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ラフレシアドンカラス構築 3/30シティリーグ用デッキ

1.はじめに

こんにちは、あぽろです。

今回は2019/03/30に開催されたシティリーグ茨城に向けて構築した、ラフレシアドンカラスの紹介をします。

先にデッキの戦績だけあげると、当日同じデッキを使用してもらった、だんのうらさんが4勝2敗の22位という成績を残してくれました。デッキの紹介や当日のマッチ振り返りを、デッキ使用者のだんのうらさんがYouTubeにアップしているので、使用した生の声が気になる方は是非視聴して見てください。

2.茨城シティに向けての環境読み

環境読みは3/23、3/24に埼玉・千葉・大阪の3会場で行われたシティリーグの結果を元に行いました。特に注目したのは決勝トーナメントに進出したデッキの数で、そこからメタ読みを行いました。3会場で決勝トーナメントに進出したデッキの分布のまとめが以下になります。(私個人がツイッターで調べた内容なので、一部誤りがあるかもしれません、ご了承ください)
 ・ゾロアーク派生・・・9
   ジュゴン・・・5
   ルガルガンGX・・・2
   ペルシアンGX・・・1
   マシャカイGX・・・1
   ギャラドス(あたりちらす)・・・1
 ・ピカゼク・・・6 (3)
 ・ジラサン・・・6 (2)
 ・サナニンフ・・・4 (4)
 ・レシリザ・・・4 (1)
 ・マタドガス・・・2 (1)
 ・エルフーン・・・2
 ・デスカーン・・・1
 ・非GXズガドーン・・・1
 ・ブースター・・・1
 ・ウルネク・・・1
 ※括弧内の数字はベスト4に入った数

この結果を踏まえて次の週のメタを以下のように想定しました

tier1
・ピカゼク
トップスピードの回りをしたピカゼクに勝てるデッキは極一部で、多少の不利マッチはゴリ押せる。環境に刺さるフラダリラボを素直に採用できるのもポイント。
・レシリザ
増加傾向のピカゼク・ゾロアーク、上位に入ったサナニンフに強い。警戒度も3月頭の環境より低めで動きやすそう。
・ジラサン
ピカゼク・レシリザに比較的有利で小回りも効き、対有象無象相手もこなせる。サナニンフ意識で鋼UB入りが増えそう。

tier2
・サナニンフ
メタカードを大量搭載でき、意識されていない環境で強い。意識された環境で勝ち残るパワーは無い印象で、ミラーでの時間切れを避けたい事も考えると数はあまり増えなさそう。
・ゾロアーク派生
数はトップクラスだが最後までは勝ち切れていない印象。ミュウの採用が増加傾向にあるためジュゴン型は減って、ピカゼク・ミラー意識のルガルガン型に戻りそう。
・ウルネク
最近は減少傾向だが、上位に入ったサナニンフとその対抗馬になりうるレシリザに強いので増えそう。ミュウの採用が全体的に増えていて、ゾロアークの相方がジュゴンから他に移りそうなのもプラス。
・非GXズガドーン
ジュゴン・ピカゼクが重いがサナニンフ、レシリザにはジャッジやぶれかぶれを連打される前提でも相性有利だと思う。ヘイトが他のデッキに移るなら勝ち残れる可能性はありそう。


tier3
・デスカーン
ゾロアークというかアローラベトベトンがキツい。無人発電所が環境に増えているのも逆風に感じる。対非GX戦では基本的に有利に立ち回れる。
・マタドガス
ジラサン・ウルネク・ピカゼクに強いがレシリザが怪しくサナニンフは不利。カウンター系の共通事項としてデッキバレすると勝ちにくくなる。バラマキ好きな人が一定数使いそう。
・エルフーン
特性による回避で上振れ勝ちを狙える。打点も十分あり、ワンパンしてこない相手に滅法強い。無人発電所の増加とレシリザに不利なのが気になる。
・ニダンギル
対サナニンフ決戦兵器。非GXかつ高火力という点でズガドーンと被るが、エネ拘束が緩く相方を選ばない。ジラーチやゼブライカが採用されていることが多く、ジャッジやぶれかぶれにも強い。

以上の環境読みを元に、茨城シティリーグで使用するデッキの選択を行いました。

3.ラフレシアドンカラス構築経緯

3/16、3/17に行われた自主大会でゾロアーク派生が上位に並んでいるのを見て、ドンカラスを検討し始めたのがスタートです。最初はドンカラス単体のハンデス軸を検討していましたが、
・TAGポケモンが全体的にキツい、特にレシリザは先行、後攻のどちらでも辛い
・ジラーチでハンデスを解決されることが結構多い
・ハンデス失敗時のデッキパワーが低い
などが壁になり中々形になりませんでした。3/23・3/24のシティリーグで練習メンバーが使用するデッキの調整をする必要もあったため、ドンカラスは一旦お蔵入りになります。

