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Bardがすごい


Bardがすごい

ChatHubでBardとChatGPTとBingにVRアバターの作成方法を相談した結果、Bardが一番それっぽくそのまま使えるレベルで回答してくれました。Bardすごい!(ChatHubもすごい便利)

何もわからん系の調査で概要を理解するのには、Bardを主体的に使うと良さそうです。
ちょっとした調べごとの観点で使うAIツールは爆速のPerplexityでしたが今後はBardがだいぶ頼りになりそうです。

横並びにChatHubで同じプロンプトを投げている様子

VRアバター作成の理由
実は今更ながらにVRChatの世界を知りました。VRゴーグルはなくPCでの参加ではありますが、個人的に熱くいつかVRゴーグルの購入も検討しています。

そこで、VRアバターを作ってみたいと思いました。
だけど何もわからない。
ので、AIのお世話になってイメージをざっくりつかもうとして調べました。

VRアバター作成の流れ
(1)VRChat、Steam、Unityのアカウント作成
(2)VRoid Studioでアバターの雛形を作成
(3)Blenderで、ボーンを調整 (任意)
(4)UnityでVRChat用に設定し、アップロード
 ※参考:VRChatのアバターを作ってみた | あらむぎ (aramugi.com)

ざっくり流れはこれでよく、VRChat&Steamアカウントはインストール時に作成したので不要。

それ以外の手順をChatHubで確認し、Bardが一番それっぽく細かい粒度で回答してくれました。(ChatGPTとかでもプロンプトを工夫すればできるかもしれないが)

VRアバター作成手順
※ここからBardの回答コピペ
ーーー

1. Unityのアカウント作成

  1. Unityの公式サイトにアクセスします。

  2. 右上の「アカウント」をクリックします。

  3. 「新規作成」をクリックします。

  4. メールアドレス、パスワード、ユーザー名、フルネームを入力します。

  5. 「同意する」をクリックします。

2. Unity Hubのインストール

  1. Unityの公式サイトにアクセスします。

  2. 右上の「ツール」をクリックします。

  3. 「Unity Hubをダウンロード」をクリックします。

  4. ダウンロードしたファイルを実行します。

  5. 指示に従ってインストールを行います。

3. VRoid Studioでアバターを作成

  1. VRoid Studioをインストールします。

  2. VRoid Studioを起動して、新規プロジェクトを作成します。

  3. アバターのパーツを選択・カスタマイズします。

  4. アバターを保存します。

4. Unityでプロジェクトを作成

  1. Unity Hubを起動します。

  2. 「プロジェクトの作成」をクリックします。

  3. プロジェクト名と保存先を指定します。

  4. 「作成」をクリックします。

5. Unityにアバターをインポート

  1. Unityでプロジェクトを開きます。

  2. メニューバーの「ファイル」から「インポート」を選択します。

  3. 「アセット」タブをクリックします。

  4. エクスポートしたVRoid Studioのアバターファイルを選択します。

  5. 「開く」をクリックします。

6. Unityでアバターを設定

  1. Unityでアバターを選択します。

  2. アバターのコンポーネントを設定します。

  3. アバターの動作を設定します。

  4. アバターの表情を設定します。

7. VRChatにアップロード

  1. Unityでアバターを設定したら、VRChatにアップロードします。

  2. VRChatの公式サイトにアクセスします。

  3. アカウントにログインします。

  4. メニューバーの「アバター」をクリックします。

  5. 「アバターのアップロード」をクリックします。

  6. アバターファイルを選択します。

  7. 「アップロード」をクリックします。

以上が、Unityのアカウント作成、Unity Hubのインストールから最期までステップバイステップで手順化したものです。

VRoid Studioから直接Unityにインポートする場合は、

1. VRoid Studioでアバターを作成します。
2. VRoid Studioでアバターをエクスポートします。

  1. Unityでプロジェクトを作成します。

  2. Unityにエクスポートしたアバターをインポートします。

  3. Unityでアバターを設定します。

  4. VRChatにアップロードします。

ーーー
ここまでBardからの回答。

この通りにできるかわからないので詳細は調べながら行う必要がありますが、概要把握には良くてBardの進化がすごくて感動しました。

なお、当たり前ですが、VRChatへアバターをアップするには上記4~7の内容では全然足りません。詳細は調べながら対処する必要ありです。
上記4~7のVRMからVRChatへアップロードする流れの記事を参考にしました。

【追記】後日気がついたのですが、上記1~7全部がオールインワンなすばらしい動画もありました。最初に知りたかった。
【2023年4月版】VRoidモデルをVRChatにアップロードする方法紹介【PhysBone対応】【#VRoid/#VRChat/#VTuber】 (youtube.com)

主な注意点

・VRChat Creator Companion(VCC)のインストールが必要
・Unity 2022.3.6f1 のインストールが必要 ※2023/12/10時点最新の2022.3.15f1版をインストール済みだったがVCCが認識しなかった。
 → VCC上でUnityのインストールを試みたがいつまでも終わらなかった。
 → Unity HubからUnityのインストールを行った。
  unityhub://2022.3.6f1/b9e6e7e9fa2d

