1991年生 冷静と情熱のあいだに生きるOL インスタ@1991___ay

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最近の記事

叫び

腹が立つ。 怒りという感情が今の私にはある。なぜ怒っているのか、理由は二つある。 1、女の価値は「若さ」だと言われたこと。 この間、学生時代の友人と会った。名前を友人Aということにしておく。A本人もスペックが高いというか、簡単にいうとお金を稼いでいる職業に就いていて、2、3年前に結婚しお相手の方もそれなりにステータスがある方である。俗世間的にパワーカップルというやつだ。そんな彼女とお茶をしていると「結婚」の話題が出てきた。私は独身で、特に目立った婚活ということもしておらず、

    • 色褪せないものと可能性について

      夜だった。部屋にあるテレビは見るものではなく、ただ音を流すだけになっていて、それはラジオの役割と同じだった。あの曲を聴くまでは。 都内の1K。今まで住んできた部屋の中で一番狭い部屋。その日はキッチンとリビング兼寝室の部屋へ続くドアを開けっぱなしにしていて、私はキッチンで翌日に会社で食べる昼ご飯を仕込み、弁当箱に詰めていた。リビング兼寝室にあるテレビはつけっぱなしにしていて、そこで流れてきた「ユメじゃないはずよ」の歌詞から始まるGLORIA。久しぶりに聴いた彼女の声。パニック

      • 私が飼っている魔物

        30歳を超えてからというものの毎年、年明けの1月から3月末ごろまで私は弱る。具体的にどう弱るかというと、急に襲ってくるどうしようもない不安、仕事と自分に対しての後ろ向きな言動と思考。そして何もかもに自信がなくなる。本当にこれでいいのか。どうしたらいいのか。簡単に言えばメンタル不調である。これが一日ならいい。それがほぼ毎日伴う。会社に出社して平気な顔で仕事をこなしても、家に帰るとなだれ込むように倒れるし、休日は一歩も家から出ない。(食事はウーバーしまくる。)それよりも周りの人に

        • ゆるりと泳ぐ先には

          あけましておめでとうございます。 2024年になって早、10日が経ちました。時の流れはいつだってジェットスピード。自分の時間は有限であることと「自分がどうありたいのか。」「どんな風に生きていきたいのか。」をあれこれと考えさせられます。今年は仕事はほどほどにして、自分の生活を大事にすること。いつか死ぬ時に「あれ、やっときゃ良かったな。」という気持ちを少しでも減らせるような一年にしたいということを書かせていただき、これを読んでくださっている皆様のご多幸をお祈り申し上げまして、ま

        叫び

          2023 振り返り

          12月30日 2023年の振り返り 今年は社会人になって一番働いた年だった気がする。noteの記事でも書いたように部署の中で一人しか選ばれないプロジェクトに選ばれたり、他にも違うプロジェクトをいくつも抱えた。結果がでないこともあったけどそれも受け入れながら、自分で自分を納得させながら前に進んだ一年だった気がする。もちろん、うまくいくことばかりでもなかった。昇格試験に落ちた。流石に悔しくてこれは泣いたし、落ち込んだ。そしてこの年末にまさかの体調不良。なんとか持ち堪えて仕事納め

          2023 振り返り

          夜の電車に乗って

          どうして時間はこんなにも早くすぎるんだろう。12月になるまであと30分を切った。毎月noteを一回は更新すると決めているのにいつも月末に更新していて計画性のなさが目に見えてわかるのが辛い。 明日は12月1日。 会社で今年最後のプレゼン発表がある。練習をしていたらこんな時間になってしまい、今、電車で帰宅中。夜6時台のこの電車は人で溢れているのに、日付が変わろうとしているこの時間の私の車両には数える程度の人しかいない。朝から夜中まで働いて電車にのっていると何とも言えない気持ちに

          夜の電車に乗って

          君の心に落とすImagination

          10月が終わる。今月もあっという間だったな。20代後半から1年が秒で過ぎていく感覚にずっと驚かされている。10月はさほど仕事は忙しくなかったけどれど脳と感情をたくさん使いすぎて若干鬱っぽくなった。「なんでこんな仕事してんだろう。」とネガティブに捉えることや、物事への受け入れ方が難しくなっていた。それでも後輩は私に相談してくる。精神的に疲れて駆け込み寺としている家の近所のバーに仕事終わりに立ち寄る。ここのマスターは何も言わなくても察して「痩せた?というより顔色が悪い。」と一言。

          君の心に落とすImagination

          温かさ、優しさ、それから

          9月27日 関西にいるあの子の誕生日。ハッピーバースデートゥーユー。東京から愛を込めて。そして素晴らしい一年を。また、関西か東京で会おうねとLINEを入れると関西弁で「ありがとうな♡今日朝寝坊して会社遅刻しました。爆笑」と彼女らしい返事が返ってきた。その一言で彼女が元気にやっていることが分かる。元気で、優しくて、ドジな部分があってもあなたはあなた。いつまでもその笑顔を忘れないで。 その彼女をとおして最近出来た新しい友人とサン・ローラン展を見に行った。出会って二回目。三週間ぶ

