練習スペース28 IAIGIRI
IAIGIRI「ラブコメ漫画/本屋(修正版)」
出場コメント
「インパクト重視に仕上げてきました。」
「お久しぶりです。
誤字と文章を読んでいてわかりにくかった所を訂正しました。」
B:あの私漫画を読むのが大好きで、暇さえあればずっと読んでいるんですよ。
A:ほう、漫画ですか。いい趣味をお持ちですね。
B:特に一番ハマっているジャンルですがね、ラブコメ漫画なんですよ。
A:確かラブコメって、恋愛とコメディが混ざった物語ですよね。
B:ラブコメは学園物が多いから甘酸っぱい青春時代を味わえるし、
何より可愛いヒロインと話してる気分になれるし一石二鳥な気分になれるんですよ。
A:それは確かに魅力的ですね。
B:なんと言っても主人公目線から見たヒロインが、本当に可愛くてたまらないんですよ。
A:こう聞くと、作者さんがより一層力を入れて描いてるイメージがしますね。
B:○○というタイトルの3巻の75Pの4コマ目には、ヒロインの応援してくれる姿が見れるし、
5巻の114Pの6コマ目には、ヒロインのお弁当を食べる姿が見れるし、
8巻の33Pの5コマ目には、ヒロインの勉強する姿が見れるんですよ。
A:ここまでピタリと覚えていると、もはや恐怖を感じますね。
B:さらに私はヒロインの可愛さをとことんと味わうために、主人公に感情移入して読んでいるんですよ。
A:さっきの狂気的な発言から、薄々そう感じてましたよ。
B:で、ラブコメ物の終わり方と言えば、主人公とヒロインが結婚してお互いの愛を誓い合って幕を閉じるのが定番なんですよ。
A:まあこれが、一番ベストな終わり方ですもんね。
B:さっき私は主人公と感情移入してると言いましたよね。つまりは一心同体。
と言う事は、私はそのヒロインと結婚すると言う事に繋がっているんですよ。
A:何ですか、その理屈は!もはや暴論ですよ。
B:ラブコメ漫画の最終話を読む時は、参列者用に人形を置いたり、
ウェディングケーキ用にスーパーで安く売られるケーキを買ったり、自分も正装したりして大忙し。
A:想像したら滑稽過ぎて泣けてきた。
B:そして漫画の最後のページを捲ると、友人代表のスピーチが書かれてるんですよ。
A:多分それ、最終巻の作者のあとがきじゃない?いつから作者と友人になったの?
B:ヒロインに誓いのキスをした後は、数分間瞑想した後「いやー、あの結婚式は最高だったな。」と思いにふけるんですよ。
A:漫画にキスをするの?紙にキスマーク型の油がつきそうですね。
B:で、次の日その余韻を味わいながら、また新たなヒロインを探しに行くためラブコメ漫画を買いに行くんですよ。
A:さっそく不倫してるじゃないですか。
B:やっぱり漫画を買うなら本屋ですね。そして異性と触れ合える事から、別名「婚活パーティー」とも言います。
A:勝手に本屋を男女交際の場にしないで欲しいんですけど。
B:本屋で新作漫画の1巻目が入荷された時には、「おニューの子が入ったのか」と大喜びしますね。
A:そんなキャバクラに来店中のおっさんみたいな言い方するなよ。
B:私はですね「本は生き物」を格言にしてるぐらい漫画を大切に思ってるので、漫画を人のように扱う事にしてるんですよ。
A:だから、さっきキスとか奇天烈な事言ってたんですね。
B:こんな感じで漫画に愛情を注ぎつつ本屋を活用しているんですが、
あまりにも本が多すぎて、目当ての漫画が見当たらない時があるんですよ。
A:結構そういう時ありますね。そういう時は、店員さんに漫画のタイトルを言って探してもらっていますけど。
B:私も店員さんに探してもらっていますよ。
ですがさっきも言った通り、物ではなく人のように扱っているからタイトルは一切言わないんですよ。
A:じゃ、どうやって探してもらってるんですか?
B:漫画の表紙に書かれている女の子の特徴を言えばいいんですよ。
A:それで店員さんに伝わりますかね。ちょっと、想像ができないなぁ。
B:こうやって、「すいません、店員さん。今待ち合わせをしているのですが、どこにも見当たらなくて。」と伝えるんですよ。
A:ちょっと待て。その言い方だと、店員さん「なんで本屋の中で人と待ち合わせしてるんだろう。」って、勘違いするわ!
