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ぶい基地2〜紡音れいと喋ってきた

※※※今回はたぶん特定の推しへ偏ったレポートになってます。また、実際に発言したかどうか曖昧な表現も混じっている可能性があることをあらかじめご了承ください。※※※

いや、ほんとに推しとこんなに喋ってて良いんですか…??

新宿のある会議室で行われた推しのかわいいが限界まで摂取できる会…それがぶい基地2である。
このイベントは「Vtuberさん好きのための、
オフラインミーティングイベント!!」という触れ込みで催されたイベントである。2と付いている通り2回目の開催のようだ。(第1回目は2020年1月に開催済)
ぶっちゃけ元々参加する予定ではなかったのだが、先月開催されたVirtuaREAL01で推しを1人増やしてしまったのと、同じく最近同じ推しにハマった友人が参加するとの話を聞いたので、ノリで優先チケットを買っちゃったぜ☆

会場内はモニターと椅子が設置された簡素なステージと、その手前に物販のテーブルの配置。自販機もあり、紙幣や硬貨が使えない(電子マネー)代わりに水が50円など破格の品揃えだった。

さて、このイベントの内容であるが、基本的に登場するVtuber1人または2人1組のユニットでトークショーか歌唱のどちらかを20分前後ずつローテーションでおこなうステージパートと、タイムスケジュールでステージの無いVtuberがモニター越しか、またはVIVEとVRCを使ったVR環境での1対1トークを行うアクティビティパートが並行して行われる構成となっている。

チケット購入者に配布されるパンフレットには、出演者のサインや自己紹介、メッセージなどが掲載されている。正直豪華。

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ライブステージの方は基本的にトークショーの割合が高かった印象である。場所がオフィスビルの会議室のような所だったのであまり騒げないという理由もあったのかもしれない。

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主催の月宮雫の前説のあとから始まったステージパートの開幕は紡音れいとヒヅキミウのトークショー。観客参加型のステージとなっていて、観客はテーマに沿って演技をする2人の写真を撮影して写真ツイートを投稿し、演者の2人がその中からMVPを決める(景品あり)というもので、非常に楽しく参加できた。

その後休憩・物販を挟みステージ2部は塩天使リエルのライブステージ。彼女は少し前からTwitterをフォローしていたのだが、やはり歌声がカッコいい。おじゃま虫の替え歌で「おかね欲しい」を歌った際には会場は笑いと熱烈なコールに包まれていた。ペンライトじゃなくて財布を振った方がいいのでは?というコメントは天才だと思う。

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ステージ3部は響ゆいによるライブステージ。彼女も名前は以前から知っていたが、普段の甘い声と歌ったときのギャップがたまらない。開幕ドラえもんのオープニングから入り、観客席から事前に公開したリストの中からリクエストを募集した結果、創聖のアクエリオンとETERNAL BLAZEをカッコよく歌い上げた。
彼女も紡音れいのファンであり、自身のアクティビティパートが紡音れいのアクティビティパートと被っていて行けない事を嘆く姿が印象的だった。

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ステージ4部はLimeと紡音れいによるトークショー。
Vtuberといえば格付けチェックだよね!」という天の声月宮雫の謎の理論により突如開催されたVtuber格付けチェックバトル。紡音れいはシーチキンの格付けで深読みのしすぎによりポイントを落とすも、続く生キャラメルの格付けで商品名まで当てるという神の舌を披露し同点に持ち込んでいた。森永さん案件待ってます。
Vtuberといえばリアル側をあまり見せない企画も多い中、こういったリアルに寄った企画も非常に楽しめた。これはこれでテロップ等も作って動画で出しても面白そうである。2人の相性もバッチリだった。

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第5部はイリスミアとLimeによるコント。初絡みらしいが全然そんなことはない、凄まじい勢いで笑いを誘うコントを見せてもらった。内容はBL?なのに絵面は百合で実質てぇてぇとかいう力強い内容と、どのコントも最後は歌で落とすところにこだわり(?)を感じた。

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ステージのラストはヒヅキミウと月宮雫によるお題当てゲーム。この時点で当初22時20分完全撤退のスケジュールが23時00分最終部開始とめちゃくちゃ押していたがステージもアクティビティもきっちりやってくれるスタッフさん演者さん本当にお疲れ様です……。
内容は大音量のヘッドフォンを付けている相手の口の動きから何を言っているのか当てるゲーム…!……だったが、途中からジェスチャーゲームになっていた。胸囲の格差社会と言ってはいけない。

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さて、本題のアクティビティに話を変えよう。アクティビティチケットは1枚2,000円で、2分間喋ることができる。破格かな???
また、優先チケットと一般のアクティビティ付きチケットはそれぞれ4,000円、2,000円ずつ上乗せすることでアクティビティ1回分のチケットが込みとなっている。
1人6枚程度の制限があった様だが、すっかりそんなことは知らなかったので元からついているチケットに加えて1枚を購入した。今思えばもっと買っても良かったかもしれない。缶バッジガチャで溶かすより建設的だった…(小声)
さて、このアクティビティパート。上の文でも書いたとおりVtuber側でモニター越しのミーグリ&チェキか、VRChatを介した1対1のお喋り(以下VR)かに分かれており、自分が選んだ紡音れいのアクティビティはVRとなっていたため、誠に残念ではあるが写真は無い。脳内のメモリーに焼き付けさせてもらったので問題はないだろう。運営さん次回はぜひアバターを持ち込ませて………。

