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Kintoneのアプリをテンプレートとして登録して再利用する

自分で作成したKintoneアプリを、テンプレートとして登録すると、アプリの作成で「ひな型」として再利用できるようになります。
自社の業務用で作成したフィールドや、Javascriptでカスタマイズした内容もテンプレートで引き継がれます。
※プラグインを利用しているアプリの場合、プラグインの設定内容は再設定する必要が有ります。

アプリテンプレートには、アプリのアクセス権、APIトークン、Webhook、Slack連携、アプリコード、利用環境固有のユーザー/組織/グループの値等は含まれません。
詳細は、ヘルプのアプリテンプレートに含まれない設定を参照して下さい

https://jp.cybozu.help/k/ja/admin/app_admin/template/template_settings.html

ユーザーが登録済テンプレートを利用することで、Javascriptカスタマイズの知識が無くても同じ機能を持つアプリを作成出来ることも大きな利点です。

今回は、自社で作成したアプリをテンプレート化して登録する方法について解説します(Kintonenのシステム管理者権限が必要です)。

事例として、自動採番機能をJavascriptで追加したアプリを使用します。
同アプリの詳細は、以下の記事を参照して下さい。

自動採番アプリのテンプレートファイルを掲載しておきます。
ダウンロードして利用する方は、下記の手順(2)から進めて下さい。


手順(1)アプリをテンプレートとしてダウンロード

まず、自動採番アプリを作成して、アプリの設定からアプリをテンプレートとしてダウンロードを選択し、ZIPファイルでダウンロードします。
この時のZIPファイル名は、アプリ名+".zip"です。

アプリをテンプレートとしてダウンロード

手順(2)アプリをテンプレートとして登録

ここから先は、kintoneシステム管理者の権限が必要です。
Kintoneの設定メニューから「kintoneシステム設定」を呼び出します。

次に、kintoneシステム管理画面の「アプリテンプレート」を選択します。

kintoneシステム管理画面

アプリテンプレートの画面が出たら「読み込む」ボタンをクリックして、テンプレートの読み込みウィンドで、ダウンロードしたアプリのテンプレートファイル(拡張子が.zip)を読み込みます。

アプリテンプレートの読み込み

アプリテンプレートが無事に読み込まれたら、アプリテンプレートの一覧に読み込んだアプリテンプレートが表示されます。

アプリテンプレートの一覧画面

手順(3)登録済テンプレートでアプリを作成する

ポータル画面又は任意のスペースから「アプリの作成」ボタンを押して表示されるKintoneアプリストアで「登録済テンプレートからアプリを作成する」を選択します。

kintoneアプリストア画面

kintoneシステム管理者が登録したテンプレートが表示されますので、利用したいテンプレートを選んで「アプリ作成」ボタンを押すと、テンプレートの仕様通りのアプリが作成されます(データは空です)。

登録済テンプレートから作成の画面

「アプリを作成できませんでした」というエラーが表示される場合
kintoneシステム管理者ではないユーザーが読み込めるテンプレートファイルには、一部制限があります。
「JavaScript / CSSでカスタマイズ」の設定を含むアプリテンプレートファイルは、システム管理者ではないユーザーは読み込むことができません。
その様な場合は、システム管理権限を持つユーザにテンプレートからアプリ作成を依頼して、アプリ作成後に「アクセス権の設定」でアプリの管理権限を付与して頂いててください。

https://jp.cybozu.help/k/ja/user/create_app/app_csv/add_app_template_file.html

自社で作成したテンプレートからアプリを作成する利点は、自社の業務に合ったアプリ画面のフィールド、コード体系、複数アプリ間連携の設計要素をまとめて再利用できること、Javascriptでカスタマイズした内容も一緒にテンプレートで引継がれることです。
※Javascriptでカスタマイズされたアプリをテンプレート化するには「kintoneシステム管理者」と「アプリ管理者」の権限が必要です

ユーザーが登録済テンプレートを利用することで、社内のパワーユーザーが作成したアプリと同じ機能を持つアプリのひな形を簡単に再利用出来ることが大きな利点です。

アプリが簡単に作れて感激する人

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