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小さな被写体を撮るときのカメラ設定の話。

小さな被写体には、ピントを合わせるのが難しい。違うところにピントが合ってしまうことが多々起こります。小さな被写体を撮るときのカメラ設定について書きました。

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発芽は楽しい。撮影は難しい。

芽が出てきました。
ラディッシュの発芽です。

種を播いたのは3月3日頃だったかと思います。

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かなり日数がかかりましたね。
17日ほど。

ハツカダイコンという別名がある。
二十日で育つから二十日大根。

あと3日で収穫...
できそうにありません。

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発芽の写真。
前回も書きましたが、小さいので見えるように撮るのが難しい。
元の写真では小さくて見えにくいのでトリミングしました。

レンズ選びは慎重に
レンズの最短撮影距離と撮影最大倍率が影響します。
カメラを始めようと思うとき。カメラの種類に目が行きがちですが、どんな写真になるかはカメラよりレンズの影響が大きいということを知っておいてほしい。
カメラはいろいろ調べるけれど、レンズはセット販売されてるモノを安易に選んでしまう人が多いようです。

元の写真はこちらです。↓

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見えにくいですよね。
この写真の芽の辺りを切り抜きました。

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写真の画素数が大きいのでトリミングして使うことができます。

小さい被写体のピント合わせ

こういう写真を撮るときに気をつけたいことがあります。
ピントです。
小さいモノにピントを合わせるのは難しい。

芽ではなく土にピントが合ってしまうことがあります。

トリミングして大きな写真にできたとしても、芽にピントが合ってなかったら困ります。

カメラの設定

そこで、カメラの設定を確認してみましょう。

AFモード
フォーカス点数
MFアシスト(フォーカスピーキング)
です。

AFモードは、シングルポイント

シングルポイントにすることで、写したい一点にピントを合わせやすくなります。

01-AFモード

02-シングルポイント

フォーカス点数は、425点

ピントを合わせる時のエリアの大きさを設定します。X-E4の場合117点と425点の2種類から選びます。

通常は117点、小さい被写体を撮るときは425点に切り替えます。

わたしは草花写真を撮ることが多いので、常時425点に設定しています。

03-フォーカス点数

04-425点

MFアシストは、フォーカスピーキング|レッド強

オートフォーカスでピントを合わせることができれば良いのですが、なかなか良いところに自動フォーカスが決まらない場合があります。

そんな場合にはオートフォーカスではなくマニュアルフォーカスに切り替えます。

フォーカスモードの切り替えはタッチファンクションに設定しています。

マニュアルフォーカスというのは、レンズのピントリングを回して自分でピントを合わせるフォーカスモードです。

ファインダーか液晶モニターを見ながらピントが合ってる箇所を確認します。

どこにピントが合っているのかを確認するためのツールがMFアシストです。

05-MFアシスト

06-フォーカスピーキング

フォーカスピーキング|レッド強に設定すると、ピントが合っている箇所が赤く強調表示されます。

07-レッド強

フォーカスピーキングは、レッド強 以外にも選択肢があります。いろいろ使ってみてお好みで変えても良い。

わたしは通常「レッド強」と「レッド弱」を使っています。

例えば、ピントを合わせたい箇所が赤い花びらだった場合、レッドでは見えにくいので他の色に設定する場面もあります。

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小さな被写体を撮るとき、ピントを合わせるのが難しい。違うところにピントが合って困っている。というかたのために小さな被写体を撮るときのカメラ設定について書きました。

富士フイルムX-E4での方法です。
他のカメラでは異なる場合があります。

今日も元気に楽しく

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一緒に二十日大根を育ててみませんか?
ミックスなら一袋でいろんな種類の二十日大根の種が入ってます。

今回使用したレンズ

XF35mmF1.4 R 1本でいろいろ使えるなぁ。

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