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200円のたこ焼きの温み_博論日記(2023/11/26)

2023年12月4日の予備審査出願まで、あと8日。

晴れ。キンと冷え込んだ秋の日曜日。今日は大学に行かず、先週のnoteに書いた六角堂のイチョウを見ながら作業をしている。緑だったイチョウの葉がいよいよ黄色がかってきた。
六角堂のすぐそばにはスターバックスコーヒー京都烏丸六角店があり、その大テーブルで作業をするとイチョウの木が見えて、とても好もしい。3階まで吹き抜けのガラス窓になっているので、すっくりと立つイチョウがよく見える。
先週ほど風は出ていないが、上空の雲の動きはとても速い。店内の穏やかな喧騒のなか、しばしぼんやりする。

スターバックス店内から見える六角堂のイチョウの木
先週に比べて葉の色づいたイチョウ

先週のnoteには「お尻に火がついている」「(生活の骨組みを)守れるうちは、走ろうと思う」と書いた。一本目の論文の再提出〆切が30日で、睡眠時間を削りながら大急ぎで修正作業をしているという話だった。
今週はどうなったかと言うと、やはりペースは減速してしまったものの、なんとか寝込まずに作業を続けている。と言っても、日中眠ってしまった日もあった。ただ、朝起きてコーヒーを淹れたりお味噌汁を作ったりといった生活の骨組みはかっちりキープできた。鬼門のお風呂に入ることもクリアできたので、よしとしよう。

今週も作業ばかりで、お散歩報告ができないのが残念だ。今ちょうど紅葉が盛りで、昨日土曜日、通学のために四条高倉のバス停でバスを待っていると、来るバス来るバス、大変な乗車率だった。阪急電車の駅構内の「阪急沿線もみじだより」を見ると、京都中心部の名所を例にとると、常寂光寺・宝厳院・嵐山/渡月橋・高尾/神護寺・高台寺・清水寺・永観堂・三千院、軒並み見頃を迎えているようだ。

紅葉の状態を四段階(色づき始め→見ごろ→見ごろ過ぎ→落葉)で表している

今日は良いお天気だし、きっとそれらの場所はたいそう混雑しているのだろう。私は六角堂のイチョウを静かに楽しむことにする。

というわけで、お散歩報告の代わりに、今日は鬱明けしてからの2週間(先週・今週)で見つけた発見をひとつと今後の予定に関しての、ふたつのトピックについて書こうと思う。

  1. 朝型の夜の住人
    この2週間、毎日ではないが、朝1時に起き出して作業をするようになった。ホットミルクをお供に、淡々とした気持ちで作業できている(牛乳の消費量が増えたので、お値段を考えて乳飲料にグレードを落とした)。
    もともと、週4日の朝バイトにフィットさせて、夜21時半~22時半には眠りについて、朝4時半〜5時に起きる生活をしていた。朝1時に起きる場合も眠る時刻はそのままにしているので、バイトが終わった日中に3時間超眠って睡眠不足を補うようになった。

    最初は作業時間が足りないという理由から1時に起きていたのだが、今はそれだけではなく別の理由で1時起きを続けている。
    その理由は何か。この上なく早く起きているという意識からか、焦りの気持ちが出ない。そして、バイトに行く前もしくは大学に行く前に3時間ほど作業をすると、もう最低ラインはクリアしたということなのだろう、精神的にとても安心するのだ。

    これまでを振り返ると、私はもやもやと不安感に襲われると、作業をすることや一歩を踏み出すこと、手を動かすことが怖くなってしまって、フリーズ、そして眠りに逃げ込むことを何度も繰り返してきた。
    朝1時から作業をしているとなんだかとても安心する、というのは大きな発見だった。睡眠時間の少なさからどこまで持続可能かわからないが、様子を見ながら続けてみたいと思っている。

  2. 今後の予定
    一本目の論文の再提出〆切は11月30日なのだが、ミーティングで方針が二転三転して、6合目くらいまで修正できていた所が金曜日に3合目まで戻ってしまった。というわけで、〆切の延長申請をした。12月14日までになんとかしなければ。
    そしてそれはつまり、博論予備審査の要件を満たせないということ(論文がアクセプトされている必要があった)であり、通常スケジュールでの博士課程修了ができないことになった。来年度4月から就職することを決めているので(就活はまだなのだが)、審査だけを4月以降に残してひとまず単位認定退学をすることになりそうだ。
    私はいつも遅れてしまう。でも、試合終了ではないので、博論を書ききろう。

今日のトップ画は今週一番ほっこりしたエピソードから。
土曜日のこと。大学から帰ろうとしたら、学祭最終日の夕方ということで、バス停に長蛇の列ができており、バスに乗れそうもなかった。
とりあえず河原町通に一旦出ようとずんずん歩いていたら、夕闇の中、提灯のやわらかい明かりが揺れていて、思わず吸い寄せられてしまった。
たこ焼き10個200円。小ぶりだけど、これで200円?というボリュームがある(学祭の模擬店の価格帯を見たばかりだったから余計か)。
あたたかい袋を抱えて暗い鴨川沿いを南下した。お行儀が悪いけど、歩きながらつまみ食いしたら、熱々でこの上なくおいしくて、とっても和んだ。
こういう幸せがあると、人生捨てたもんじゃないなあ、なんて愉快に思う。

<To Do>
・システマティック・レビュー:二次チェック中
・博論本文:
       1月23日学位論文審査請求(学位論文提出)※製本版提出は2月27日
 (予備審査をクリアできないので意味をなさないが、ペースマーカーとして)
・投稿論文1:修正(12月14日〆切)
・投稿論文2:査読待ち

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