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  • 港区ウエスト麻布ストリート:電脳巨人

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港区ウエスト麻布ストリート:電脳巨人①

「俺たちは30年前の人類と比べて五倍くらい頭がよくなったわけじゃないよな。それなのに入ってくる情報量が10倍にも100倍にもなったら、何が起きるかあんたも想像がつくはずだ。」 世界は小さくなった。情報のスピードが早まるにつれて俺たちの体は良くも悪くもどんどんでかくなっていった。何かすりゃすぐ誰かの目に止まって反応が飛んでくるし、見たくもないニュースやコンテンツだって耳を塞ごうが目を閉じようが全身の毛穴からなだれ込んでくる。情報の受発信が多すぎてもう自分の心や体じゃコントロー

    • そろそろ書こうかな、なんて。昔の殴り書きに思った以上のスキやコメントがついているのを見て、まだ見てくれる人がいるならあの葛藤もこの葛藤も文字にしてみよう。

      • 「現在」は未来には勝てなくて、「過去」にはもっと勝てない。

        これはすごい昔の話。うん、まだ音楽があったくらいの昔な話。 人の記憶なんてのはいい加減なもので、基本的に覚えたいことしか覚えてないし、思い出したいようにしか思い出せない。だからいつも「昔はよかった」んだろうし、美化され続けていく青春は甘酸っぱい。そのせいかな、大人になるにつれていろんな物を手に入れるのに、何も持ってない時の思い出に負けるこが往々にしてある。今回もご多聞にもれずそんなお話。 初めて彼女ができたのは中学1年生だった。思春期入りたての僕らは女子のことで頭が一杯で

        • 勝たなきゃ意味なんてない

          『絶望(ぜつぼう)とは、希望のない様子を指す。 社会的地位の喪失、信頼すべき相手(家族や親友など)の喪失・裏切り又は自殺などに遭遇し、未来への希望を失ったとき、人は絶望に陥る。 戦争などの極限状態では絶望が起こりやすい。 平時でも、強姦や児童虐待、リストラやいじめなど辛い経験に遭遇し、絶望することがある。』(Wikipediaより) 絶望の定義は様々だ。家族が死んでしまったら絶望するのかもしれないし、FXとかで1秒で1000万溶かしたらそれはそれは絶望を味わえる気がする。な

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        港区ウエスト麻布ストリート:電脳巨人①

        • そろそろ書こうかな、なんて。昔の殴り書きに思った以上のスキやコメントがついているのを見て、まだ見てくれる人がいるならあの葛藤もこの葛藤も文字にしてみよう。

        • 「現在」は未来には勝てなくて、「過去」にはもっと勝てない。

        • 勝たなきゃ意味なんてない

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          その感情はあたしだけのものだ!

          「彼氏彼女と呼び合う関係に、一体何の意味があっただろう。誰と誰の心が深くつながっているかに呼び名なんて関係ない、あるのはいつも、抗いがたい引力と、視線を交わした後のさりげない微笑みだけ」(綿矢リサ) 「蹴りたい背中」「アンインストール」とか有名どころは読んでるけど、敬愛してやまない作家の一人に綿矢リサがいる。独特のみずみずしさというべきなのか、世代が近い分共感できるのかもしれない。高校生の時に模試の題材に取り上げられていて、設問そっちのけで食い入るように読んだのが馴れ初めだ

          その感情はあたしだけのものだ!

          女子の女友達はいつも可愛い?

          これから書く文章が「誰も俺を理解してくれない」というような青くて暗い韜晦ではなく、「あなただけじゃないですよ」って肩を叩いて励ますような赤くて暖かい想いであって欲しいと願ってる。 よく性格が悪いだとか、嘘つきだという言葉を、時には苦笑と、時には引き攣った笑顔とともに言われる。そのこと自体に関しては特に何も思わない。割り切れないのはその根底にある理由についてだ。 僕は基本的に嘘を吐くのが下手だし、吐かれるのももちろん嫌いだ。たぶん新宿で5時間粘って通行人に聞きまくっても同じ

          女子の女友達はいつも可愛い?

          大学生はこうして色を亡くす。

          大学二年、秋の独白。 大学に入ってからなにかを失う様な感覚を持ちながら一日一日を過ごしている。危機感というには崖っぷちな感じが足りないし、喪失感といえるほど明確な何かを失っているわけでもない。 こんな風に書くとなにか僕がとんでもない何かに追い詰められているように聞こえるけれど、 僕は世の中にいくらでもいる大学生だ。ぼっちなわけでもないし、何かに不自由してるわけじゃない。でもふつうの大学生って僕が高校生の時思っていたよりよっぽど薄かった。 バイトして遊んでサークル行って

          大学生はこうして色を亡くす。