほんの少ししか上に上がらないので、後頭部のダイヤルで締付をゆるめて頭を滑り込ませる…みたいな付け方になりました。

前髪が長いと大変かも?


-つけ心地

Indexは本体から伸びる縦のストラップと横のストラップ 合流する後頭部のパッドでした。
VarjoAeroは縦のストラップ部分がなく、おでこ上ぐらいに後頭部と同じパッドがついています。

最初は違和感もありましたが、結局サードパーティ製の頭の上を通るストラップ的なやつをつけました。
これによりだいぶおでこ、フェイスパッド側の負荷が少なくなり、個人的には買ってよかったなと思っています。


-画質 (デフォルト設定27PPD/35PPD)

ほぼ文句無しです。
スイートスポットも広くめちゃくちゃクッキリ見えています。
よく文字が潰れがちなミラー越しの遠めの文字までくっきり見えます。視力の問題じゃなかったんだ…

Indexのようなフレネルレンズではないので、特有の牛乳瓶のようなしましま、光の逆光がありません。
スクリーンドアもほぼ感じられません。
事前に仕入れた情報では色収差が…という話を聞きましたが自分は気になりませんでした。

有機ELではなく液晶なので、真っ暗な場所ではどうしても液晶特有の白くなってしまいます。

ネガティブな意見としては、レンズの外周部分が歪んでいるのが結構はっきり認識できます。
慣れれば気にならなくなりましたが、気になるとこではあります。

また、若干下方向への見える範囲が狭い気がします。
Indexからなので左右の視野角の狭さは覚悟していましたが、下も難なく見れた場所が見れなくなっています。


-最高画質設定について(39PPD)

めっちゃキレイです。
一人で軽いWorldは特に問題なく70~90fpsでていました。

が、重めのパーティクルがあったりする重めのWorldでは、GPUの力不足を感じます。(RTX3090)

普段はデフォルト設定で運用しています。


-アイトラキング

想像していたよりすごいキレイに認識してくれます。
瞼も開ききった状態から半眼、ちゃんと閉じきるまでスムーズに認識してくれています。

つい意識して瞬きをしていまうので人間の瞬きの頻度を調べてしまいました。
人間は3秒に1回ぐらい瞬きするそうです。 安心。

自分はこういう自分自身と連動する動きを1度でも体験すると、ソレが無いと違和感が募っていくタイプです。
フルトラを初めて体験した後、3点に戻ると「顔を動かすと体が動く」「自分は座ってるのに立っている」というのに凄く違和感を抱くようになってしまいました。それまで違和感すらなかったのに。
ソレと同じような感じになっています。
今既にアイトラ制御が設定出来ていないアバターをあまり使いたくない気持ちが少しづつ出てきています。

今後のHMDの条件にアイトラが追加されてしまいました…

ちなみに自動PD(瞳孔間距離)調整もあります。

アイトラ+フェイストラッキングに関しては別記事でまとめてもいいかもしれません。


-内蔵ファン

内蔵ファンがついていて、ある程度温度が上がると回転が始まるようです。

完全に塞ぐようなイヤホンをした上に無音Worldだと、ファンの駆動音が伝わります。
自分はIndexでもIndex用に作られた外付けのファンを使用していたので慣れていますが、初めてだと結構違和感かもしれません。

カナル型イヤホンのような耳を完全に塞ぐようなのだと特に目立って聞こえるので気になる人は(Index付属のような)耳の穴を塞がないようなオーディオ機器でやるといいかもしれません。

あと、目に若干風があたって乾きやすいかも…


-モニターの枚数問題

モニターが多すぎると怒られています

自分はUWQHDモニター(3440x1440)1枚とFHDモニター(1920x1080)を2枚使
用していましたが、「モニターが多すぎる」と怒られてしましました。

作業時にYoutube見たりtwitchみたりアニメ見る用のモニターを削って、この警告はなくなりました。
PimaxCrystalでも同様の警告はあるらしいので、高解像度HMDを考えてる上にモニターをいっぱい使いたい人は注意が必要です。

これは解像度の総数の問題なのかモニター自体の枚数かはわかりませんが、4Kモニター(3840×2160)を使っている人は気をつけたほうがいいかもしれません。

多く使いたい場合は、あまりスペック(リフレッシュレートとか)を求めないモニターだけ別の安いGPUなどを用意するのもありかもしれません。


-付属ドライバ ソフトウェア

あまり不満はありませんが、全部英語です。
苦手な人はスマホカメラでの翻訳とかとにらめっこしながらやりましょう。

付属アプリを立ち上げる→VarjoAeroの電源を入れる→SteamVRを立ち上げる
という手順でやっていますが、たまーにVarjoAeroの音声デバイスが認識してくれません。 たまにです。
Indexより一手間増える(これはPimaxもたぶん同じ)形になるので面倒さはちょっと増えます。

アプリの安定性ですが、Pimaxなどでちょっと怖い話を聞いていたので拍子抜けしたぐらいにはほぼ安定しています。

ゲームが起動してないタイミングや、VRCでいうロードが終わりWorldにはいる暗転時にアプリのHomeワールド的なとこの画面になってしまうのはちょっと不満。
ずっとSteamVRでいる設定を知っている方ぜひ教えて下さい!
X(Twitter):https://twitter.com/Aomitsu_vrc にて待っています!!


