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えっ!そこから?

今日は年1回のエコー検査の日
肝臓と腎臓の血管腫の成長具合をエコーで見てもらうのだ。
昨年の受診時、「次回は血液検査もしましょう」と言われていたので
今日はまず採血から始まった。

二階の採血室で順番を待ち、名前を呼ばれて中に入った。
案内してくれたのは男性の方だったが、醸し出す雰囲気が看護師のそれとは違っていたので、名札をちらりと見たら臨床検査技師さんだった。

私は、採血の時はいつでも左腕を出すことにしている。
正中静脈がバッチリ見えるからだ。
採血する方もされる方も一度で終わった方が幸せだ。

私は、採血されるとき目をそらしたことがない。
この人はどんな針の刺し方をするのかと見ている。
その後の一連の流れがスムーズに出来ているかも見る。
たかが採血だが、見ていると相手のことが結構わかるような気がするのだ。
慎重派もいれば、かなりのテクニシャンもいる。
一点集中の人もいれば、患者を気遣う人もいる。
採血する側の人は見られてると緊張するかもしれない、とは思うのだが。

今日もいつも通り左腕を出し、採血場面をじっと眺めていた。
アルコール消毒後「ちょっとチクッとしますよ」の声と同時に針が刺された



「えっ!?  そこ!?」(心の声)


こんなに太い正中静脈があるにもかかわらず
その方は正中静脈から分岐した、青くは見えてるけど、やや細めの、
しかも内側の静脈に針を入れたのだ。


「内側はやめてくれないかな。はっきり言って痛いんだよね。
くっきり青く見えてるけど、細いんだよその静脈は。
針を刺す前に何故指の感触で血管の太さを確かめないのかなぁ!
私の時代は常識だったよ!
今の時代はAI使って血管の太さとかどこかで測ってるのか?
私が古いだけなのか?
下手すれば内出血で紫になるよ。」 (心の声)


とりあえずは一度の採血で終了した。それは良かったと思う。


しか~し、夕方まで痛みは続き、孫に腕を組まれてもいたい。
採血だけで痛みが続くことはないはず。

ほらね~!
紫色になってるじゃないか!
(気分悪くなる方が続出かと思い写真は断念)


だから内側は嫌だって言ってるのに。


人間の手を使って行う仕事は
もっと丁寧にしたほうがいい


そう感じた一日でした。





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