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ライブイベントを企画する際に意識するべき「出演者のバランス」の考え方。PDM4の経緯と見どころなど。

◎グッとくる"ギター”と”歌”が魅力のバンド・シンガーを札幌に集めました

◆2017.11.11(土)◆

『Punch-Drunk Music 4 〜Amia Calva “King of Gold” Release Party〜』
@札幌SOUND CRUE
Adv. ¥2,000 / Door ¥2,500(+1drink¥500)
Open 18:10 / Start 18:30

-Act-
Amia Calva(京都) / うえだりょうた(band set) / 4points / パターソン野村(旭川) / 青柳唯(band set)

「北海道外からパンチの効いたミュージシャンを招聘する」をテーマにお送りするシリーズイベント『Punch-Drunk Music』の第4弾となる今回は、京都からAmia Calvaを招聘します。

●イベントを組んだ経緯と見どころ

主催の青柳唯です。
ここまで読み進めていただきありがとうございます。
イベントの経緯と見どころを簡単に説明します。

Amia Calvaと僕の出会いは2016年2月(意外と最近で驚いてます)。
僕が以前やっていたバンドcolor chordで京都のnanoというライブハウスに出演し、そこでAmia Calvaと共演したのが出会いでした。

その後諸々あって2016年9月、両バンド共通の友達だったベランダ、Amia Calva、color chordの3組で苫小牧、名古屋、京都のツアーを敢行したりもしました。
color chordにとっては最後のツアーでした。

この度Amia Calvaが1st singleをリリースするにあたり全国ツアーの一環で札幌でもライブがやりたいという連絡をくれたので、僕がリリースパーティの札幌編を企画することになりました。

Amia Calvaのライブを札幌の音楽ファンに観てもらいたい、Amia Calvaには札幌に素晴らしいミュージシャンがいるということを感じてもらいたい。
そういった思いでイベントを組んでいきました。

・出演アーティストのバランスが大事

僕がライブイベントを企画する際に考えることの一つが「出演アーティストの音楽的なバランス」。
同系統の音楽性のバンドを集めるのか、音楽性はバラバラにするのか。

イベントによって意識的にバランスは変えていいと思いますが、僕がよくやりがちなのが「似てるようで違う、違うようでどこか繋がっているところもある」という絶妙なラインを突くやり口。

出演者全組がガチっと同じ方向を向くこともなければ、一組だけ逆を向くようなこともしたくない。
みんな微妙に違うんだけど、意外なところに共通点を感じるような、そんな発見のある組み合わせをしたいと思っています。

そのバランス感覚こそがイベントの色になっていけばいいと思っています。
PDMは4回目ですが、今までそれを継続してきたし、今回もいい塩梅のバランスになったと自負しています。

・出演者を決めた理由と見どころ

Amia Calvaと、私青柳唯のバンドセットの出演が最初に決定。
そこからどんなバンドやシンガーを集めたらイベントとして面白くなるかを考えて、出演者にオファーさせてもらいました。

◇うえだりょうた(band set)◇

うえだりょうたくんには気付いたらオファーをしていました。
その背景にあるものは少し説明が複雑なんですが…(飛ばしてもいいです)

経緯のところにも書いた3組共同ツアーを一緒に回ったベランダの前身バンド「ほいほい」と初めて京都で対バンした時、color chordは「青空教室」というバンドと一緒にツアーを回っていました。
うえだくんはその青空教室のギターボーカル。

color chordで一緒にツアーを回って「ツアーが異常に楽しくて、終わりが近づくにつれ寂しくなって悲しくなっちゃった」という強烈な感情の動きがあったバンドというのが青空教室とAmia Calvaの僕の中の共通点。
それがオファーの理由の一つ。
そんな超個人的な思い入れすらブッキングの理由にしても良いよね、自分の企画だし。