-PCへの負荷

当たり前ですが、Indexのころと比べるとFPS自体はガッツリ落ちました。
Indexの頃は軽いワールドで2人ぐらいならだと90-120fps
下のような条件でもだいたい50~60下回ることはまあ無かったと記憶しています。

Ryzen 5950X メモリ64GB RTX3090
面倒なのでCPUのコア制限はしていません。

  • SteamVRビデオ設定でスケーリングは100%

  • VRCのグラフィック設定はほぼ高

  • BAKEMONO級の高負荷アバターがいない7~10人ぐらい

  • まったりする系のワールドからゲームワールド

  • 結構デカめのミラーあり

  • 自カメラ出しっぱ

でだいたい40~60FPSぐらいでした。
これはワールドやいる人のアバターで差が激しいのと、厳密に検証したわけではないので「体感だいたいこんなんだよ」という参考程度になります。

重めのワールドで重い演出(ドライブゲームワールドで車いっぱい出して、ドリフトして、半透明煙が大量にでる!みたいな)だと30fps切ったりします。

JPTutorialやJapanTalkRoomなどの大人しめのパブリックにフレンドがいる時、たまに顔を出しますがガクッガクになることは起きていません。
たぶん人が少なめな時間帯なのが大きいかもしれません。

30人前後いる音楽イベントのアフター時間にいきましたが、「FPSの下がってるなー」と自覚はありますがその程度でした。
(自覚できる時点で結構下がってるのだけれども…)
またこれはアバターパフォーマンスランクがちゃんと訓練されている音楽イベントなせいかもしれません…

もし、ポピ横やイベント系などの人が多い場所に顔を出しに行くときはVRC側の設定を落とすか描写範囲の制限をかけようかなと思っています。


○総評

おおむね大満足!!!

画質は文句なく、画面端の歪みっぽいのが気になりますが正直そこまで見ないのと気にならなくなりました。

マイクがクソ問題はクソですが、もともと他のレビューで知って事前にマイクを用意していたのであまり気になりませんでした。
(Indexのマイクの良さを痛感します)


そしてそろそろ、2ヶ月近く使用しましたが、特に致命的な不具合もなく日々VRCで過ごしています。

水分補給や、VR飲酒するときだけは隙間がない見え辛くなって、気になるなぁぐらいです。

たぶんこれから消耗していって何かしら問題が出てくると思いますが、そのとき追記していこうかなと思います。

あとアイトラたのしいいいい
自分と連動して動くのが楽しくて良きです。
自分はこういう体験を1回するとソレが出来ない事に違和感が出てしまう性質なのもあり、個人的にはアイトラはあったほうが絶対いい派閥になりました。

「人の特定の部位ばかり見てる」と自覚があるなら避けたほうがいいかもしれませんが…


-他の人にオススメする?

自信を持ってオススメはできないかな!
わかって買うなら、めちゃくちゃオススメ!!
何かアレばTwitterできいてね!!!
です。

これはマイクの問題だったり、販売が中止された商品だよっていうのもあります。

自分は「DP端子」「Lighthouse」という選定条件がありました。
これらにコダワリが無いなら選択肢がもっと広がるし、圧倒的人口の多いQuest系のほうが問題にぶち当たった時に解決がしやすいです。
それにサードパーティ製のストラップやバッテリー、フェイスパッドがあるのも大きいです。

5万円以上はちょっと…、とりあえず…なら「Quest2」
(正直値段が理由で旧機種をオススメはしたくない…
したくないけれど…しょうがない、7万円は安いけど高いんだ…)

とくにコダワリはないが高画質!無線VR!なら「Quest3」

軽さが第1有線!! 有機ELで発色もキレイ!納期も待てる!
なら「Bigscreen Beyond」

圧倒的解像度かつ、圧倒的視野角 重さも値段も気にしない!
なら「Pimax系統」

アイトラだけじゃなくて手っ取り早くフェイストラッキングもしたい!
なら「QuestPro」

元30万円代の高級機種を18万で買える!スムースなアイトラあるし、もちろんめちゃくちゃキレイ
自分のような選定基準がある人ならオススメ「VarjoAero」

てイメージです。

VRsatile(メガネ)がアイトラ実装したタイプを開発中らしいのでまた情勢が変わるかもしれませんね。


以下、「用意したもの」「したほうがいいぞ」系の羅列です


○HMD以外に用意したもの

いろいろ備品を買ったので紹介
もともと使っていたのも一応紹介
優先度は自分が思うVRChat基準です。参考程度に。

-ケーブル天井吊り下げ用キット(優先度:高)

これはIndexから引き続き使っているモノです。
ケーブルを長持ちさせたいならば、あったほうがよい気がします。

VRCフレンドはカーテンレールやおサイフ盗難用のワイヤー(中学生がつけてそうなやつ)で自作していたりしていましたが、買ったほうが手っ取り早いので自分は買いました。