3/23・3/24のシティリーグが終わった後、先程記載したメタ読みを元にデッキを検討しました。最初は使い慣れたデッキであるマタドガスにサナニンフ対策を詰む方向で考えましたが、とあるツイートを見てドンカラスが実は頑張れるのでは?と考え始めます。

CHANGさんがツイートで記載している「ドンカラスは有効な相手へのロックとしてビリジオンGXと合わせて使い、その他には別の勝ち筋で戦う」という考えを元に、ドンカラスが苦手なTAGポケモンやジラサンに勝つ方法を模索したところ、とーしんさんが千葉CLで使用したタマムシビリジオンというデッキに辿り着きます。

元のレシピからブイカビGXを動かす枠にドンカラスを採用する事で、ラフレシアが苦手なゾロアークをドンカラスが抑え、ドンカラスが苦手なTAGポケモン・ジラサンをラフレシアが抑える、綺麗な組み合わせになりそうだと考えました。元のタマムシビリジオンを使う事も考えましたが、プレイングを理解して使いこなす自信と時間が無かったため、ロックさえ決まれば確実に勝てる=プレイング練習の時間を短縮できる、ラフレシアドンカラスを使用することにしました。

4.デッキレシピ

自分が茨城シティリーグで使用予定だったレシピを掲載します。

先程の章で述べた、タマムシビリジオンのレシピを元に構築しています。主な変更点は以下の通りになります。

・ブイカビとブイカビを動かすためのカードをドンカラスパーツに変更
・ダブルブレイズで登場したレッドの挑戦を採用

また実際にデッキを使用した、だんのうらさんのレシピではフェローチェ&マッシブーンGXをエリカのおもてなしに差し替えています。

5.採用カード個別説明

・ドンカラスGX 3-3
デッキコンセプトその1。特殊エネオンリーのデッキを詰ませます。ヤミカラスは逃げロックで時間稼ぎが狙えるSM5Sを採用。

・ラフレシア 3-0-4
デッキコンセプトその2。たねポケモンオンリーのデッキを詰ませます。最新弾でナゾノクサが無色1エネでマヒが狙えるようになり地味に強化されています。

・ビリジオンGX 1
相手に有効なロックを押し付ける際、関係ないポケモンをGX技で回収します。ロックしきれない相手にはアタッカーとして使用する事もあります。

・フェローチェ&マッシブーンGX 1
カラマネロとの殴り合いで優位に立つために採用。詳しい使い方はとーしんさんの記事で説明されているので、ここでは割愛します。余談ですがこのカードを採用するか前日まで悩んで1人回ししている途中に寝落ちしてしまい、当日寝坊する結果になりました。

・リーリエ 4
・ブルーの探索 4
初動で使いたいサポート群。初ターンでリーリエとブルーの探索の両方が手札にある場合は基本リーリエを使います。

・シロナ 1
手札が詰まった時と山札切れ防止のために採用。

・レッドの挑戦 2
手札2枚を捨てる代わりに好きなカードをサーチできる効果は、相手によって必要なカードがハッキリ分かれる今回のデッキと噛み合っています。展開に使う他、相手に合わせた対策カードをピンポイントでサーチできます。

・グズマ 1
主に自分の場の入れ替え用途で使います。殴り合いする必要があるマッチアップでは大事に扱いましょう。

・ザオボー 1
ポケギアで触れる2枚目の改造ハンマー兼2枚目のフィールドブロアー。サナニンフ戦では隠密フードをカルネで回収される可能性があるため、ブロアーでは無くザオボーを使う必要があります。

・ポケギア 3
初動でリーリエ、ブルーの探索に触りやすくするために採用。

・ネストボール 4
・ハイパーボール 3
・ネットボール 1
展開の基本になるボール群。ネットボールはブルーの探索から触れるエネとしても重宝します。

・ふしぎなアメ 3
・やみのいし 2
メインのポケモンを素早く立てるためのグッズ。基本的に1体立てば9割方勝負が着くため、ブルーの探索でサーチする際にサイド落ちしないギリギリの枚数で採用しています。

・ギリギリポーション 2
主にカラマネロとの殴り合いで使用する回復カード。あぶりだすエンニュートとの殴り合いでも一応使えます。カプ・コケコのかいてんひこうでナゾノクサにダメカンを乗せられた場合、ナゾノクサのままならギリギリポーションの回復範囲内であるというのは覚えておくと便利です。

・改造ハンマー
先貼りされた特殊エネを割るために採用。大抵の場合はブルーの探索でやみのいしとセットでサーチすることになります。

・フィールドブロアー 1
主に隠密フードの対策枠として採用。ドンカラスGXがバトル場にいる場合、一度ブロアーを使ってしまえば有利な道具やスタジアムを出されずに済みます。

