祖母がスマホデビュー!機種・通信事業者選びからやったことまで全て紹介します!

最終更新:2022/06/21

祖母が使っていたガラホ(KYF38)が破損し、これを機にスマホに機種変更することになりました。

ガラホからスマホに機種変更するにあたって機種・通信事業者選びから実際に使えるようになるまで行ったことを紹介します。

【まず初めに】無理にスマホを持たすのはおすすめしない

本題に入る前に、本人がスマホにする気がない(スマホの必要性を感じていない)なら無理にスマホを持たせるのはおすすめしません。

スマホを持たせることで、詐欺被害に遭う可能性があるからです。

周りの人からしたら「スマホにしたら便利なのに」と思うかもしれません。
しかし、本人はこれまでスマホ無しで生活してきて大きな不便はなかったのです。(不便があったら既に行動を起こしていることでしょう。)

このように考えると「スマホにしたら便利なのに」というのは結局エゴや自分の利益(メッセージを送るのに、送信料のかかるSMSじゃなくてLINEが使えるようになってお金の節約になる)のためでしかありません。

何かあってから「スマホに機種変更させた結果、詐欺被害にあった。お金をだまし取られた」「無理に機種変更させなければよかった」と悔やんでも仕方ありません。スマホに機種変更させることが本当に本人のためになるのかをよく考えることをおすすめします。

閑話休題。これより本題に入ります。

選んだ機種:iPhone7

初めてスマホを持つにあたって何か操作方法を相談されることは確実だったので、筆者がiPhoneの操作方法に精通していること、また家に使っていないiPhone7があったことからiPhone7を選択しました。


選んだ通信事業者:UQモバイル

UQモバイルを選んだ理由は以下の4つです。

UQモバイルを選んだ理由①口座振替に対応している。

祖母はクレジットカードを持っていません。
デビットカードも持っていません。(それどころかキャッシュカードさえ持っていません。窓口でお金をおろしています。)

そのため通信事業者を選ぶにあたり、支払い手段として口座振替に対応していることが絶対条件でした。

UQモバイルを選んだ理由②通信エリア

祖母の家は山奥にあるため電波(回線)を選びます。

これまですっとAuで契約していて、問題のなかったことから同じAuの電波(回線)を使う通信事業者を優先的に選びました。

UQモバイルを選んだ理由③標準電話アプリでの24時間かけ放題が770円

UQモバイルでは60歳以上だと”標準電話アプリ”でのかけ放題(24時間)が毎月770円で持てます。(「60歳以上通話割」に申し込む必要あり)

この「専用アプリでなくてもいい」というのは高齢者にスマホを持たせる上でかなり重要な部分です。
ある程度スマホに慣れている人であれば、「電話に出られなかった時に誰から電話かかってきたか確認して専用アプリでかけなおす」といった事や「Webサイトに記載されている電話番号をタップしてそのままかけずに専用アプリでかける」といった器用な事が可能ですが、高齢者には難しく、標準電話アプリで電話をしてしまい割引対象外に!となる可能性が高いです。
そもそもが標準電話アプリに対応していれば、その心配が要りません。

また、高齢者(同士)の電話で「電話の切り方がわからず(切ったつもりで切れていなくて)高額請求された」という地獄のような事例を耳にしたことがあるので24時間定額かけ放題が必須でした

UQモバイルを選んだ理由④データ繰り越し対応

おそらく普段はそんなにデータ量を使わないと思いますが、ビデオ通話を1ヵ月~2ヵ月に1回ぐらいの頻度でする可能性があり、その際にデータ量が必要になることを考えるとデータ繰り越し機能が必要でした。

UQ Mobileの最低データ通信容量は3GBで、繰越を含めると月に最大6GB使えます。毎月1GBは他で使うとしても、残り5GBあればLINEビデオ通話なら15時間以上行えます。(参考:LINE通話の通信量・ギガ数は? 通信料を節約して電話する方法を大公開!)高画質なFaceTimeでも2時間ほど行えます。

機種・通信事業者変更するにあたってやったこと

①iPhoneの初期設定

祖母用のAppleIDの作成、および設定の最適化を行いました。

②SIM無し状態で操作に慣れてもらう

破損したとはいえまだガラホは使える状態で、そんなに急いでiPhone7に変える必要もなかったため、まずはSIMカードの入っていないiPhone7を渡し、文字入力(ガラホに入っているアドレス帳を見ながらiPhone7の連絡先アプリに移してもらう)をはじめ操作の練習をしてもらいました。

