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春の甲子園投球成績。2019はストレート平均130.6キロは例年と比べ少し遅め。

 4/3に東邦の優勝で幕を閉じた春の甲子園大会。2009年以降のデータを少しまとめたので3点程。まずは、ストレートのデータを。

 2019大会ストレート平均球速は130.6キロと近年では少し遅めの数字となりました。140キロ以上を記録した投手も昨年、一昨年の20人以上から減少ですね。

 しかし、奥川恭伸君151・河野佳君150と150キロ以上が1大会複数名は2012年の藤浪晋太郎152・大谷翔平150以来。

 

 2つめは球種割合

 ストレート割合は50%台後半で安定。この10年で大きく減っているのがカーブ2009年13.88%から2019年8.19%に。逆にチェンジアップは増えていますね。

 最後に先発投手の平均投球数と完投率

 何かと話題になる事の多い、高校生投手の酷使問題。先発投手の平均投球数は2009年から2017年までずっと平均110球を超えていましたが、2018年96.2球、2019年100.5球と変化が見られます(途中で別の守備位置に回り、再登板後の投球数は含んでいません)。また一人で一試合を完投する割合は2017年から40%前半に。

 一試合で投球数200を超えるような事は、夏よりも春に多く見られるので投球数・完投共に大きく減少傾向にあるのは悪い事ではないですよね。

 私見として、夏に向けて投球数制限ルールが議論になりますよね。でも導入が難しいのならば、地方予選の日程間隔を開けられないかなと。1回戦から決勝までを2週間で終わらせるのは厳しいので、毎週末1試合消化で2か月かければ投手の酷使問題は大幅に改善されるでしょう。その上で甲子園本大会では日程間隔を開けるのは不可能に近いでしょうから、投球数制限が設けられた方が、さらに良いのかなとも思ってます。

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