見出し画像

2022年12月19日からの新潟の国道の渋滞にあいました。命からがらとはこのこと・・・

おはようございます。
いやーしかしびっくりしました。
全国ニュースにもなっている新潟の大雪による国道での立ち往生を体験してしまいました。

実家のある新潟市から長岡の娘宅にお米を届けるべく19日の朝Audibleを聴きながらのんきに出発した私。

いつもならAudible に飽きたら勝間塾長のYouTube ライブ、たまに音楽を挟むなんかしてめちゃめちゃ素晴らしいひとときを車の中で過ごし帰宅をするはずだったのですが、「命からがら」逃げてきたというのはまさにこのことでリアルな体験を通してそんな言葉の意味が実感できて、なんとなくうれしい思いがありつつも、今無事に健康で生きてることのありがたさをかみしめています。

しかし何で大雪が降ると渋滞になるのか

それも1ミリも動けないという車の列が20 km 30 km もできてしまうのか、私は今回の実体験を通してなんとなくわかりました。



それはスタックと言う車のタイヤが滑って空回りをして前に進まないという状況があちこちで起きてしまうからなんですね・・・。

※スタックとは 

チューリッヒ保険会社

じゃぁJAFやら緊急車両などの救助を呼ぶ、国や県に電話をする、などすぐにでも救援を

頼めばよいではないか、と思いますよね?実際私もそうしましが、しかし、こない。いや、来たくても来ることができないのです。
なぜなら雪が積もっているので道路は車しか通る場所がありません。さらに対向車線も同じように渋滞で車は動くことができないため救助する車はきたくても現場に来ることができないのです。無理に来ようとしても渋滞という悪条件になお火に油を注ぐだけという厳しい現実。もうなんともしようのない状態。そんな状況をリアルに体験してしまいました。汗

災害ってなにも地震だけではないんだな・・・渋滞用の災害マニュアルってあるのかな?なんでこんな時に限ってジャベルや長靴を積んでおかなかったんだろう。百均で携帯トイレ買っておけばよかった・・・そんなことをぼんやり考えつつも

とりあえず道都状況交通センターや新潟県、長岡市など問い合わせ

をしたのです。

電話口の方に対しては、私のような悲鳴に近い問い合わせに対応するのは大変だろうなと思いましたが、状況を伝えるのは必要ですから電話はしました。
するといろんな人がいろんな対応をしました。中にはまだ深刻な状況とは思っていないのか「ふ~ん、じゃぁ電話回しますね~」とのんきな声音で話されてたり、普段こない場所でしかも夜なのでどこを走ってるんだかよくわからないしどろもどろの私に若干イラつかれていたり。しかし少しでも役に立とうと思ってくださるのでしょう、

GoogleMAPのレイヤーについて教えてくださった方もいましたが、これが有益でした

Googleマップの便利なレイヤ PCのキャプチャ

ライブで渋滞がわかるGoogleマップのレイヤです。
電話の男性「右上にひし形のマークありませんか?」
私「ありました!」
電話の男性「それを押してください。そうすると渋滞状況がわかりますよ」
私「あ、ありがとうございます!」
私のスマホでは、いつもやみくもに使っているからか💦すでに押されていたのですが、これが今一番必要な情報だと認識でき、それ以降このアクシデント禍に一番重宝しました。

それ以来ずっとにらめっこ

しています。
いつ復旧するか、いつ自宅に帰れるか・・・情報を得るために。

しかし、翌日見てもまだちっとも状況変わらないのです。
日中を迎え、自衛隊も出動しバイクみたいなので道路の端っこを通って救援物資を配っているとニュースもやってたし、だから少しでも変化があるはず!・・・にもかかわらずまだ真っ赤。。。え~~~~いや~さすがにそんなことはないでしょう、これGoogle間違ってるよ~~~~なんだかんだ言ってITなんてあてにならないわ。
と思ったのでまた交通道路状況センターに電話しました。そうすると前日電話した時と同じ声だったので「あのお姉さんだわ」と思いつつ(きっとお互いに)「復旧いつですか?」「どの道路ですか?💦」「あ、えっと今〇〇にいて〇〇に帰りたいんですけど、そういう場合いつも通るから〇号線でしょうか?」と私だったらイラっとするだろう私の状況説明に対して「まだ復旧できていません。まれに雪を検知してしまうことがありますがGoogleの情報は正しいです。」「え~~~~ぜんぜん昨日と一緒じゃないですか~!!!」に対して、今日はもう大丈夫だろうとみんなが車を出してしまい交通量が変わらず復旧が滞ってしまう的な説明をしてくださいました。
ひょえ~なんも変わってないじゃん。。。こんなことがあり復旧って大変なんだなと思った次第です。

