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もう一度生きてみようと思った (LINE退職エントリ)

2023年3月末日をもって青田はLINEを卒業します。在職中は大変お世話になりました。

※「卒業」という表現を好まない人もいるかと思いますが、これはR地方由来のビジネス方言ですので、方言として許容いただけますと幸いです。

最終出社日、出社していた皆さんとパチリ



なぜ卒業するのか?


僕は今47歳ですが、仮に65歳まで働くとあと18年あります。これまでの延長線上であと18年過ごすのはあまりにも長いと感じました。

また、1社目を1年で辞めてキャリア弱者意識を持って以来 20年以上「このままじゃまずい」という危機感や「まだ足りない」という飢餓感で動いてきましたが、ここ2年ほどで初めて"一旦満たされる”という感覚が得られるようになってしまいました。これまで自分を突き動かしてきた原動力が、良くも悪くも使えなくなりました。

それであれば、これまでとは違う前提で、もう一度生きてみようと思いました。ここで始めれば、18年であと1周(2周?)いけるかもと思いました。このままレベル99を目指す楽しみ方でなく、ホームではなく新たなアウェイな場で、リスキリングではなくリボーンのスタンスでやってみようと思いました。

みんなもアクリルスタンドつくればいいと思う


なぜ今なのか?


新しいチャレンジには、①時間、②お金、③体力が必要になります。

一般的には
・学生:①時間と③体力があるけど②お金がない
・社会人:②お金と③体力はあるけど①時間がない
・引退後:①時間と②お金はあるけど③体力がない
と言われます。3つの要素が揃う時期はなかなかありません。

それを踏まえ、LINEで働きながらここ1〜2年ほど自分の会社をつくって活動してみた結果、おかげさまでいくらかの稼働でなんとか生活できそうなメドが立ちました(①時間と②お金はどうにかなった状態)。

ただし、③体力はどうにもなりません。減っていくだけです。体力は今この瞬間が残りの人生の中で最大値になるので、今このタイミングで踏み出すことにしました(ちなみに今年度をラストイヤーにする旨はすでに1年くらい前からレポートラインに伝えており、採用の人間の矜持として後任も青田リファラルできっちりお迎えしました)。

追記:青田は47歳の割には体力はある方だと思う。あくまでも体力無限モンスターだった過去の自分と比較しての話。

アクスタは使い勝手がいいなぁ


卒業して何をするのか?


(合格したら)大学生になります。これまでにも社会人大学院生として夜間に経営学を学びに行ったこともありましたが、今回は昼間に学ぶことにします。いわゆる普通の四大生です。

今後の人生の過ごし方を考えたり土台をつくったり自分の新たな側面を開拓するために、まずは一旦どっぷり浸かろうと思います。人生のサバティカル休暇期間だと捉えています。落ちた場合は浪人しつつ、自分の会社をやります。

叶うならば、美大に行こうと思っています。もう一度生きられるなら次はどんな人生がいいだろう? 本当は興味があったけど蓋をしてしまった可能性は何だろう? と考えた結果です。ロジックでは超えられない壁を超えたいです。ロジックや経済合理性やルールだけでは動きづらいものを動かすマジックを考えたり、手を動かして感動を湧き起こせるようになるための期間としたいです。

※2023/3/26時点:ちなみに、来年の本番に備え今年は模試の代わりにしようと受けてみた武蔵野美術大学が「補欠2番」となっており、補欠1番まで繰り上げになっているのであと1人。状況は五分五分といったところです。今日明日にでも繰り上げ合格となる可能性がある一方、不合格となる可能性もあり目が離せません。

特にこれといった受験勉強もしていなかったので今年は落ちるだろうと思っていましたが、28年前の学力の残穢により中途半端に活かされています。遅くとも3末までには決着します。落ちたら落ちたで、あと1人で不合格というのは「少年マンガみたいでいいな」と思います。


無対策でセンター試験も受けた(28年ぶり3回目)


仕事はするのか?


します。活動の軸は、学生 + 教員 + 経営者(ほぼ個人事業主) + 執筆 になります。

学生になった場合、最短の4年間で卒業しようとは思っていないので、単位取得にはゆとりをもたせ、1〜2年ほど多く在籍し、空きコマをいくらか設ける計画です。卒業することが目的というより、むしろ卒業せずに学び続けることが目的です。

イメージとしては週に2日学び、2日働き、2日休み、1日はフレキシブルに使います。学生・浪人生になったとしても時間にはいくらか余裕ができそうですので、飲みなど気軽にお誘いください。いただけるお仕事があればご相談ください。

あとは、2023年は47都道府県に足を運んで、自分の世界を少しずつ広げたり、美しいものや美味しいものに触れていきたいです(いまだに世間知らずなので)。リモートの恩恵にあやかり、健康である限りはいくらか旅をしながら活動します。

早速、沖縄に行って5日で3キロ太って帰ってきました


学生が終わったらどうするのか?


決めていませんが、多分どうにかなります(自己効力感が中途半端に高い)。ここからは自分を信じないことには前進しないので、信じることにします。どうとでも生きていける状態にはしておきたいです。学生をやりながら考えます。そっちのほうが楽しそうなので。

こういう生き方や働き方も本当はあるんだよという、変則的ロールモデルになれたらいいなと思っています。

ブラウン先生と


LINEはどうだったか?


トータルで好きです。自分の基本的な考え方とは合わない部分もちらほらありましたが、おかげでこれまでの自分の中になかった新しいものがインストールできて許容範囲が広がりました。

また、とある事情で急遽代理で研修業務を巻き取ってやってみたら意外とどうにかなり、自分の幅を広げるきっかけとなりました。これは自分のキャリアにとっては大きい。自分が想定していない仕事でもやってみるものだなと、偶発性は大切にするものだなと思いました。

まだ返しきれていない恩はあるものの、とはいえ青田がこれまでに採用に関わった人たちや、特に青田リファラルで青田よりも優秀な方々に5人以上ご入社いただけたので、そこそこ貢献できたんじゃないかとは思っています。

今後はこれからのLINEのさらなる成長に、一人のユーザーとして期待しています(圧倒的株価上昇も期待しています)。合併後も楽しそうだという思いもありますが、それを言っていてはキリがない。5年5ヶ月、ありがとうございました。


またねー

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