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#50’ 9月の詩('23.9.1)

 9月になった。実は秋雨前線だったり台風だったりする割に、9月のイメージは爽やかだ。英語のSeptemberもスキップしたりステップを踏んだりしそうだし。Septemはラテン語の7(Sevenの語源)だから、Septemberは元々7月だったんだけど、10月までしかなかった古代ローマの暦が12カ月になったとき、2カ月ずつ後ろにずれたらしい。
 そのイメージのいい9月は、歌にうたわれることも多い。月別歌になった回数選手権があったら、ぶっちぎりで優勝しそうだ(あくまで個人の想像だけど)。その理由は、やはり季節の変わり目ということが大きいんだろう。暑さ寒さも彼岸まで、どんなに暑かった夏も9月には秋風が吹く。それと共に夏の恋が終わったり、人恋しくなったり…。タイトルだけを思い浮かべてみても、セプテンバーという歌はチューリップにも竹内まりやにも、勿論Earth,Wind&Fireにもあるし、「さん」を付ければRADWINPSにだってある。(どの曲が思い浮かぶかで年代が分かる仕組み?)
 歌詞を聴いていて思うのは避暑地の存在だ。イメージとしては軽井沢なんだけど、ユーミンは「9月には帰らない」と歌い、清志郎は「9月になったのにまだ帰ってこないのかい」と歌った。避暑地ではなくても、地方出身の娘は夏休みは実家に帰っていたから8月は会えなかった。オフコースが「ああ早く9月になれば」と歌っていたのはどういう状況だったんだろう?サイモン&ガーファンクルの「4月になれば彼女は」では、「September,I'll remember A love once new has now grown old」と歌われていたっけ。
 あなたのSeptember Songは何ですか?

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