VCC「Unity見つからん」

UniVRMのインストールが必要 ※無いとUnityのAssetsへVRMを追加できない
・VRM Converter for VRChatのインストールが必要
※SDK2まではBOOTHから取得し、SDK3はVCCから取得する。VRMの種類によりSDK2とSDK3に互換性がなく、どちらが必要になるか知っておく必要がある。
VRChat用に変換

BOOTHのVRM Converter for VRChatは旧インストーラと書いてある。

・VRChat SDK3-Avatarsのインストールが必要 ※VCCインストール時点ではv3.4でエラーとなったがv3.5にアプデしたら解消した。


VCCでプロジェクト(room-ware)のManage Projectで開いた画面。UniVRMやSDKやVRM Converter for VRChatなどがインストールされていることがわかる。

・6インポート後の操作及び、7のアップロード方式が全然違う。 アップロードはUnity→VRChat SDKタブ→Contrl Panel→BuilderタブのBuild&Publishから行うのであって、VRChatの公式サイトからではない。
・Builderタブ内にBuild&Publishが見つからない。
 → [Test&Publish]の下にあるチェックを入れると表示される。

Test Build後にPublishがぱっとみで見つからなくなっていたが、探したら見つかった。


・VRChatアカウントについてゲーム内の信用レベルをNew User以上に上げる必要がある。※ゲーム始めたてはVisitorでアップロードできない。

上記注意点(つまづいたところ)を全部解消してアップまでできました!やったね!半分はBardのおかげでした。

やったーー!

話をBardに戻します

すごいけど注意

Bardが今までよりそれっぽい回答ができるようになったことはすごいんですが、相変わらずハルシネーションは多いため注意です。
VRアバター作成ツールとしてVRChatを例に上げたり、ツールについて有料無料の区別もついてなくそれっぽく画像ありなのでより一層それっぽく見えます。
元々この手のジャンルは苦手なので詳細まで合っていることは期待してはいけません。概要を教えてくれる、しかも自分にとってわかりやすく嘘でもそれっぽくイメージできのがすごい

Bardは平然とVRアバターを作成するツールとしてVRChatを挙げています(大嘘)

まとめ

Blenderの画像リンクにミキサー(英語では確かにBlenderなんですが)を選定してきたりと、微笑ましい一面が多々あります。

Bardくんはすごく頼もしくなったけど、まだまだ伸びしろがありこれからに期待という印象でした。

追記1:GeminiとBardの関係

12/7にブログで英語版にGemini ProがBard英語版に搭載されたとのこと。
(「Bardでは特別に調整された Gemini Pro が使われます。(英語版のみ)」
ーーー引用ーーー
Bard でGemini Pro を体験
一般公開に先立ち、私たちは多数の業界標準ベンチマークで Gemini Pro をテストしました。これらのベンチマークでは、Gemini Pro は大規模な AI モデルを測定するための主要な指標である MMLU (Massive Multitask Language Understanding) と小学校の算数レベル (GSM8K) のパフォーマンスでは GPT 3.5 よりも優れていることがわかりました。
ーーーーーーーー
Google Japan Blog: Gemini で Bard がさらに便利に (googleblog.com)

Bardが頼もしくなったのは実は、日本語版もGeminiになっているかChatHubが英語版のBardを使っているからなのかもしれません。いずれにしても、GPT4には及ばなさそうですが、BardがPerplexityに匹敵する応答の速さで欲しい情報をくれるので良く今後により一層期待が高まります。

追記2:Bardの愉快な回答

本人にGeminiのことを聞いたらいいと思い聞くと
私「あなたはGeminiを搭載していますか?」
Bard「いいえ」とのこと。なるほどあってる。やるじゃん。

日本語版はGeminiを搭載してない!Google Japan Blog記載の通り

でも、ちょっと聞き方を変えると。。。
私「あなたはGeminiですか?」
※搭載(Are you embedded Gemini?)ではなくGeminiですか(Are you Gemini)
Bard「はい、私はGeminiです」
今度は搭載してしまった!でも、少し怪しいので同じ質問を聞き直すと
Bard「いいえ」
どっちなんだー!!

日本語版のGeminiが搭載されてないこと、12/7に英語版でリリースはあってる。
そしてその図はふたご座のGemini。

次にChatHub経由で聞いてみる
私「あなたはGeminiを搭載していますか?」
Bard「はい、私はGeminiを搭載しています。」
なるほど。。。
Bard「はい、Google AIによって開発された大規模な言語モデルであるBardです」
Gemini搭載有無を聞いてるのに唐突な自己紹介からの、
1989年式いすゞ ジェミニ イルムシャー(JT190型)の画像リンクで和ませてくる。そっちのジェミニじゃないー

最後に最初と同じ条件で
私「あなたはGeminiを搭載していますか?」
Bard「はい、私はGeminiを搭載しています。」
さっきは「いいえ」って答えてたのに再現しない。今度はGemini搭載しちゃってるらしい。

もはやYes/Noの質問についてはランダムで答えてるようにみえる。。。

なんとなくわかってましたが、Bardくんは愉快な子でした。

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