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ビハインドを最終9回の攻撃で追いつく可能性は「7.47%」

勝負が決まる最終9回の攻防。追いつくか、逃げ切るか、野球が一番盛り上がるハラハラドキドキの瞬間ですよね!ランナーが出れば勝っている側も負けている側も祈る様な気持ちで試合に集中します。

そこで今回は、ドキドキワクワクがピークに達するであろうビハインド側が9回の攻撃で同点以上(同点まで・逆転した場合両方です)にする確率はどの程度なのかという事を調べてみます。期間は1950年から2018年7月29日まで、先攻チームの場合は8回裏終了時点、後攻チームは9回表終了時点でそれぞれビハインドの試合を集計したものになります。

それでは、まず各年度の数字も見ると

期間内合計での9回に同点以上にした確率はタイトルにも書いたように7.47%。各年度の数字で最も同点以上率が高かったのは1991年10.25%、低かったのは2006年5.16%でした。最終回をビハインドで迎えたら9割はそのまま負け試合になるというのは感覚的にもそのくらいでしょうかね。

続いては、上の表は1点差でも10点差でも同じビハインドとして集計された数字でした。得点差によって追いつける確率は違うはずだという指摘があっても最もな事だと思います。9回攻撃前の得点差別に追いついた率は、

当然ですが1点差が最も高い率となっていて21.21%、5試合に1試合程度は1点差の試合は追いついています。2点差だと9.60%と1割を切り、3点差で3.45%まで下がります。ここまで来ると30試合に1試合の確率となり簡単に追いつけるとは思わない方が良いですね。以下も順当に確率は落ちていき9回6点差までが同点以上に出来た限界のようでした。

最後に、各年度9回攻撃前の点差別で追いついた確率は、

いつだろうと、最終回に追いつく事は多く無いですね。


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ツイッター(@aozora__nico2)でも野球データまとめて遊んでます。Sportsnavi・日刊スポーツ・NPB公式を中心に集計させて頂いています。


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