それとうえだくんのバンドセットをまだ見たことがないので、そろそろ僕の企画に呼びたいと思っていたのも一つ。
Amia Calvaのメンバーに「札幌に超曲良いし演奏もしっかりしたすごいバンドがいる」ってビビらせたかったのも一つ(これは全組そうだけど)。

冷静な判断というよりは感情で決めちゃった感あるんですが、そういう枠があってもいいよね。
あまりに企画の枠から外れすぎてたらダメだけど、そんなこともなかったのはある種ラッキー。

うえだくんが作る曲は"良い歌"。
ギターも上手いんだけど、「歌を作る」人だと思ってます。

◇パターソン野村◇

パターソン野村さんは、僕が大ファンのシンガーソングライター。
企画に弾き語りで出てくれる人を一枠だけ用意しようと思っていた時にタイミングがバッチリ合いました。

今年の夏、東京在住のシンガーソングライター「よしむらひらく」くんが東京からツアーで北海道にやってきて、その旭川公演で出演・企画をしていたのがパターソン野村さん。

2009年に初めてライブを観てからファンで何度もライブは観てきたんですが、野村さんのライブをここ数年観れていませんでした。
旭川のライブのことを知って「ひらくくんと野村さんの共演なんて最高じゃん」と思い、滅多に行かない旭川までライブを観に行きました。

今回のイベントの弾き語り枠で探していたシンガーのイメージというのが、僕の言葉で言うならば「日本日本してない曲のセンスを持っている(バックグラウンドに僕の好きなタイプの洋楽のエッセンスを感じる)」「しっかりと技術がある(センスや雰囲気だけで持ってくタイプじゃない)」というもの。
野村さんは今回探していた理想像にバッチリ。最高すぎ。

数年ぶりに会うし忘れられてるかな〜とも思っていたんですが、野村さんが僕のことを覚えていてくれたのもあって、その場ですぐにオファーをしました。

その圧倒的ギターテクニックと、バックグラウンドの深さを感じるにも関わらず広い間口の良い歌。
今回のイベントではちょっと特殊な扱いで、野村さんだけステージ上では演奏せずにフロアでの演奏。
一回の持ち時間は少なめですが、2回に分けて演奏してもらいます。

◇4points◇

Amia Calvaと一番音楽性が近いのは4pointsかも。

僕が札幌でライブを始めた頃はライブハウスにたくさんいたのに、最近はかなり減っちゃった気がするのが、エモだったりオルタナっぽい轟音のロックバンド。
4pointsもシューゲイザー、オルタナっぽいニュアンスのロックバンドで、たくさんいた中でも当時から目立つ存在でした。
社会人になってライブのペースが落ちることがあったりしても、辞めることなく長く続けてるバンドの姿勢はかっこいいし、Amia Calvaの堤くんもきっと好きだろうと思います。

4pointsを誘おうと思ったきっかけはTwitterでギターのマサカリ(村田卓也)さんを見かけた瞬間にピンときたこと。
僕がバンドを始めたあの頃の札幌のバンドたちの空気をAmia Calvaにはどこか感じていて、そういった空気感を纏ったオルタナっぽい札幌のロックバンドを一枠入れたいなと思っていた時に見かけてピンときました。

4points、まさにその空気感。求めていたイメージにバッチリ。
僕の頭の中でモヤモヤと霞みがかっていたバンド、誰だっけ、誰だろうと探していたバンド、4pointsでした。

マサカリさんのギタープレイとAmia Calvaのノズエくんのギタープレイには通じる部分も感じます。
二人のギター対決にも注目です。
(余談ですが、2009年に僕が初めて観た野村さんのライブに、マサカリさんは「闇鍋」というバンドで出演していました。そうか、あの時点で既にここも共演していたんだ、という謎の感慨があります。)

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↓↓↓全出演者の曲をチョイ聴きできる映像↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=YXB5_X4wqYA

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→青柳唯メールフォーム←

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ちなみに…
フライヤーや告知動画に関する裏話をこちらでひっそり書いていたりもします。

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