まず入室するとヘッドセットを装着するのだが、すでにこの時点で視界の端に推しの脛から下が見えて、目の前に推しが立っているのが分かる。オタクはこの時点で頭が真っ白になってしまうだろう。しかも「準備できた?」と語りかけてくる。ずるい。

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準備が出来るとタイマースタート。私の持ち時間は4分間だ。正直最初4分も喋れるか不安だったがそんな事はなかった。かと言って一瞬で終わって何も喋れなかったかと言うとそういうわけでもなく、多分推しの話の振り方が上手いのだ。向こうから話題を振ってくれるので話が途切れることはない。こう言ったら誰かに怒られるかもしれないが、終始のんびりと、まるでカップルの2人が自室でまったり過ごしているかのような時間が流れていたように思えた。大体のVtuberのイベントは「対面して一気に頭が真っ白になって、気付いたら1分間が終わっている」ということが多かったので2分以上の持ち時間でまったり話せるのはむしろ有り難かった。

話した内容はTwitterにも投稿したが、あざとい。紡音れい恐るべし。

名乗るとまず飯テロのことで弄られる。Twitterで最近別のフォロワーと2人で飯テロを仕掛けていたので、「天一を奢ってよ〜」と言われた。推しにそんな事言われたらYESとしか言えないのがオタクの悲しい性である。また、彼女の好物が魚卵(数の子)だということがこのあとの会話で判明した。寿司でも高級数の子でも奢らせてくれ……。
そしてVRChat民には馴染みの深い、顔を限界まで近付けるガチ恋距離。私はたまたま(最近は忙しくて入れてないが)VRChatを頻繁にやるVのオタクでガチ恋距離には慣れていたので助かったが、恐らく慣れてないオタクはここで息絶えていただろう。自分の鼻先に本当にくっつくくらいの距離に推しの顔が寄って来るのだ。想像してみてほしい。自分の次の回の人が近寄ってくる紡音から叫んで逃げ回っていたとかいないとか…。本当に写真が持ち帰れないのが残念でたまらない。おへそや尻尾も見せてくれて、尻尾はボーンがしっかり入って動きに合わせて小さくゆらゆらとしていたのが本当にかわいかった。へそフェスの話をしたら「あれは行かなくて正解だよ」と言われたが、次回があればぜひ行きたい。
新しいリスナーさんも来てくれて本当に嬉しい。これからも推してね」と語りかけてくる紡音れい。「もちろん」と返すと「今の録音したからね〜嘘だけど〜」と軽く冗談を投げかけられる。本当に恐ろしい。
ここでタイムアップ。まだ何か話したげな紡音を残し「ああ、もっとチケットを持っておけばよかったな」と若干の申し訳なさを抱きながらHMDを外す。最後に「寿司を奢ってくれ」と言われたような気がする。もちろんさ。

隣で機材を回収してくれたスタッフさんにも「ありがとう」という言葉しか浮かばなかった。今これを書くタイミングになって冷静に考えると、ずっと横で聞かれてたのだろうか……。

正直推しと1対1で4分も喋ったことは無かった(長くて2分くらい?)しかもまだ推し始めてから日も浅いという状況だったので、絶対無理だと思っていたが全然そんなことはなく、むしろこんなに喋ってていいの?とすら思ってしまうイベントだった。

スタッフさんの人手が少なくてスケジュールも2時間近く押してしまっていた点と、VRでのアクティビティはスクリーンショット等が残らない点、VIVEを用いたVRChat環境での操作がやや複雑な点が改善点かと感じた。他の企業で行われていた類似のイベントではCluster.と参加者各自のアカウントを用いるものがあり、こちらでは参加者のアカウントにあらかじめアバターが読み込まれており、操作も比較的単純なため分かりやすい。また、写真をその場で現像して渡す方式を取っているため物が残る。ただし今回の場合はモニター越しの会話の人たちと比べると“特別な体験”をしているため、むしろ自分たちと記憶の中に残しておいた方が、よりこの日の時間の貴重さが増すのかもしれない。
総じて、私のように「特定の箱を中心に少しの他企業V、個人V」を推すVのオタクにとってはこういったイベントは大変貴重に感じた。たまに見ている、最近知ったばかり、名前は知っている、見た事はあるけれど中々じっくり見られていない、全く知らなかったVtuberたち…じっくりと目を向けると、帰る頃には追わなければいけないVtuberが増えているかもしれない。

紡音れいは顔もいいし性格もいい。DJを目指しているので、いつか彼女が作り出した音楽が響き渡る現場に行ってみたい。そう強く感じた。


Vtuber(2部の参加者のみ敬称略)

月宮雫
Twitter  @TsukimiyaShizuk
YouTube  SZKCh.しずくちゃんねる

イリスミア
Twitter  @IrisuMia
YouTube  ミアチャンネル

塩天使リエル
Twitter  @VAngelf_Riel
YouTube  塩天使ちゃんねる

紡音れい
Twitter  @tmgnrei
YouTube  Rei Channel/紡音れい

ヒヅキミウ
Twitter  @HizukiMiu
YouTube  ヒヅキミウ/MIU CHANNEL

響ゆい
Twitter  @yui_hibiki_ch
YouTube  響ゆい/Yui Channel

Lime
Twitter  @l_irne
YouTube  Lime Channel


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