乃木坂46の23枚目シングル「Sing Out!」が発売されて1か月と少し。
シンクロニシティに続く、いわゆる「乃木坂らしい」表題曲とそのMV（特に２番）もすてきだけど、なかでもアンダーメンバーが歌う「滑走路」がとても好きでした。

「Sing Out!」が大人数で踊ることで魅力が増す楽曲なのに対して、「滑走路」は少数精鋭でぱっと決まる曲だという印象を受けました。
MVが全体的に青みのある画なのも、吸い込まれる感じで、YouTubeで公開されたときから日に何度も繰り返しみていました。

印象的なイントロ、Aメロの美しい描写から強いサビへの流れ。

どれくらい私　愛してるか？嘘っぽい言葉　いらないよ

物事はどんな時も　順番が大事だって教えられたけど　まるで関係ない例えばキスしてから　恋が始まってもいい感情はいつでも　コントロールできない

私はせっかち

などなど心にふれる歌詞がちりばめられていて、それがセンターの寺田蘭世さんのもがきと重なってみえてしまって、好きにならずにはいられません。

「順番」にも「そういうことになっている」物事にも従ってレールの上を流れていきたい人間ではあるのですが、ふっと思うままに飛び立ちたいと、解き放たれたきもちになれる、とても好きな楽曲です。

中田花奈さんや中村麗乃さんといったダンスが魅力的なメンバーがそろっていて、ダンスシーンの場面は何度もとめて見返したくなるMVもあわせて、おおくのひとに知ってもらいたいです。ぜひ。