家にWi-Fi環境がなく、SIMカードも入っていないので、間違えて電話を掛けたり、何かお金がかかるという心配がないためじっくり挑戦してもらうことが出来ました。

データ通信専用SIMを差してもいいかも知れません。

③バッテリー交換

iPhone7のバッテリーの最大容量を確認(設定→バッテリー→バッテリーの状態。)したところ最大容量38%だったのでバッテリー交換を業者にお願いしました。

iPhone7(2016年発売)とかなり古いモデルであり、Appleにバッテリー交換を依頼するまでもないと判断し、非正規修理業者(町の修理屋さん)にて交換してもらいました。

同じ修理業者でも店舗によって値段が異なることがあるので注意が必要です。
筆者の場合、家の近くの修理店では6600円かかるところ、電車で数駅行ったところにある同じ修理業者の別店舗では2000円でした。
往復の交通費を足しても電車で行く店舗の方が圧倒的に安かったです。

通勤している方は、自宅だけでなく会社の近く、あるいはその道中にある修理店舗・価格を調べることをおすすめします。

④ガラス(フィルム)貼り付け。

ガラスフィルムを貼り付けました。厳密には、もともと貼っていたガラスフィルムが部分的に割れ・欠けがあったので貼り直しました。
iPhoneだと100円ショップにもガラスフィルムが売っています。

⑤お得な契約ルート、契約方法調査。

通信事業者によっては契約ルートが複数存在し、タイミングで適切に契約ルートを選ぶことで「お得」に契約出来ることがあります。

今回のケースであるUQモバイルの場合、主に「ショップ店頭で契約する」「UQモバイルの公式ホームページからオンライン契約する」「ゲオモバイルで契約する」「家電量販店で契約する」の4つの契約ルートがあります。

記事執筆時点で筆者の祖母のケース(auからMNP)では、ショップ店頭での契約、家電量販店での契約、オンラインでの契約は何も特典なしでしたが、ゲオモバイルから契約することで3000円分電子マネー・ギフトを貰える、中古端末を安く購入できるという特典がありました。

特典を狙う際は「指定のプラン(オプション)に一定期間入らないといけない」「即日契約できない」「支払方法がクレジットカードに限定される」等の条件やデメリットがあることがあるので注意が必要です。

筆者の祖母の今回のケースでは、結局「特典なし」での契約となりましたが、以前、親戚が通信事業者を乗り換える(Au→OCNモバイルONE)にあたり契約ルートを調べたことで、中古のiPhone8を1円で購入できたことがあります。

⑥来店予約&必要な書類の確認

ショップ店頭で契約することになったので、店舗に電話して来店予約すると同時に、契約に必要な書類の確認をしました。
何も準備せず、ショップにいきなり突撃すると待たされた挙句「書類不備」により契約できない可能性があります。

特に「60歳以上通話割」「家族割」など、適用に条件のある割引サービスを利用したい場合は必要書類の確認を強くお勧めします。

⑦同行する(一緒に手続する)

一部のショップ店頭(auに限らず)で「高齢者相手に”詐欺まがいの行為”」が行われているという知識があったため、被害に遭わないよう同行しました。

これまでに筆者が耳にしたのあるキャリアが行う「高齢者相手に”詐欺まがいの行為”」として以下のようなものがあります。

・プラン見直しを口実により高いプランに誘導する
・iPhoneを購入した高齢者に対してもSDカードを売りつける
・機種購入時「頭金」と称して高額な手数料を取る
・低スペックタブレットを売りつける
・無駄にスマホを2台契約させる
・無駄なオプションに加入させる
・Wi-Fiを理解していない(必要ない)のにコンセントに差すだけのルーターを売りつける

64GBのMicroSDカードが9680円。いくらなんでも高すぎます。

これらの行為が行われているのは一部の店舗だけだと言うことを強調しておきます。

⑧オプション解約

auスマートパスプレミアムに「初月無料なので入ってください」と強制的に加入させられた(「入らなくていいです」と言いましたが聞き入れられませんでした)ので帰りの車の中で速攻解約しました。








最後まで拙い記事をお読みいただきありがとうございました。 文章に間違いなどありましたらお気軽にコメントください。 コメント、スキ、外部サイトへのシェアもよろしくお願いします