ただ、これを展開すると部屋に人を呼び辛くなります。
ケーブル長寿の為の犠牲となりました。


-コルゲートチューブ(優先度:高)

ケーブルを保護するためのチューブ Indexのときから使っています。
Indexのケーブルがちょうど入る内径です。
ケーブルを吊り下げ+チューブで長持ちになる!(といいなぁ)
Indexのときはこれでかなりケーブルが長持ち(6-8ヶ月交換が1年半以上無事)になったので期待大

下のような工具を使わないと指がめちゃくちゃ痛くなるので忘れずに。



-イヤホン(優先度:高)

付属のマイク付きイヤホンがありますが、マイクだけでなく音質もまあ微妙です。
もともと自分はIndexの時使っていたイヤホンを引き続き使っています。


とりあえず、VR/ASMR向きでコスパよしで一時期話題になったFinal E500のリンクを貼っておきます



-マイク関連(優先度:必須)

VarjoAero本体にはマイクがついていません。
4極のステレオミニジャックがついていますので分岐するアダプタを買うといいかもしれないです。
念の為自分も下のを購入し、イヤホンを使いつつマイクを使うことができました。

その場合、マイクも用意する必要があるので下のようなピンマイクなどを用意すると楽かもしれません。

初代Quest時は無線ヘッドセットを利用していたのでヘッドセットを利用するのも手です


自分はもともと手元にあったのマイクを使う予定でしたが、XLRケーブルが重く吊り下げのワイヤーが伸びすぎる+ちょっとホワイトノイズが…という話だったので、フレンドから紹介されたワイヤレスマイクを別途用意しました。

どんどんPimaxCrystalとの差額が埋まっていきますが、気にしないことにします。
Indexのマイク音質の良さの有り難さを痛感してきます。



-VRsatile Varjoシリーズ専用アタッチメント(優先度:中~高)

Indexで使っていたVRsatileを、VarjoAeroで固定できるようにするアタッチメントのです。

Index仕様のままでそのまま付けるとスカスカでした。
そのため、このアタッチメントを買いました。
届くまで適当に設置して右目側のアイトラが不正確になっていたのが、これを使って固定してから両目とも正確になったのでアイトラの場合なおさら重要かもしれません。



-HeadPadCover / Counter Balance Comfort Kit(優先度:低~中)

数少ないサードパーティ製品
VarjoAeroのおでこ上と後頭部のパッドは薄い革で中間部分は革のみのスカスカになっています
なるべく摩耗させたくないし、いつか破けそうで不安なのでサードパーティ製の上から被せるパッドを買いました。

カウンターウェイトキット内にある頭の上を更に支えるためのストラップもよさそうなのでソレ目的でそちらも買いました。

カウンターウェイトキットのページにパッドもプラスして買うセットがあり、単体同士で買うよりちょっとお得です。

せっかくなのでセットで入ってたので、試しにカウンターウェイトもつけました。
追加200g 
PimaxCrystalに値段だけではなく重量(717+200g)も近づいてきました。
あれ…?

頭の上の支えは増えたのでフェイスパッド側が楽になりました。増えた重さもあまり気にならなかったのでとりあえずヨシッ!!

パッド単体セットは下のこちら



-(個人的)VIVE Facial Tracker

VarjoAeroはアイトラができます。
せっかくなのでフェイストラッキングもしたい!ということで買いました。
これまた2023年に販売中止されているので、高めの転売が多いので注意です。
メルカリで中古で買いました。
みんな面倒だとかお避け飲めないとか飽きて、大体1万~1万後半ぐらいで出品されていることが多いです。

今は結構フェイストラッキングを設定済みのパッケージを売ってくれるBOOTHがわりとあるので実は利用がしやすいです。

装着すると水分補給がしづらくなります。ストローが欲しくなります。
VR飲酒勢は困るかもしれません。
飲酒するときは外しています。



-(個人的)USB-Cケーブル メス-オス(3m)

VIVE Facial Tracker用のケーブル
VarjoAeroにはUSB-CどころかUSB-Aすらありません。
なので軽量そうなのを用意しました。
3mはちょっと短かったので後悔していますが、5mとかになると光ケーブルとかになって1万円代になるので我慢します…
そもそも5m代だとメス-オスケーブルが見当たりません…

初代Quest時に使っていたQuest公式のUSB-C5mケーブル(オス-オス)を利用できないかな…

-(個人的)VarjoAero用のVIVE Facial Trackerマウント(Not購入)

これは自前の3Dプリンターで用意しました。
ありがたいことにデータが公開されていました。
ほんとありがとう…ありがとう…

ネジはM4の長さ20mmがちょうどよかったです
強度は重要じゃないので中華製のよくわからないやつでも大丈夫だと思います。

自分はたまに3Dプリンターで使うので、以前買ってたものを使いました。
M3とM4ネジの複数の長さと量があるものなので便利です。

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