人に迷惑かけなきゃなんぼでも失敗していいと思っているので、ただ自分が大損ぶっこいたみたいな笑い話にマジレスが飛び交うのを見ると、ここが余裕のないインターネッツなんですね……と思わされる。

　同人誌刷りまくってものすごい部数が家に残る羽目になった人とかね。詳しく知りたい人はnoteで最近バズっていたので、調べてください。

　まぁその記事も1人で完結した失敗談かと言えば違うんですが、本題である推算をミスって刷り過ぎたってところにフォーカスしたら、1人の中で完結してる物事だと思うので。
　みんな失敗に厳しすぎないか？　というか、他人の失敗にいちいち正しさのケチつけるほど自分の人生は成功ばっかなのかい？　同じミスをして欲しくないからって本人が自罰的に他人を戒めるのならまだわかる。登山舐めんなオジさんみたいなもん。ただ、他人が人のミスを引用してうだうだ言ってるのが、なんとも……。

　他人の失敗に寛容でありたい。醤油を舐めてもそれを裁くのは司法とお店であって、僕らがなにか言えた話でもないと思う。
　喉元過ぎれば熱さを忘れるとみんな知っているのに、なぜ会ったこともないよくわかんねーハンドルネームの言葉が響くと信じて情報発信しているのか。他人の失敗から学べる時は学ぶべきだけど、他人の失敗に対して批評、批判的になっていいのは町山智浩と宇多丸だけですからね。

　俺？　本名知りたきゃDMくれや。

　結局自分で痛い目見るのが学びの効率として相対的に良い以上、火の粉が周囲に広がることがない限りそんなに怒んなくていいと思うんですよ。

　あと周りに優しい人っていざ自分が「やった」時に許してもらえそうじゃん？
　あと今、寛容な人って世界におけるカカポくらい貴重じゃん？　カカポになりてぇ。カカポのように愛されてぇ。えっちなイラストを見ると体が虹色になり首が高速回転することでお馴染みの、カカポに……。