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鼻の手術とアレルギー性鼻炎

人生でやって良かったことの1つに鼻の手術がある。

手術室
手術台に寝る、手術着上部が開かれ胸が露になる。恥ずかしいなと思う間もないくらいポンポンポンと手際よく心電図をつけられる。口に全身麻酔のためのマスクを当てられる。

看護師「はい、5、4、3、2、1と5秒数えてください」
私「5、4、3」

までは覚えていた。

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「い、い、いってぇ~~~~~(+_+)」
気づいたら手術室から自分の部屋に戻る寝台の上だった。鼻が激痛だった。

「終わった?」

麻酔を飛ばすため酸素マスクをしている私が目で母に聞くと

「はやかったよ~20分位で出てきたよ」

手術自体はあっという間だった(らしい)

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物心つく前から私の鼻は詰まっていてずっと口呼吸だった。声も始終鼻声。
原因は
①アレルギー性鼻炎
②鼻中隔湾曲症(鼻の中の骨が出っぱっていて鼻の穴を小さくしていた)

扁桃腺肥大もあり風邪をよくひき、熱を出すのもプラスされ、始終鼻が詰まっていた。

鼻で呼吸しないと集中力や勉強に差しつかえると注意されたけど、せいぜい数十秒が限界(´Д` )私にとっては、口を閉じ続けるということが、難しい勉強よりも難儀だった

鼻づまりから、耳に水がたまってしまい鼓膜に針で穴をあけて吸いとったり、

水がたまらないようにこんな感じで鼻と耳に空気を送る治療などをしていた。
詰まった鼻と耳に空気がうまく通った瞬間は、痛みと共にゴシューと瞬間湯沸し器みたいな音が両鼻と両耳に響きわたる。多分耳抜きの強制版だと思われる。
結構スパイシーな思い出である。

手術ができる大人になってから手術をした。鼻の穴からレーザーメスを入れ、邪魔している骨を削る。同時に肥厚性鼻炎(アレルギー性鼻炎で鼻の粘膜が厚くなっている)でもあるため、その厚くなった粘膜を削除する

手術自体は冒頭書いたようにあっという間。

ただ、術後がちょいと大変だった。
鼻の中は縫うことができないので鼻タンポンという分厚いガーゼをつめる。
一日一回この取り換えに、痛みで

うっ(+_+)
うっ~(+_+)
うっほ~(ノ´Д`)ノ

となる。止血剤の点滴が合わず気持ち悪くなったり予定より少し日数が延びて手術から10日後に退院した。

が、

術後ガーゼが完全にとれて、顔の腫れもひき、初めて鼻から空気をすった時を忘れられない。

.゚+.(・∀・)゚+.゚ラク~

よりも

゚+。:.゚(*゚Д゚*)゚.:。+゚

鼻で息をするとはこういうことか~

鼻をかんで鼻水がでるってこんなにスッキリするんだ~

とびっくりした。

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術前、執刀医から
鼻を削ることで鼻の通りは格段に良くなると思います。
厚くなった粘膜除去もするけど、粘膜はまた生えてきます。
あとアレルギーは私はなおせないのでね。
と説明があった。

あれからかなりの歳月が経った。
ハウスダストとダニのアレルギーがあるので時期を問わずアレルギーが起きたり、季節の変わり目は寒暖差で旦那にドン引きされる位今でもティッシュを使う。

ただ、格段に鼻の通りはよくなり今も口をちゃんと結んでこの記事がかけている。
当時いくつか通った耳鼻科があったが、手術を推奨し一緒に検討してくれた先生は一軒だけだった。
鼻水の吸いとりに週に二回位の頻度で通院していたそこの先生は
「この手術をすると青さんのような人は、すっかり楽になって耳鼻科用なしになって、もう来なくなっちゃうんだけどね~治ったほうが良いからね~」

と大学病院への紹介状を書いてくれた。

私の人生を格段に楽にしてくれたあの先生に本当に感謝している。

こちら入院生活の番外編↓

ニンニク注射と小枝ちゃん|青りんご|note(ノート)