B:「服装は体操服とブルマ姿です。」
A:いや、店員さんドン引きするって!普通に、なんて恰好で待ち合わせしてるんだと思われるわ!
B:「表情ははにかんでおり、腰を少し曲げ、右手は腰に当てて、左手は敬礼みたいな感じになっています。」
A:表情やポーズ指定までしてるとか、それはもはや銅像の扱いだよ!
B:そこまで情報を出してるのに、店員さんは頑なに言わないんですよ。
A:意味がわかってないだけだよ。
B:あまりにも話が通じないから、「クッ、『SPLASH!』って漫画のタイトルの女の子に会いたいだけなのに……」って、
悔しさからかポロッと機密情報を口にしてしまってしまいましてね。
A:ただの漫画のタイトルから機密情報って、どんだけ価値が格上げされてるの。
B:その時店員さんが呆れた表情を見せつつも、「ああ、そのタイトルならあちらのコーナーですよ。」と教えてくださって、なんとか買えたんですよ。
あの時は同じ漫画好き同士で良かったと胸を撫で下ろしましたよ。敵対組織ではなくて。
A:貴方はどこの回し者なんですか。
B:探してた漫画が見つかって気分良くなったから、ついでにずっと前から買おうか迷ってたラブコメ漫画を大人買いしようと思いまして。
A:まあ、漫画で財布が破綻しないようにしてくださいな。
B:こうやって棚の中に入ってる目当ての漫画を、1巻に左手、最新巻に右手と挟みつつ、抱き寄せる様に引っこ抜く!
A:どんだけ強引なんだよ!中央から崩れ始める持ち方やめなさい!
B:やっぱり大人買いって結構勇気要りますね。お金も凄いかかるし、持って帰る時もかさばるし重たいしで。
A:私は貴方のその強引な取り方に、勇気があるなと思いましたよ。
B:で、頑張ってヒロインを自宅へとお持ち帰りしたんですけど、
苦労したかいあって部屋の中が新たなヒロインだらけで興奮しましてね。
A:おい、言い方気をつけろ。
B:満足してさっそく漫画を読もうとしたんですが、ここで問題が発生したんですよ。
店員さんのミスなんですかね。同じ巻が複数あったりして、ちょっと損をしましてね。
A:そりゃ貴方のミスだよ、確認を怠るから!
でも貴方の場合ですと同じ巻に描かれている女の子は、ドッペルゲンガー現象として認識出来て興奮できるんじゃないですか?
B:いや。その漫画のヒロインはそういう特殊能力はないので、そんな風には考えられませんね。
A:面倒臭い性格していますね。
B:まあこんな風に、私はラブコメ漫画と本屋を楽しんでるんですけど、どうでしたでしょうか?
A:全てにおいて上級者過ぎてついて来れないので、もう少し普通に楽しむ事できませんか?
B:しょうがないですね。では初心者でも楽しめる漫画の読み方のコツを教えてあげますよ。
ヒロインに描かれている線の上に指を置き、線に沿って指を動かします。そうすると、ヒロインの頭を撫でてる気分になり幸せになれます。
A:いや、それも上級者過ぎるわ!もういい加減にして!
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・【点数と感想】
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17点
一番面白【さっそく不倫してるじゃないですか。】
文章に淀みが無く、読みやすく、面白かったです。
設定も特殊ながら、ありえる特殊の範囲で、
それをしっかり掘り下げていたので、すごく良かったです。
・参列者用に人形を置いたり、
・多分それ、最終巻の作者のあとがきじゃない?
も声に出して笑いました。
細かくて申し訳無いのですが、
【A:何ですか、その理屈は!もはや暴論ですよ。】
のツッコミが強すぎるかなと思いました。
その後の展開では割とAが話をしっかり聞いているので、
この時点で【暴論】まで言ってしまうと、
今後のツッコミも強めになっていないと、
違和感があると思います。
ただこのネタはこのツッコミの距離感がとても良いネタなので、
以後を直すよりも、この【暴論】というツッコミだけを
直したほうが(無くしたほうが)良いと思います。
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・【お便りのコーナー】
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細かいところで終始してしまい、申し訳御座いませんでした。
それだけ粗が無かったです。
というか、
それ以上に感想を書くことが遅くなってしまい、申し訳御座いません。
投稿有難うございました。
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