仕事ができる人の思考「抽象化」って何?
先月だったか今月だったか、「仕事ができる人は抽象化思考だ」というような文を目にしました。
その時は解説を読んで意味は分かったものの、抽象化する作業がいまひとつ落とし込めず。
抽象化って?
の疑問が残ったままでした。
その疑問を解いてくれたのが前田裕二著『メモの魔力』です。
メモを侮っていた
ベストセラーなので読んだ方も多いのではないでしょうか?
私も本の存在は知っていましたが、興味が湧かなかったんです。
理由は2つあって
①メモは得意な方だと思っていたから
②メモを取る方に集中して学んだ気になりがちだから、メモを取るってどうなの?と思っていたから
私は「メモを取る」ことは好きで、セミナーに参加すれば必ずきちんとメモるタイプ。
青や茶色の気質を持った人はこのタイプが多いです。
けれど、理由②で書いたように、メモをたくさんとって満足してしまうのも事実。
一言一句漏らさず…に近い感じでメモるので、細部を理解しても、全体像を把握するとか、要旨を掴みきれないタイプだなと思っていました。
だから今からメモって言われても…と手が出なくて。
ひょんなことから手に取って一気読みした『メモの魔力』
すみません
侮っておりました。
具体と抽象
メモの魔力はそんなもんじゃないですね。
前田さんの言葉を借りると、私のやっていたメモは単なる「具体の羅列」のみ。
そこから一段掘り下げて抽象化して考え、また別のことに転用する
これが本当のメモなんですね。
具体から抽象化
まさに私が知りたかった答えが丁寧に書かれていました。
ひとつの具体的事象から抽象化して考える例がたくさんあって、やっと腹落ちした感じ。
でもですね、腹落ちしたと出来るようになるはイコールではありません。
抽象化思考はトレーニングが必要。
しかも結構な柔軟性が必要。
頭で考えるだけではダメで、実際にメモを書いて書いて書いて…落とし込まないといけませんね。
色と人の話も抽象化
前田さんのおっしゃる抽象化のほんの触りですが、私も日々やっている抽象化がありました!
人の性格や行動を表す色彩心理
まさに抽象化です。
行動的で決断力のある性格の人は赤
冷静で落ち着いた性格の人は青
→具体的な性格の特性を色で表現する抽象化
そして
赤の性格ならこんな褒め方がいい
こんなサービストークがいい
と考えるのは、抽象を転用した形になるのかなと。
もうすっかりメモの魔力にハマってしまいました。
積極的にメモを取って抽象化トレーニングを積んでいきたいと思います。
(↑こういうありきたりな締めもメモによって言語力を高めたい)
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