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『最弱聖女でしたが「死神」になって世直しします』発売&コミカライズ発表

『最弱聖女でしたが「死神」になって全キルします』改め、『最弱聖女でしたが「死神」になって世直しします』が発売した。

「小説家になろう」の利用は初。
コツコツと地味にアップしていた作品が、有り難くも500頁超という大ボリュームで書籍化し、コミカライズも決定した。

そう、「なろう」は初なのだ。
はるか昔、個人サイトで長編小説を公開したり、今や話題にならないような投稿サイトに投稿して批評し合ったり、「アルファポリス」に投稿したりしていたのだが(いずれの投稿も現在は削除済み)、「なろう」は利用していなかった。自分の作品はweb小説向けではないと思ったので、新人賞の公募に切り替えてしまったからだ。
完全に部外者として「なろう」を眺めていたのだが、こうしてサイト利用者になるなんて感慨深いものである。

聖女の拳

さて、本作はweb小説系で流行のお題を蒼月が料理したらどうなるか、というものだ。
ある日突然、「聖女」をキーワードにこの話が閃いて、あれよあれよという間に物語が出来上がったので出力したという次第である。
ゆえに(?)、「聖女モノ」とはかけ離れた何かであることはお伝えしておこうと思う。

聖女である主人公アリスの村にならず者の集団がやってきて、村を焼き、アリスの目の前で後輩を殺害。アリスも無念のうちに命を奪われてしまう。
だが、『死神』が現れてアリスをタイムリープさせ、強襲前に巻き戻す。
アリスは『死神』から授かった即死魔法で、村を滅ぼそうとするならず者を皆殺しにする……というのが物語の冒頭だ。

世紀末か?

ポストアポカリプス好きの著者、息をするように世界観を世紀末にしてしまう。
本作の即死魔法も、ゲームでよくあるあの感じではない。
敵は爆発四散して術者は返り血を浴びるという仕様だ。
なんでこんな仕様にしたのか。
イメージの根底にあったのが、『北斗の拳』だからである

北斗神拳の継承者となった……いや、即死魔法を得たアリスは、返り血で汚れた自分は故郷にはいられないとし、命を救った後輩に別れを告げて去るのであった。
故郷を離れた先で謎の男ユーロンと出会い、即死魔法で悪を挫く旅に出る。
旅先で仲間も加わって、最終的には巨悪に立ち向かうというのがおおよその内容だ。

世間の聖女モノとはかけ離れているが、「なろう」や聖女モノはよくわからないという方でも安心して(??)欲しい。
レベルなどのゲーム風用語は登場するものの、どうしてレベル制度が必要になったのかなどの設定もしてあり、簡単な解説も入れてある。
何もかもが初めてという方でも大丈夫な作りになっている(はず)。

書きたかったタイプの女性主人公

アリスというキャラクターの構想は、かなり昔からあった。
黒髪でぶっきらぼうな口調で、良くも悪くも正義感が強くて、怒りのパワーが強い。そんな彼女を活躍させられる場所をずっと探し続けており、1話か2話くらい書いて没にした作品が幾つかある。
ここでようやく、彼女が日の目を見れて良かったと思う。

余談だが、黒髪でぶっきらぼう口調で戦闘が得意な女性キャラクターは、元々好きなタイプなのだ。
『咎人の刻印』の東雲しかり、『要塞都市アルカのキセキ』のロビン、『終末惑星ふたり旅』のメティスもそのタイプだ。『東京ファントムペイン』のマツリカは、その親戚のようなタイプだろう。
また同傾向のキャラクターが登場した際は、生暖かい目で見守って頂けると幸いだ。

今後の予定

「小説家になろう」の活動についてだが、今後は未定である。
また自分の中で面白そうだなと思うものが思い浮かんだら何かを始めるかもしれないが、念願だったオール異世界の昔のラノベっぽいファンタジーが書けたので、ひとまずは満足だ。

引っ越して環境が変わり、新たに思いついた企画も動かしているので、そちらもいずれ発表できればと思っている。
久々にご当地お仕事ものができそうな予感もしている。

ひとまず、1月はまだ始まったばかり。
コミック版『咎人の刻印』3巻の発売と舞台第2弾が待ち構えているので、引き続き応援して頂けると幸いである。


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