練習スペース26 鋳☆いんがむ

鋳☆いんがむ「モノマネ/【蔵出し】もし「世界まる見え!テレビ特捜部」(2012年のリニューアル前)のナレーションがジャパネットの高田社長だったら」

出場コメント
「ネタジャンルを「モノマネ」としていますが、
 形式としては短文ネタ(25行以内)です。」

さあ、本日のザ・ベストはアメリカの人気番組「レスキュー911」から、最新式の衝撃映像をお届けします!

まずはこちらを見てください、わかりますか? なんと、主婦がお湯を張った鍋を火に掛けたままトイレに行ってしまったんです!

でもそれだけじゃないんです! なんと5歳の息子・トムが台所にやってきてしまったんですねぇ!

さらに! 鍋の取っ手の絶妙な高さもお付けして、3点セットで危険なシチュエーションの出来上がりです!

と、次の瞬間! トムが鍋をひっくり返して、頭から! 熱湯を被ってしまいます!

それには母親もびっくり! どうですこの顔面、真っっっ青でしょう!? もう救急へ電話する指も震えまくりです!

でもご安心ください、専属のオペレーターが適切な指示でパニック状態を落ちつかせてくれるんです!

実際にその声を聞いてみましょう。(ポチッ)

オペレーター「確かに電話がかかってきたとき彼女は非常に取り乱してました。
         そこで私は、傷病者の状態を聞くよりまず彼女の心を安定させることが最優先だと思ったんです」

――どうです? 非常に落ち着き払ったクリアな声だと思いませんか?

そしてこのあと消防は、火傷を負ったトムのために全米で3台しかない次世代型救急車のうちの1台を出動させます。

そのレスポンスタイム、到着までわずか5分! たった5分で着けるんですよ!

さらにその救急車の内部、最新鋭の設備が揃っております! 血圧計や人工呼吸器はもちろんのこと、

AEDに心電図モニタ、ラリンジアルマスク、経鼻エアウェイなどなど、なんと42もの道具がこれ1台に入っています!

これによりトムは救急車内で応急手当てを受けながら病院へ搬送され、緊急手術をスムーズに開始することが可能となったんです!

そしてトムのこのボディ! 実に痛々しそうな火傷の範囲、その割合30%…40%…いいえ、50%! (デーン!)

なんと、実に体表の半分にも及んでいるんです!

しかし、病院側も非常に優秀なスタッフが揃っております! 麻酔で眠らせている間に損傷した組織と格闘すること8時間!

手術は無事成功! トムは一命を取り留めます。もちろん、ウイルス感染等の合併症対策もバッチリ!! (デーン!)

さらに! 医療チームはアフターケアも万全! 火傷した肌を皮膚移植でキレイに治してくれるんです!

それも全身一括などと無茶なことは致しません。計6回の分割施術です! もちろん、毎回の通院・入院費用はすべて母親が負担! (デーン!)

そしてあれから3か月、トムが今どうしているかは………明日の朝刊の折り込みチラシでご確認ください!


・【点数と感想】

15点

一番面白【明日の朝刊の折り込みチラシでご確認ください!】

タイトルでまず笑ってしまいました。
とても面白くて、
・非常に落ち着き払ったクリアな声だと思いませんか?
・なんと42もの道具がこれ1台に入っています!
も声に出して笑いました。
ただちょっと不謹慎なネタかなとは思いました。
でもあくまでお笑いのネタ(創作物)なので、
許容範囲ではあると思います。

文章も読みやすくて、淀みなく、
しっかりジャパネットの高田社長でした。


・【お便りのコーナー】

6月に投稿頂いたネタを9月に感想を書く、
という荒業を披露してしまい、申し訳御座いませんでした。

今はもうジャパネットの高田社長でも無いんですよね、ジャパネットは。
私はBSジャパネクストのアタック25をたまに見ています。
いや、そんなジャパネットの脳内数珠繋ぎはどうでもいいですよね。
このコーナー、いつも何書いていましたっけ?

そうだ、そうだ、満点じゃない理由ですね。
やっぱり「不謹慎な設定だなぁ」と思ってしまうところはあって。
ハッピーエンドなので、最終的には大丈夫なんですが、
映像作品にすると、かなりショッキングになりますね。
ちいかわみたいなアニメだとまあ緩和されるのかなぁ、
みたいなことを考えていました。



こちらは参加型投稿企画です。
投稿はいつでも募集中。
ルールをご覧になって、どなたでもどうぞ!


・【投稿者による補足】

(※以下の補足は載せる場合ネタよりも後ろにお願いします)
これはもともと2014年(高田明氏のジャパネット社長退任より前)に完成させたものの、既に「まる見え」の番組構成・ナレーションがネットミームでよく知られているやつから変わっていたことなどを理由にお蔵入りさせていました。「など」というのは「高田社長(当時)に失礼」「ビューティーこくぶさんの二番煎じ」「火傷の表現がグロい」といったことです。それを今回思うところがあって引っ張り出してきたのですが、その“思うところ”についてはまた後日語ることになると思います。最後に、文字化けの可能性を考慮して「高田」と表記していますが、高田氏の正式な表記は“はしご高”の「髙田明」です。

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