こぼれ話
近頃、ブルーピリオドという漫画がなにやら話題になっているらしい。
どうも国立最難関の美大を目指す物語のようで、世間からはいい話だと言っている声もあれば話が綺麗すぎるとの声もあるらしい。
私はそんな話題を横目に見ながら、その国立最難関の美大の道路を挟んだ真向かいにある音大の門を今日も潜る。
世間様の持つ、この学校のイメージはどんなものなのだろう。
最近ではテレビでも多く取り上げられるようになった。
流行りのバンドもこの学校の出身者がいるらしい。
「変わり者が多くいるところ」
私が入学した時、私の周りの友達はみんなそう言った。そして、私もそう思っていた。
入学するまでの小中高の12年間、私はどこに言っても変わり者だった。協調性がない、そんなレッテルを貼られたこともあった。
普通の、ごくごく普通の女の子に、人になりたかった。
変わり者の多くいる学校に行けば普通の人になれる???
結論から言うと、私はなれなかった。
さらには、この学校に入って余計変わり者だということを自覚させられた。
音楽、及び芸術は難しい。
答えがない。
日々の生活の中で思い、考えていることをゆっくりでもここに書いていこうと思う。
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