・あなぬけのひも 1
入れ替えパーツはこれとグズマの計2枚しか無いので大事に使いましょう。場がドンカラスGX単騎の場合、前にいる特殊エネ付きのポケモンを後ろに退けて時間稼ぎができます。改造ハンマーがサイド落ちした場合のプランとして覚えておきましょう。

・トキワのもり
相手のプリズムスタースタジアムを貼り替えるために採用。殴り合いする場合、不要カードを切りつつエネを持って来られるのは頼りになります。

・ライフフォレスト◇
カラマネロとの殴り合いで使用する回復カード。場に残っている限りカラマネロの攻撃をシャットアウトできるので、貼り替えられなさそうなタイミングを狙いたい。

・基本草エネルギー 5
・基本悪エネルギー 3
・カウンターエネルギー 1
ポケモン3匹が攻撃するのに必要な数だけ採用しています。カウンターエネルギーは1度抜いて試しましたが、カラマネロとの殴り合いで少しでも早く攻撃したかったため採用し直しました。

6.環境デッキとのマッチアップ

基本的に相手がたねポケモン軸か、特殊エネ軸の場合は対応するロックを押し付けて勝ちます。ロックがかけられない相手は基本不利ですが、一部の相手は殴り合いの勝負でも勝つことは可能です。

・ピカゼク 有利
ラフレシアでのロックを狙います。バトル場のラフレシアをグズマなどで退かされて、タッグボルトGXを食らうのが負け筋なので、盤面をラフレシアのみにするよう立ち回ります。

・レシリザ 有利(ブースター型は不利)
ブースターが採用されていなければラフレシアでのロックを狙います。ブースター採用型は勝てません。今回はブースター型は少ない読みなので踏んだら諦めます。

・ジラサン 有利(サンダース採用型は不利)
ラフレシアでのロックを狙います。環境的にサンダースの枠がラストボルテージライコウや鋼UBに変わると考えていたため、サンダース採用型に当たった場合は潔く諦めます。

・ゾロアーク派生 有利
ドンカラスでのロックを狙います。ドンカラスがベンチに下げられるのを防ぐため、ドンカラスのみの盤面を作りましょう。基本エネを採用している型もありますが、ゾロアークの起動に2ターンかかるのでドンカラスで互角の殴り合いはできます。

・非GXズガドーン 有利
ラフレシアでのロックを狙います。エンニュートが採用されている場合はやや不利になりますが、相手からのダメージが弱点込みで120のためギリギリポーションが使用できます。ダウナーショックの状態異常とギリギリポーションの回復で耐えつつ、全てのエンニュートを倒し切りましょう。

・ウルネク 微有利
ラフレシアとカラマネロの殴り合いになります。ほぼカラマネロ戦だけを見て採用したフェロマッシをうまく使いましょう。フェロマッシがいない場合はラフレシア2体、ギリギリポーション2枚、ライフフォレスト、を全て使ってカラマネロを倒し切りましょう。

・サナニンフ 普通
ラフレシアでのロックを狙います。最近は隠密フードが採用されている上、カルネによる回収があるかもしれないことを考えると、隠密フード相手にザオボーを使いたいところです。ザオボーが無い場合は山札枚数を確認して、相手より枚数が多い場合はブロアーで割った後一切攻撃しないでLOを狙う選択肢もあります。

・マタドガス 有利
ドンカラスでのロックを狙います。ドンカラスを立てるタイミングで戒めの祠を割ることができれば、以降はドンカラスの特性で祠を貼られないので勝てるはずです。

・デスカーン 微不利
ドンカラスで殴り合いをします。ドンカラスの特性でカウンターエネや戒めの祠、のろいのおふだを止められるので、相手からダメージを受けないターンが作れれば勝てなくは無いです。カラマネロ(マーイーカ)が見えたら速やかに倒しましょう。

・エルフーン 不利
ドンカラスで殴り合いをします。ドンカラスの攻撃を3回通さないとエルフーンを倒せないのでキツいです。相手の基本エネの枚数が少なければ打点が伸びにくくなるのでチャンスは増えます。特殊エネのみの構築が相手であればは逆に詰ませられます。

7.終わりに

ここまで記事を読んでいただきありがとうございます。今回は私個人の備忘録を兼ねてメタ読みからデッキ構築までの過程をまとめました。

今週金曜日(2019/04/05)には最新弾のジージーエンドが発売され、環境が新しくなります。その一週間後に開催されるCL京都にも大きく影響を与えると思いますので、新しいデッキの登場に期待したいですね。

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画像引用元:https://www.pokemon-card.com/




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