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appcycleが取り組む4つのSDGs解説 〜シリーズ第1弾〜 【8. 働きがいも、経済成長も】

こんにちは。
事業開発の帯川こと、まっちんです!

SDGs (Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)をよく耳にし、様々な自治体や団体、もちろん企業も積極的に取り組んでいると思います。

私自身は2010年頃に知った単語ですが、その当時は全く知られていないものでした。今では多くの方が知っている単語で、とても微笑ましいです。単語自体は普及していますが、皆どのような取り組みをしているのだろうと思う人も多いのではないでしょうか。

そこで、appcycle自体がどういったSDGsに取り組んでいるのか、そしてどのように取り組んでいるのかを、シリーズとして解説したいと思います。

まずはどういったSDGsに取り組んでいるかのご紹介です。

SDGsには17の目標があります。
人権、経済・社会、地球環境、様々な分野にまたがった課題が分類されています。(引用:公益財団法人日本ユニセフ協会)

上記17の目標の中で、緑の枠で囲んだものがappcycleが取り組んでいる目標です。

  1. 【8. 働きがいも、経済成長も】

  2. 【11. 住み続けられるまちづくりを】

  3. 【12. つくる責任つかう責任】

  4. 【15. 陸の豊かさも守ろう】


今回のブログは以下の目標についての解説とappcycleがどのように取り組んでいるのかをお話しします。


【8. 働きがいも、経済成長も】

達成目標紹介

SDGsには17種類あり、各種にターゲットと言って達成目標がある事は知っていますか?まずはそちらの紹介を簡潔にしていきます。

  1. 人びとが経済的に豊かになっていけるよう、最も開発が遅れている国は、毎年少なくとも年7%の国内総生産(GDP)の成長を続けられるようにする。

  2. 多様化、技術の向上、イノベーションを通じて、経済の生産性をあげる。

  3. 新しいことを始めたりすることを助ける政策をすすめる。特に、中小規模の会社の設立や成長を応援する。

  4. 2030年までに世界がより効率よく資源を使えるよう、経済成長が、環境を悪化させることにつながらないようにする。

  5. 2030年までに働きがいのある人間らしい仕事をできるようにする。そして、同じ仕事に対しては、同じだけの給料が支払われるようにする。

  6. 2020年までに仕事も、通学もせず、職業訓練も受けていない若い人たちの数を大きく減らす。

  7. 子どもを兵士にすることをふくめた最悪の形の児童労働を確実に禁止し、なくす。また、2025年までに、あらゆる形の児童労働をなくす。

  8. すべての人の働く権利を守って、安全に安心して仕事ができる環境を進めていく。

  9. 2030年までに、地方の文化や産品を広め、働く場所をつくりだす持続可能な観光業を、政策をつくり、実施していく。

  10. すべての人たちが銀行や保険などのお金に関するサービスを使えるようにする。 

(引用:公益財団法人日本ユニセフ協会)

この様に10の達成目標があります。では、appcycleではどの部分に取り組んでいるのでしょうか。


appcycleが取り組む内容

  • 多様化、技術の向上、イノベーションを通じて、経済の生産性をあげる。

  • 2030年までに世界がより効率よく資源を使えるよう、経済成長が、環境を悪化させることにつながらないようにする。

  • 2030年までに、地方の文化や産品を広め、働く場所をつくりだす持続可能な観光業を、政策をつくり、実施していく。

上記の3つに取り組んでいます。

appcycleの商品であるRINGO-TEX(りんごのレザー)についてですが、最初にRINGO-TEXが属する皮革産業の問題と、RINGO-TEXの材料である青森りんごのフードロス問題についてお話をします。



皮革産業の問題

一般的にレザーというと本革か合成皮革ですが、その内、本革の場合は、動物から革を剥ぎ取った後、化学的に加工し、腐食や硬化から防ぎます。その際に用いられる界面活性剤、ホルムアルデヒド、六価クロム(2大発がん性物質)などが、なめし剤と呼ばれています。

その様な化学物質を使いなめし加工をしている労働者、そして、その化学物質が土壌に流れ込んでいる地域に住んでいる住民は、ガンの発症率が高いと調査結果があります。それだけではなく、革製品の加工や仕上げ時に要する水の量が多く、環境に負担がかかっています。1足の子牛レザーの靴の生産に使用される水量はおよそ8,000リットルに達すると言われています。なめし加工による土壌と水質汚染、人体への影響、そして大量の水の使用が皮革産業が抱えている問題です。(引用:グリーンピース・ジャパン)

現在では、クロムフリーなめし剤などの、環境に配慮した本革加工技術も開発されてきていますが、皮革産業全体からみると一部分であると言えます。


青森りんごのフードロス問題
りんごジュースの搾りかすは青森県だけでみても約2万トン/年もあり、大部分は家畜飼料や肥料などに再利用されますが、それでも数千トン/年は廃棄料を支払って廃棄処分されています。一般的な廃棄処分方法は焼却によるものなので、焼却処分して二酸化炭素を排出するのではなく、りんごレザーとして生まれ変わることで二酸化炭素排出量を削減することが可能です。また、りんご自体は自然に還るものであるため、材料の組み合わせを研究し生分解性レザーを開発することで、廃棄時もリサイクルまたは生分解されるなど、循環し続けるような製品を目指しております。

環境と人体への負担を大幅に減らし、そしてフードロスという問題を解決してくれるりんごのレザーRINGO-TEX。様々な技術を駆使し、生産から廃棄までのサイクル全体を通してより環境に優しいレザーを開発できるよう、日々取り組んでおります。

将来的には青森県にRINGO-TEXの工場を設置し、雇用を生み出し、農家や地域の方々と連携し、RINGO-TEXが青森の特産品になるよう努めてまいります。

RINGO-TEXについて詳しく知りたい方は、こちらへ。
商品や環境問題、青森の地域イベントなどappcycleのインスタグラムフェイスブックで配信をしていますので、ぜひフォローしてみてください。

まっちん

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