一方私は不幸中の幸いでUターンできました。

そうなんです。実は幸運なことにUターンして娘宅に緊急避難ができました。
どうやって?それは念のためにガソリンを入れておこうという虫の知らせに従ったからだと思っています
実は「やばい。渋滞だ・・・」という最中、ガソリンが半分を切ってしまっていることが心配になりました。いつもなら余裕で帰れるほどのガソリンの量だったのですが、やけに減りが早い。万が一車中泊になったらどうしよう。ガソリンがなくなって本当に車自体が動けなくなったらどうしよう。まあそんなことはないだろうなと考えつつも、いや念のために入れておいた方がいいなという予感がしたのです。平和ボケしてのんべんだらりと生活している私にはめちゃめちゃ珍しいことでした。

まあトイレも行きたいし、ということで反対車線側にあってちょっと道路に戻る時に苦労しそうなガソリンスタンドでしたが、それ以降当分なかったので入ります。

とりあえずそこでトイレを済ませてガソリンも入れて、さて反対車線に戻る時に入れてもらえるかな?と不安になっていたのですが、ちょうどその時私の前を女性のドライバーの人が同じ方向に戻ろうとしていました。あ、この女性の人についていこう。後続車でくっついていれば、何かあったときに安心かも・・・と思って連なって対向車線に戻りました。そして1 km ぐらい進んだところでとうとう1ミリも動かなくなりました。

みなさんに感謝

1ミリも動かなくなってから2時間ほどたちました。動かないと本当に動かないんですね。普通渋滞でもじわじわ動くじゃないですか。しかし駐車場さながらだったのです。
出発してからもう8時間。いつもなら新潟から3時間半で自宅についているのに動かない。不安だし、暇だし、体がうごけなく気持ち悪いし、外の空気が吸いたいし、そろそろトイレにも行きたくなるだろうし、暖房で体が渇きそうだし、そんなこんなで勇気を出して車を降り前の女性ドライバーの方の窓をノックしました。

どちらまでですか、しかし渋滞いつまで続くんでしょうね、トイレとか行きたくなったら嫌ですよね、ここから見える国道のトラックの縦列も全く動いてないですね、どうしましょう U ターンしますか?、でも車を180度切り返す道幅はないですよね、じゃあ二人でこの雪壁を除雪しますか、すいません私しゃべる持ってないんで貸してください・・・と言いつつ順番に道路の中央にある雪の壁を除雪していると、どこからか渋滞中のドライバーさんが数人集まってきてくれて、ご自分たちも同じ状況なのに私たちを手伝ってくれました。雪掻きをしながら集めた情報を交換したりもしました。手伝って下さったみなさま本当にありがとうございました。

一方、対向車線はガラガラです。しかしちょっと先に車のライトが見える。スタックした車が雪を手で掘りつつ少しずつ少しずつ動いているとの情報が入りました。
あの車が来る前に U ターンしないともう絶対に帰れなくなりますね。どうします?行くなら今ですね、そんなことを言っているうちに民間の近所の建設業でしょうか小さめのブルトーザーが行ってきてくれてそのスタックした車を救助してくれていました。そしてなんと誰かが私たちがほっている雪の壁にも救援をお願いしてくださりブルトーザーが、がががと対向車側に行けるように雪をかいてくれたのです。何と頼もしかったことか!

そのおかげで私たちは180°回転しU ターンすることができたのです。助けてくださったみなさま本当にありがとうございました。


その後迂回路をグーグルマップで探しながら命からがら娘の家にたどり着くことができました。Google は除雪されていない道も誘導しましたがU ターンできなかったことを考えればこんなこと大したことはありません。ガタンガタンと車を揺らしながらもなんとか車を走らせ、12時間の車中からやっと解放されました。

しかし気になるのはほかの皆さんです。
どうしたかなぁ~車中で夜を明かしたのかな~大変だったろうな~いや~もうほんと、大変だったろな、、、筆舌に尽くしがたい気持ちします。

雪の対策

長靴やシャベルのほかにホッカイロ、携帯トイレ、毛布、ティッシュ、水分、多少の食べ物は車中に置いておいた方がよいですね。

私の車は SVRですのでまあまあ雪にはそんなに弱くはないのでスタックをするということはそんなにないかと思うのですが、車体を若干低くされている車とか軽自動車でタイヤが細めな場合とか、そのような場合は少々気を付けた方が良いと思いました。軽自動車は小回り聴いてよいですが・・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?