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「老い」を「旨く」受け入れ、新たなステージへ

「耆」という字をよく見てみれば、「老」プラス「旨」
そう。”旨く老いる”になる。

だから「老」という字は、「知恵者」であるとか、「徳の高い人」という意味が本来らしい。

これは”耆に生きる”という本の中で、執行草舟さんが書いている。
そして、嫌な老人になりたくなければ「毒を喰らえ」と。


鈴木おさむさんは、”SMAP SMAP”や”めちゃイケ”を手がけた放送作家だ。とはいうものの、2014年の3月で放送作家を引退することを公言している。確か50歳くらいだったはず。

このことはメディアも大きく取り上げた。
なんせ超人気の放送作家。このまま放送作家として行きていくには十分な実績も備えているし、後出の若手放送作家も鈴木おさむさんから学ぶことは多い。
各方面から、引退を惜しむ声はきっと絶えない。

なぜ彼はここで辞めるのか。
鈴木おさむ著「仕事の辞め方 幻冬社」の中にその答えがあった。

この本の中で、”ソフト老害”という言葉が出てくる。

20代、30代の部下に対しては、本人たちがやりたいことをクリエイティブな理由で却下していると思っているのだが、それはAさんが上に通すのが面倒だったり、上から嫌われたくないというのが見え見えになってきている。これぞソフト老害・・・この「うまいこと出来てる」つもりが実はうまくできてないということに気づかない老害の悲しさ。

鈴木おさむ著 仕事の辞め方

鈴木おさむさんが放送作家としてのキャリアを締めくくる決断を下したのは、老害と向き合うことへの覚悟から生まれたものだ。

鈴木おさむさんは、まさに「耆」がごとく”老い”を”旨く”受け入れ、新たなステージに進もうとしているのではないか。

詳細はぜひ、本書を読んで確認してほしい。
どの年代のビジネスマンにもオススメしたい。
仕事における変革と成長を求める方々にとって、新たな一歩を踏み出す力になるに違いない。

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