          温かさ、優しさ、それから

          ここはいつだって空が近い

          これでもかというくらいに熱い空気が籠る東京の夏。大門駅から東京モノレールの浜松町の乗り換えで変な音がした。嫌な予感は的中。スーツケースのキャスターが壊れているのをすぐに発見。「マジか。」と思いながらも乗り換えがあと五分しかないのでとにかく走る。なんとか東京モノレールに乗り込み額から汗を何滴もこぼした。ふと見た窓の外からは大小の白い塊が散りばめられ明るい水色をした空を見てようやく「地元でスーツケースを買い直さんとな。」とぼんやり考えた。 羽田発のフライトは日曜日ということもあ

          ここはいつだって空が近い

          三度目の夏、波の上に立つ

          7月が終わろうとしている事実をなんとか受け入れようとしている最終週の日曜日。明日を終えればもう8月。二万発の花火が一瞬で打ち上がって消えていく。そんな感覚。夏はいつだって早く過ぎ去る。嫌いじゃないけど寂しい。 7月はようやく今年初めてのサーフィンに行けた。本当は6月に行く予定だったけれど台風の影響で波が高いという理由から二度も中止になった。約一年ぶりの湘南、茅ヶ崎は変わっておらず、スクールの先生も一緒に行った人も何も変わっていなかったのがなぜか安心した。今年小学一年生になっ

          三度目の夏、波の上に立つ

          日常に映った父親の影

          グレーに黒の太字で「ASAHI」と書かれたビールの缶をコンビニやスーパーで見かけると父のことを思い出す。7年前に亡くなった父はどうしようもない大酒飲みだった。弱いくせして飲むもんだからいつも後処理が大変だった。飲んで暴れることが多く、父以外の私と家族はよく悩まされた。そんな時に父の側にいつもあったのはあのグレーのビール缶だ。「あんな飲み物のどこが美味しいのか。」ずっとそう思っていた。二十歳を過ぎてお酒が飲めるようになってからもそうしたトラウマがあるせいかビールだけは相変わらず

          日常に映った父親の影

          芸術は長く、人生は短し

          頭の中でずっとぐるぐると考えている。どこから言葉を引っ張ってこればいいのかわからないでいる。「坂本龍一が死んだ」という事実を受け入れられないでいる自分がいて、どこかで生きていてほしいと願っている。この現実を受け入れるのに、この気持ちを整理していくのには時間がかかりそうだ。 私と坂本龍一 私が坂本龍一とYMOの曲を初めて見て、聞いて、知ったのはKIRINのビールのCMだった。CMから流れたRydeenのメロディーと映っているあの陽気で三人組のイケてる親父たち。忘れもしない20

          芸術は長く、人生は短し

          Butterfly Lovers

          「元気?」と連絡してきたのは三、四年くらい連絡をとっていない地元の男友達からだった。私も彼もあまり人に弱みを見せたがらない性格だということを分かっていて、だからこそ弱った時に頼れる相手だ。最後に連絡をとった時、私はその当時付き合っていた彼と揉めに揉めて別れて彼は結婚するという話をしていたのが懐かしい。そんな彼に「元気だよ。そっちはどう?」とLINEで返事をすると「元気なくてさ、弱ってる。ちょっと話せない?」ということで久しぶりに電話をして声を聞いた。その声は出だしからどこか切

          Butterfly Lovers

          続・私は転んでもただじゃ起きない

          この間、更新したこの記事の続き。昨日プレゼン発表があって今日結果が出た。結論から書くと私は「選ばれた。」部署の中から一人しか選ばれない社内プロジェクトにたった一人、部署の代表として選んでもらった。 オフィシャルに部署内でアナウンスがある前に個人的にマネージャーからメールで「選考は難航しましたが、あなたにお願いしたいと思います。」と合格の通知が入った。正直言うと選ばれると思わなかった。なぜならあんなに「やるしかない。」と記事に綴っていたにも関わらず本番は練習のときよりも上手く

          続・私は転んでもただじゃ起きない

          私は転んでもただじゃ起きない

          明日業務が終わったあとプレゼンの発表練習がある。上司も練習に付き合ってくれるらしい。まだスクリプトもパワーポイントも最後まで作り終えていないけれどそれよりも今、自分のこの「書かなければならない」という気持ちを優先している。焦りではなくこの奮い立った気持ちを大切にしたい。ちゃんと言語として残そうとするとキーボードを打つ速度がだんだんと早くなる。そんな自分が好き。 最近の投稿でしんどさを感じている自分がいた。去年も似たようなことがあって困ったことを思い出した。その時は少しの自信

          私は転んでもただじゃ起きない

          泣いても、泣かなくても私

          夜、泣いている。誰にも迷惑をかけずにベットの中で声も出さずにそっと静かに泣いている。目から数滴の涙が出てから「私も人間の心があったんだな。」なんて人間のくせに変なことを思う。 泣く理由は色々あった。 恋人がいないこと。結婚をしていないこと。子供がいないこと。自分と他人と比べること。何をやっても、何をしても満足できない自分がいること。まるで三歳児のようなだなと自分の身勝手さとわがままっぷりを考えてまた泣けた。恋人がいないことに関していうならばマッチングアプリに手を出した。ちゃ

          泣いても、泣かなくても私