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④公共系 論点設計

こんにちは。Kiemaです。
今回は公共系の論点設計(網羅構造)について書いていきたいと思います。

公共系網羅構造は他の問題パターンに比べフレーム通りに考えていくことは難しいことが多く、汎用的な思考法を身につけることが重要です。また、そうした中でも頻繁に用いられるフレームワークも存在します。

今回は汎用的な思考法を伝授すると共に、例題を用いながら実践的な形で頻出フレームワークも紹介していきます。

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再掲 『McKinsey問題パターン』
①海外進出/新規事業系
②売上/利益減少系
③買収系
④公共系
(⑤DX系)

①〜③の記事は公開済みです。

①「海外進出/新規事業系」では
「スタバがインドに進出する際に検討すべき事とは?」といった、網羅構造の中でも最もオーソドックスな?問題形式について解説しております。海外進出/新規事業系の論点構成は他の様々な問題パターンにおいても応用できることが多く対策必須と言えます。無料部分をかなり多めに取っているので、ぜひ一度覗いてみてください。

②「売上/利益減少系」では
-McKの問題パターン
- McKケース面接の通過ポイント
を無料で書いていますので、ぜひご覧ください。

③「買収系(M&A)」は23卒ではMcKでほとんど出題されていませんでしたが、24卒では一次面接から出題され、思考時間も1分だったというお話を聞きました。
ファンドによる買収事業会社による買収、どちらも1分以内に構造化/幅出しできるようにしておきましょう。

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今回は④「公共系」ということで、以下のように進めていきます。
公共系は差がつきやすい問題である上、McKinseyにおいては最終面接で頻繁に出題されます。ここでも気を抜かずに対策していきましょう。

目次
Ⅰ. 公共系の頻出フレーム及び汎用的な思考法
Ⅱ. 例題(1)  McK公式例題「学校システムの状態調査」
Ⅲ. 例題(2) McK過去問「インフラ整備としてのWiFi設置」
Ⅳ. 例題(3) McK過去問「アフリカでの感染症撲滅」
Ⅴ. 例題(4) McK過去問「世界の女性GDP割合が低い要因」
Ⅵ. 例題(5) 戦コン頻出問題「少子化の原因分析」
Ⅶ. おわりに

Ⅰ. 公共系の頻出フレーム及び汎用的な思考法

フレームを作っておくことが比較的難しい公共系ですが、大論点においても中小論点においても、思考のベースとして持っておくと良い型はいくつかあります。制限時間内に一定の構造化/MECEな幅出しをするためには、フレームの引き出しは持っておいて損はしません。まずは特に頻繁に用いるフレームを紹介します。

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