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17

17歳になることをずっと待ち望んでいた。
ずっとずっと今日を待っていた。

奈良坂くんを先輩と呼べなくなってしまうけれど、奈良坂くんと同級生になれる年。

それになにより、個人的にすこし、いいえ、かなり、この歳に思い入れがあって。
だからこの場所にはすごくパワーをもらえると思っていたし、恩返しをしなくてはならないとも思っている。

どんな一年にしようかな。
年始に言ったように、やりたいことをなるべく多くの人に言って、自分で掴めない機会を運んできてもらう傲慢さは持ち合わせていたい。
1000年生きるにはそんな傲慢さも必要なのかなと思うし。なにより自分を傲慢だと形容するあなたが、とても楽しそうに生きているからね。

ただ、わたしは何とも未熟なもので、傲慢に生きるというと悪い方の傲慢さも持ってしまうから、人から機会をもらったときはきちんと感謝できるようになりたい。

16歳、人運に恵まれたと言ったけれど、それは今年1年もよく感じた。
だから、わたしも誰かが「人運に恵まれた」と感じられるような人になりたいと思う。
綺麗事になってしまうのかな、本当は素直に人に感謝の気持ちを伝えることも出来ないのに。

星になりたいと言ったら、理想論だと言われた。
それ、ネット上だとマジレスすんなってキレられますよ。と言いたくなってしまった。

綺麗事も理想論も押し付けなければ別に良くないか?わたしは現実ばかりみて否定されるのも、現実から逃げたい時に現実を突きつけられるのも本当に嫌いだよ。

と、節目にこんなことを言いたいんじゃなくて。
もう1つ軸にしたいものがあって、言葉と真剣に向き合いたいなと思ってる。文章とも。

人の言葉に傷つけられる。それがたとえはげましや優しさだったとしても。何気ないものだったとしても。被害者であり加害者。
わたしはわたしの書いたnoteが好き。でも、もっと繊細なところまで拘りたい。あなたの、お悩み相談に対する回答みたいに。

細かなニュアンスまでもが伝わる文章が書けたなら、そんな言葉を紡げたのなら。
改行のタイミングとか、言葉の取捨選択とか、なにより膨大な知識がなくては。

17歳。旅の目標は知識集め。
旅中、出会った人には目的地を伝えるようにして、積極的に現地の人とコミュニケーションをとるの。親切な村の人たちは、たくさんのことを教えてくれる。
『頑張った分だけ遠くまで行こうね』


なんて、怠惰なわたしは最後の16歳の一日を15時に起床しパジャマで過ごしています。
奇遇だね、わたしも怠惰で傲慢なんだ。傲慢と怠惰を担当するきみがこんなにも自信を持って楽しんで生きてるんだ。わたしも素質あるかもね。

学び始めが漫画だってアイドルだってなんだっていいんだよね。原動力が何だっていいんだよね。
形式上年下になってしまうきみがそういったんだ。16歳の先輩であり17歳の後輩。きみが17歳になりたくなってしまうような日々を送るよ。

繊細に、でも楽観的に、そういうバランスをアンバランスな人生でとっていきたい。

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