ちいさな"私"が感じたこと ~いち開拓者のwithout U~

2019年11月12日。ホロライブ(現ホロライブプロダクション)兼イノナカミュージック所属のVSinger、AZKiちゃんの初となる全国流通アルバム、「without U」が発売されました。

アルバム発売に伴い、特設サイト上では多くのVTuber,VSingerさんや楽曲を手掛けたアーティストさん、フリーライターさん方による寄稿企画「それぞれのwithout U」が催され、アルバム自体も各種楽曲配信サイトでデイリーランキングTOP10にランクインしたりと、何かと話題が絶えない数日間となりました。

そんな盛り上がりを見せた公式企画に準えて、今回開拓者(AZKiちゃんファンの総称)有志により、「開拓者のwithoutU」と題してアルバムを手に取り、ないしは音楽配信サイト上などで購入した開拓者達が楽曲を聴いて感じた自分なりの"without U"について書き連ねる企画が持ち上がりましたので、私の初noteデビューをこの企画に捧げます。


楽曲全てが完成された”一つの物語”

早々と主題に入ってもいいのですが、まずは私なりに「without U」を聴いた感想を(なるべく)手短に書いていこうと思います。いやいや主題だけ見せろや、って人はそのままスクロールして頂いても大丈夫ですので、気長に見ていただける方は少々お付き合いください。

さてこのアルバム、オリジナルの新曲11曲と既存曲のRemix2曲の計13曲が収録されています。最初の情報解禁の際にこれを聞いたときは「初のアルバムで新曲11曲追加…!?」と正直思いました。昨年11月のデビューからわずか1ヶ月で行われていた「8ヶ月連続オリジナル楽曲12曲リリース企画」を完走してからすぐの発表だったので、そのインパクトは相当なものでした。

本来なら楽曲一つ一つの感想を述べたいところなのですが、あくまでも主題は別なのでアルバム全体を通しての感想にまとめます。

言い表すとすれば、このアルバムは『粒揃いの宝石箱』であり、『初めて明かされたもう一つの物語』、と言ったところでしょうか。

先に発表された12曲を手掛けたアーティストさんの楽曲は勿論のこと、今回が初参加となるアーティストさんによる楽曲もとても聴き心地がよく、どの楽曲を一つ取っても素晴らしい完成度であり、曲調もポップス、ロック、バラード、ハウスミュージックと幅広いジャンルの層を手厚くカバー出来る構成かつ、初めてAZKiちゃんを知った人でも、デビュー当時からのファンでも納得の歌唱力。これを”最高”と言わずしてなんと言いましょう。

しかし、何よりも私が高く評価したいのは、全楽曲が異なるアーティストさんの作品でありながら、その全てが『一つの物語』として繋がっているところにあります。それぞれが全く別の毛色で作られていながら、根幹は一つに繋がっている。奇跡の偶然か、あるいは必然なのか。不思議だけど、なるべくしてなった気がしなくもないですね。

そんな魅力盛りだくさんのアルバム「without U」、ジャケットはA,Bの2パターン、各¥3,300(税込)で全国のCDショップ等で好評発売中です。両方併せて買うとなお良きですのでまだ買っていない方、是非ご検討ください。

…と、盛大なダイマをかましたところで、そろそろ主題に戻ります。


それは、例えるなら”自己の存在証明”

(頭からここまで飛ばしてきた方も含め)ここからは大本の主題である「開拓者のwithout U」について書いていきます。
ズバリ、私にとっての"without U"は…


VTuberの世界に触れてから今まで出会ってきた全ての推しと、それを応援するファンやリスナーのみんな、です!


いきなり何をありきたりな事言い出してるんだこいつは、と思われる方もいると思います。実際そう思われても仕方ないかなぁ、なんて気もしてます。
それでもこう言い切ったのは、私がVTuberにハマる前の界隈で味わった苦い経験が起因してたりします。

もともと私は広く浅くを地で行くような奴だったので、色んなソーシャルゲームに手を出したり、友人に誘われて声優のライブに行ったり、はたまた夏と冬の祭典でイラストレーターさんの同人誌然りグッズ然りを買ったりと、様々な界隈をフラフラ渡り歩いていました。

もちろんそれなりに楽しく過ごしてはいましたが、どうにもどれ一つとして型にハマる気配がしていなかったのが、とあるソーシャルゲームのリアルライブに参加した後の打ち上げでその原因をしかと認識したのです。

それは、どの界隈でもよく言われるような「にわか如きが軽率に輪の中に入って来るな論」でした。

私自身、先に言ったように広く浅く手を出すタイプだったので、その時も楽曲自体は聴いていましたが、ゲームのストーリーだったりCDに付いてくるボイスドラマはほとんど見聞きせずで、周りは自分が知らないストーリーのあれやこれやを喜々として話して盛り上がっているのを見て、「あ、ここは私が居ていい場所じゃないな」と思ってしまい、今となってはその界隈からは足を洗ってしまいました。曲は好きだったのに。

その時の経験もあり、VTuberを知り始めた時期は「まあ自分一人だけでも楽しめればそれでいいか…」くらいの気持ちで入っていったのですが、気付けば推しは往々に増えるわ、人生で初めてガチ恋するわ、リアルイベントにも普通に参加するまでになりました。

過去の経験を払拭出来たのは、特に何か特別な事が出来るわけでもない私に声をかけてくれて、一緒になって応援しようと思わせてくれるみんなの存在と、その声を全力で受け止めてたくさんの愛で返してくれる推しが、VTuberさんがいてくれたからだと、私は思うのです。

だからこそ、私にとっての”without U”は同じ道を歩いていくみんなであり、その先を見せてくれる推しの存在。これに尽きるのです。



最後に、破茶滅茶に文章構成ガタガタで自分語りも多いこんなnoteを見てくれた画面の前のあなたへ。


本当にありがとうございました!!!!!!!!!!!



つまるところ要約するとこんな感じ

・without Uはいいぞ
・AZKiちゃんはいいぞ
・これを見た今からでも遅くない! #行こうぜAZ輪廻#観ようぜAZ輪廻

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