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Bud Light 【2020 Super Bowl Commercial】

Super Bowl の広告費は世界で一番高く、30秒で5~6億円すると言われている。
私がアメリカに留学中、2020 Super Bowlの広告を見る機会があり、全て素晴らしかったが、特にBud LightのCMが記憶に残ってた。広告の授業のレポートにもまとめたくらい。

内容はPost Malone(海外のラッパー、歌手)がバッドライトを探している中で新商品を見つけ、人物化した脳や細胞たちが新商品の特徴について口論を交わし、結局両方買うという広告。

【広告】
Bud Light 2020 Super Bowl
【会社名】
Anheuser-Busch

【感想】
面白い点は、Bud Light の会社Anheuser-BuschがCMを2つ制作し、どちらの広告をSuper Bowlで流すべきかを顧客に決めてもらったという点。
ただ広告を流すだけでなく、参加型の広告をSuper Bowlで流したという点が面白かった。
また、出演している有名人が直接商品の特徴などを紹介していない点も面白い。
昨今、生活者は生まれた時からスマホなどで多くの広告を見てきている現状で、有名人が直接商品をオススメしてしまうと、“広告っぽい感じ”が出てしまい生活者は興味を持ってくれない。ポストマローン自身の代わりに脳や細胞が商品の特徴を説明することで、面白おかしく、インパクトを与えながら生活者の脳裏に焼き付けることができている点がいい。
そして、既存の商品と新商品で迷い、結局2つとも購入する描写を生活者に見せることで両方買う選択肢があることを示している点。ほとんどの広告では1つの商品を生活者に手に取ってもらうようにできているが、既存の商品、新商品の両方を購入する選択肢を示すことで1つの広告で2つの商品の宣伝につながっている点に惹かれたのだと思う。


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