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自分のがんばりを"見える化"するシステム「PMS」で勉強や運動のやる気を継続しよう

「英語を勉強したい!」
「ダイエットを成功させたい!」

そういった自分を向上させる目標があって毎日をがんばっている人(またはがんばりたい人)にオススメのシステム「PMS」を紹介します。

がんばりたい気持ちはあるけど、根性だけじゃ続かないから「続けるためのコツ」だったり後押しだったりがほしい、そんな人はぜひ実践してみてください。

劇団ひとり考案のPMS

PMSとは「Personal Mileage System」の略で、僕が尊敬する芸人である劇団ひとりさんが考案・実行している自分磨きのためのシステム

エッセイ本「そのノブは心の扉」や、テレビ番組でのトーク(「笑っていいとも!増刊号」、「ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!」など)で劇団ひとりさんが話していたPMSについてのルールは以下の通りです。

PMSのルール

①「運動をした」「ネタを書いた」など、自分を磨くのに使った時間10分→5マイル加算
②人に心から感謝する(サンキューマイル)→10マイル加算
③3000マイルを消費することで大好きなカツカレーが食べられる

基本的なマイルの動きは以上です。

このマイルはどこかの組織が管理しているわけでもなければ、ご褒美のカツカレーも誰かがサービスしてくれるわけではありません。

自分が頑張った分のマイルを自分でメモして、そのマイルを消費して自腹でカツカレーを食べるという、自分を律するための「自分ルール」です。

自分の、自分による、自分のためのルール。
まさに「Personal Mileage」ですね(「Myself Mileage」とかでも良さそう。略して”マイマイ”。)。

「カツカレー」は自分の好きなものに置き換える

劇団ひとり氏は世界一大好きなカツカレーを食べることを自ら禁じて、「マイルが貯めることで初めてカツカレーを食べることができる」というルールを自分に課しています。

もしこのPMSを実行する場合は「カツカレー」は自分の一番好きな食べ物に置き換えるといいです。

僕は「寿司(または海鮮丼)」を食べると3000マイル消費することにしています。

PMSの原則

PMSには大事な原則があります。

自分のために自分一人で運用していくPMSは、自分以外の誰の監視もないため、やろうと思えば簡単にズルができます。

そんな自分と深く向き合うPMSに迷いが生じた時は、この原則を思い出すのです。

1.獲得したマイルを他人に譲渡することは出来ません。
2.嘘をついてマイルを多く加算しても損をするのは貴方です。
3.マイルに有効期限はありません。
失効するのは貴方が走るのをやめた、その時です。

自分に嘘をついて損をするのは自分自身。

ズルをしてマイルを貯めるのは自分のためにもよくありません。

作品を生み出すすべての人にオススメしたい

お笑い芸人が売れるきっかけには色んなパターンがありますが、より良いネタをたくさん作ることがまずは必要です。

劇団ひとりさんも、今ほど売れていなかった若手の頃にはPMSを貯めまくって、ネタを作りまくっていたのかなと想像できます。

特にピン芸人の場合は相方がいないので、よりストイックに「怠けたくなる気持ち」と向き合ってネタを作らなければならないんだろうなと思います(ソロのミュージシャンも同じですが)。

怠ければ時間だけが過ぎ、頑張ればたくさんネタができる。
時間と体力をいかにPMSに使えるかは未来の自分を作ることでもあるのかもしれません。

ミュージシャン・ブロガーである僕のPMSとの付き合い方

2014年6月から今に至るまで、4年近くPMSをやっている僕のポイントの貯め方も簡単に書いておきます。

「やるべきこと」「有意義っぽいこと」をやったときにPMSのマイルが貯まるようにしています。

▼マイルが貯まること
・作詞
・作曲
・楽器や歌の個人練習
・音楽にまつわる勉強(読書やインターネット)
・音楽活動全般の雑務(各方面に連絡や裏方的な作業)
・ブログ書く
・ブログまわりの雑務(サイトデザインとか)
・動画編集
などなど

▼マイルが貯まらないこと
・バンドでの練習
・ミーティング
・ライブを観る
・映画を観る
・小説やエッセイの娯楽読書
などなど

やらなきゃならないことや勉強になることは基本的にマイルが貯まるんですが、その上で僕が判断基準にしているのは「一人でやっているか」「ただただ楽しくなってないか」ということ。

楽器の個人練習は一人でやっているのでマイルが貯まりますが、バンドでの練習は複数人でやっているのでマイルは貯まりません。ミーティングも同じ。

ライブを観たり映画を観たりするのは、ミュージシャン的には勉強になったり教養になったり、ブロガーとしてもネタになったりするんですが、辛い要素が1mmもなく、ただただ楽しいだけなのでマイルは貯まりません。

とにかく自由にだらけていいよ、という環境に置かれてもやれちゃうくらいのラクで楽しいことではマイルは貯まらないことにしています。
なので小説もエッセイもダメです。ビジネス書は怪しいラインですが、僕的には貯まることにしています。

こういう感じで、自分なりの「マイルを貯めてOK・NGのライン」を決めて、PMSと上手に付き合うと楽しいです。つらいけど。辛楽しいです。

寿司がなくてもがんばれる

ちなみに僕の場合は寿司も海鮮丼も食べる機会があんまりないのでとにかくマイルが貯まりまくって、
2018年3月20日の時点で63,720マイル貯まっています(時間に直すと127440分ですね)。

マイル的にはもう寿司食べ放題なんですけど、食べたところで自腹なので結局我慢しがちでマイル貯まりがちです。

それでも「今月これだけ頑張った」「先週より200マイル(400分)貯まった」と、自分の頑張りを「見える化」できるのでモチベーションには繋がります。

「陥りやすい罠」と「ちょっとしたコツ」

記事が長くなってきたのでこの辺にしておきますが、実はPMSには「陥りやすい罠」と「ルールの隙をついたちょっとしたコツ」があります。

4年実践して気付いたそれらについても別の記事でそのうち書こうと思います。

ここまで読んでくださったあなた!
とりあえず今日からPMSを試してみてください!
一緒に(それぞれ一人で)がんばりましょう!

いつも読んでくださってありがとうございます。 よろしければサポートをお願いします!音楽機材を買いたいです。