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雑メモ:美大に行こうと思った理由 〜正直あまり参考にならない40代後半の衝動〜

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↓すでにこちらのエントリでいくらかお伝えしましたが、いま一度改めて整理しておこうと思います。


WILL
(ベースにあった意思)


1. 意外と先は長いと気付いた


40歳を過ぎた頃から「意外と先は長い」と思い始めた。早上がりの人も増えてきた。22歳〜65歳まで働くとしたら、40代前半はちょうど折り返し地点でハーフタイム。焦って藻掻いてきた甲斐もあってか、思っていたよりも前半戦で満足のいくキャリアにはなってきていた。

40代前半までの20年くらいで(仮に)一人前になれたのであれば、40代後半からあと20年あればもう1周やれるのではないか、人生は1度きりというものの、実はもう1度生きられるのではないかと思い始めた。

2. もう一度、自分を掘り起こしてみようと思った


2度目の人生のベースとして、もう1度学生をやりたいと思った。サバティカル期間として、自分の掘り起こしをしてみようと思った。

(ちなみに、リスキリングを意識していたわけではない。これまで自分の知見を言語化・体系化したり、働きながら大学院に通うなど学びは重ねてきており、常時スキリングはしていた。「リ」ではない)

これまでの自分はドラクエであれば「賢者 Lv45」までは辿り着いたかもしれない。賢者Lv45であれば、そのままLv99まで積み上げてゲームを終えるという楽しみ方もある。でもそれは随分と退屈な営みだと思った。

それであれば、賢者(←魔法使い×僧侶)のベースの上に、次は「スーパースター(←踊り子×吟遊詩人×笑わせ師)」を重ねて、「天地雷鳴士(←賢者×スーパースター)」まで辿り着けるのではないかと思った。

※ゴールドを稼ぐ時(本業がんばる時)は一時的に賢者に戻っています

引用元 https://kyokugen.info/dq7/dq7_joukyuusyoku.html


3. 思い残していたことがあった

自分が蓋をしてしまっていたことは何か考えてみた。そういえば昔、美術の道に行きたかったことを思い出した。でも、美術系の高校に通う同級生を中学の時に目の当たりにし、美術系に進む人はこのタイミングで意思決定をしなければいけないと思っていた。

企業の人事として新卒採用をする中で、美大生の面接も多くした。話を聞くと大変そうだけど楽しそうだった。本当は憧れていた。


CAN
(可能たらしめたもの)


WILLはあっても、CANでなければ踏み出せない。具体的には時間とお金の自由度。

僕の場合はありがたいことに、週1〜2日稼働で最低限の生計は成り立たせることができるようになってきた。やっていることがオンラインでの勉強会、かつ自分ひとりの会社なので、スケジュール調整の自由度が高いことも都合が良かった。

また、子供がいないので「自分を育てること」にリソースを使いやすい。いたらいたで幸せかもしれないけど、いないならいないでこういう楽しみ方もあるなぁと。同世代の人が子供に時間とお金をかけているように、僕は自分の学ぶことに時間とお金をかけられる状態だった。

あとは、美大の入試に合格すること。CANにするまでえげつない日々ではあったけど、どうにか入学が可能になった。


MUST
(今やるべき理由)


時間とお金はどうにかなったものの、挑戦をするうえでの3大リソースの1つ「体力」は今が最大値。体力はこれから先は加齢とともに落ちていくだけ。であれば、なるべく早くとりかかる必要があると考えた。

※何か大病を患っているわけではないです。


卒業後は


「合理性だけでは解決できないこと、動かせないものを動かす」「働くことのエクスペリエンスが向上するような発明」というテーマは掲げているものの、あまり考えていない。というか決めていない。むしろ、現時点で思いつかないことができているといいなと思う。

これまで会社員として生きてきた自分にしかつくれないものもあると思う。これからの自分を楽しみにしている。

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