星降る夜の悪魔と天使   1巻 第4章

🟦第四章
  『サタン使いとの戦い』

今日は私の力が試される、初めての戦い。いつも通り、
学校に行って、昼休みになったら音楽室に行って、夕方
パトロールするはずだったが……、車の運転士さんが急に、後ろを向いた。と思っていると、紐のようなものを取りだし、
佐綾を捕らえ、首を締めた。私が動こうとした時、
私まで捕らえられ、身動きが取れなくなった時、首を締められた。
どうして運動神経が良い私でも動けなかったのか。そんな事を考えている内に
佐綾は意識はすでになく、私も気が遠くなりかけた時、
サタン使いが凍っていった様な気がしたが私の意識はそのまま気が薄れていった。
私と佐綾を呼ぶ声が聞こえたのは、気のせいだろう。

               *

ここはどこだろう。一番はじめに見えたのは、見たことがある、
見覚えのある人の顔だった。
(花奈ちゃんだ。)
「ああ、よかった。星夜ちゃん、目覚めたわ。ちょっと待ってて。
みんな、呼んでくる。」
「え、花奈ちゃん。みんながいるの。」
「ええ、みんないるわ」
そう言って、出ていった。
しばらくして、白、黒、サナを抱いた佐綾、サクラ、チョコ、モモは、歩いてきて、
空、リク、レオンを抱いた駿君、最後に
ハナ、ナナを抱いた花奈ちゃんが来た。
「みんな!うっ。」
私は体を起こそうとした時、全身に痛みが走った。
その時、白、黒、サナを下ろした、佐綾が飛んで来た。
「大丈夫⁉︎お姉ちゃん。」
「ええ……。日万里ちゃんは?私と佐綾は車で……。」
「それはちょっと待て。先にどうして、上級サタンに襲われていたんだ?」
「それが…、思い出せないの。っていうか、私、いつ……ここに……?」
「私も…。思い出そうとするとめまいがして…。」
「そうか……。サタン使いの力が残ってるな。」
「そして、日万里ちゃんのことなんだけど……。
実は、体を乗っ取られてて、魂がこのペンダントの中にいるの。」
『え〜!?』               🟪終わり                    

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