どうも、岡田です。

本日19時からはレーシングコース「富士スピードウェイ」さんのeモータースポーツイベント「FSWCUP」が放送されます。

僕はこのイベントに関しては「ゲストプレイヤー兼レギュレーション製作兼解説兼運営」という役割なので、とにかく観て頂きたいし、参加される方には楽しんでもらいたいと思います🙇

さて、記事の本題は、少し前にZENKAI RACINGさんがTwitterで公開した、アセットコルサ用のMOD「Zallara Z320」のレビュー的な記事です。

■Zallara Z320

Zallara Z320とは、2022年6月21日のZENKAI RACINGのツイッターで公開されたPC用アセットコルサ向けのMODで、その名の通り「スーパーフォーミュラ・ライツ」で使用される「ダラーラ・320」っぽい車両です。

ZENKAI RACINGではアセットコルサ用のMOD開発も得意分野としていますが、無料配布されたのは初で、しかもフォーミュラライツ車両というなかなかコアな車種ということで、チェックしてみたいと思います。

■全13チームカラーも選択可能

こちらがその「Zallara Z320」
あまり詳しくはないものの、どう見てもフォーミュラ・ライツの車両ですね（笑）
リプレイ鑑賞も楽しみたい勢としては、MODは造形も大事ですが、かなり仕上がってそうです。

しかもこのMODは、最初からカラーバリエーションとして2022シーズンのスーパーフォーミュラー・ライツに参戦する全13台のリバリーが収録されています。

「バーチャルフォーミュラー・ライツ」は問題なく開催可能ですね（笑）

■「推奨設定」がある本格派

走らせるときは推奨の設定という物があり、「オートフリップ」にチェックを入れ、トラコンとABSはカット状態で走ります。

そして何といっても、ZENKAI RACINGで組まれた筐体と、MOZAデバイスという「ZENKAI RACING尽くし」の状態で今回は走らせます。

何とも贅沢な環境に感謝。

という訳で、早速走ってみます。
残念ながら僕は本物のダラーラ320を運転したことはありませんが…

めっちゃ全開率の高いマシンです。
エンジンの出力がそれほど高く無く、それでいてフォーミュラカーなので、富士だとコカ・コーラコーナー～アドバンヘアピンまでの間、ブレーキいらずです。

ただし、起伏や縁石には弱い印象で、富士の第3セクターではかなり気難しい動きをします。
その辺りを注意すれば、もの凄い曲がっていくので気持ちがいいですね。

ちなみにアセットコルサのMODで、コースの出来が特に良さそうな富士と鈴鹿で走ってみましたが、富士が1分31秒880、鈴鹿が1分48秒439でした。

実車の今シーズンの予選タイムと比較すると、富士はRd.1の川合選手が1分33秒248を記録、鈴鹿はRd.4の小高選手が1分51秒450をマークしてるので、シム側の設定で「最もタイムが出る奇麗な状態」にすると2～3秒速くなってしまいますが、路面状態を悪くしたり、気温を高くしたりして調整すると丁度いい速さになりそうです。

■適材適所に合わせてくるMOD

Zallara Z320、使ってみましたが、何度も言うように僕はフォーミュラライツ車両に乗ったことが無いので、実車に近いかどうかというのは正直分かりませんが…

逆に「知る術」はこのMODしかないと言えますね！

ZENKAI RACINGでは実際に1号車に乗る木村偉織君がサポートドライバーとして在籍しているので、MODの説得力はピカイチですし、「オートフリッピングはオンで！！」と指示が出されてる時点で本気度が伺えます。

なのでこのMODは、それこそ現役でスーパーフォーミュラ・ライツに参戦してる選手や、そこを目指す若手選手の強力な武器になるはずです。

僕もシム上がりからレースするようになって、S耐の度練習してますけど、僕って毎回GT7で練習してるじゃないですか。

シムを知り始めてきた人からは「iRacingが一番リアルだからiRacingで練習してるんですか？」って聞かれることがありますけど、実車のための練習では各シム適材適所で使い分けるのが正解だと僕は思ってて、「S耐ランサー×オートポリス」なんかでは、市販車が充実していてオートポリスの再現度が高いGT7が一番練習になると思ったので、GT7で練習してました。

その点、Zallara Z320は他には収録されていないスーパーフォーミュラ・ライツ車両を、アセットコルサというシミュレーターで、高い次元で再現されてるということなので、僕がスーパーフォーミュラ・ライツに出ることがあったら間違いなくZallara Z320で走り込みます。

これが無料配布っていうのが凄いですね。

こういう「適材適所」に合わせ込めるのが、MODの良いところですよね。

ZENKAI RACINGではZallara Z320の他にも、入門ワンメイクレース車両「VITA-01」を模した「ZITA-01」や、スーパーFJ車両「KKZ2」、F4車両「FIA-Z4」といった「トレーニングMOD」が販売されています。

ZENKAIRACING.COM／公式ECサイト

VITAなんかは特にiRacingに入るとは思えないので、VITAを使うレースの練習をしたいなら絶対買った方がいいMODだと思います。

他にマニアックな車両を練習したい…という相談もZENKAI RACINGでは受け付けているそうなので、MOD製作の相談をしてみてもいいかもしれませんね。

そんな訳で、ZENKAI RACING Zallara Z320の紹介でした！
是非皆さんもZENKAI RACINGのツイートからDLしてみてください☺

岡田