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【冒険】出羽三山②

2013.8.24~25

車で月山8号目に到着。時は朝8時過ぎ。

弥陀ヶ原
曇りというか雨が降りそう。

出羽三山は、崇峻天皇の息子さん、蜂子皇子が開山。それぞれに神様がいてこの月山は、命の再生、甦りを司る月読命(つきよみのみこと)が祭られている。体力、時間がない人は頂上まで行かなくても遥拝所がありますよ~と。

開山したというだけで人智を越えている蜂子皇子だか、自分の父が宮廷内クーデターで命を落とし、京都から舟で脱出して山形にたどり着いたというのもかなり辛辣な出自である。

さて今にも雨が降りそう。な中出発。(ガイドさんがいるので天候不良や中止の判断はベテランの経験に頼る)

が、

やっぱり視界がぼんやり(´・д・`)

頂上付近

はっ!少し晴れた~.゚+.(・∀・)゚+.゚
というのも一瞬で

あっという間に真っ白(´;ω;`)

頂上につき、参拝する。人形の紙を体につけて穢れを払う。
休憩後出発。


そしてそして山を侮るなかれだ。ここから半端ない強風に見舞われるのだ。
カッパはバタバタとものすごい音をたてる。背中を押されたり、前を遮られたり、とにかく容赦ない。8月にも関わらずめちゃ寒いので防寒着を中に着る。着るにも風が凄くて帽子やら上着やら脱いだものを押さえていないと一瞬でなくなる。
鼻水が出る。鼻をかませてくれ。ティシュがリュックだ。手鼻しかない。。。。

そうこうしているうちに標高が下がると共に天候も落ちついてきた。

山の天気や標高は恐ろしい。風がパタリとやんだ。

花を愛でる余裕も復活。
安心したと同時に、ふとあることを思い出す。

頂上で穢れを払うために体につけた人形の紙。最後に息を吹きかけるって書いてあった。息を吹きかけず納めてしまった。。。。それって一番重要じゃないだろうか。。。。チーン。私の穢れは恐らく未昇華。。。痛恨のミス。まあ良い。それがメインではない。

進んでいくと
ちょっと人がたまって順番待ちをしているところがある。

よくみると 

( ; ゜Д゜)

かなりの断崖絶壁に長い梯子。聞いてない、聞いていないぞ。全然知らなかった。

私は高いところと特に梯子が駄目なのだ。
だって穴があいているんだ。こわい。
穴のあいた階段や小中学校のろくぼくだってこわいんだ。
メンバーをみるとみんななんてことはない顔をしている。流石。
長時間歩いてきた今、戻るという選択肢は、ない。行くしかない。体中のいろんな毛穴から汗がにじみ出る。

案の定、私と先に降りて行ったメンバーとの間は凄く開いて下で待っていてくれた。

メ「りんご氏、異様に慎重だったね~笑」

私「ははは、怖くてね(^_^;)」

他のメンバーももう下山のうきうきで元気である。
私は安堵と疲労で膝がかくかく。

そして、少し進むとガイドさんから
「お疲れ様です、ここが最後湯殿山のご神体があるところです。ちょっとバスの時間まで時間がないので、急いで見てきてもらって良いですか。私は今日最終のバスを逃すと不味いので先にバス停に行ってますね」

うっひゃ~!

土足禁止のためむれてカチカチにかたまった登山靴から足を引き抜き、カクカク膝のまま

ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ

滑ったらいかん。気をつけねば。

ぐるりとまわって、バスにも間に合った。時は16時半すぎ。

バスに乗り込み、ほっと一息。

( -_・)??ん?

(;゜∇゜)ご神体ってどこにあった??

焦り過ぎてわからなかった。。。。

今さら周りにも聞きづらい。。。。

う、う、う~

となったのですが、この疑問はあとからすっーと解決されました。ここには書けないので興味がある人は是非。(*´∀`)月山方面から登山しなくても、車で行けて参拝できます。

このご神体は
「語るなかれ、聞くなかれ」撮影禁止の神秘のベールに包まれてきた日本でも特異なご神体です。

帰宅後のお夕飯の精進料理。(ご飯等もつきます、お酒も○)

ふぁ~。い、い、生きて快適なお部屋でご飯を食べられる幸せ。

【冒険】出羽三山①|青りんご|note(ノート)

【冒険】出羽三山③ 番外編|青りんご|note(ノート)