サマソニ日記 復刻版シリーズ(9)2006年 Keith レポ!

過去に記録したフジロック、サマソニの日記を復刻させるシリーズです。

今回焦点を当てたのはKeithというUKはマンチェスター出身のバンド。マイミクの方の日記でその存在をはじめて知り、音源を聴いて以来とても興味がありました。なんとサマソニに出演(K-soundステージ)が決まり、びっくりしていました。

最初オリジナルでなくエレクトロっぽい音にアレンジした音源を初めて聴いた印象は、スミスとシャーラタンズを混ぜた感じでした。実際声の伸ばし方とか節回しがモリッシーっぽい。
実は私、スミス苦手で最初に聴いて以来食わず嫌いが続いていたんです。でも、Keithの影響でもう一回ちゃんと聴いてみようかと思ったりしています。

で、ライブ観たら、これまた演奏のスキルが高くて、いろんなバックグラウンドの音楽を好む少年達だったせいか、出す音がどの曲もいいんですよ。メロディーもリズムも聴いてて飽きない。オリジナルを聴いてからはシャーラタンズという感触はちょっと薄れつつあるんですが、今あぽがとても注目している新人なのであります。
予習してなかったからあまり詳しくはわからないけど、とくにラスト曲のMonalisa's Childなんてライブ聴いてると恍惚としてしまった。やばいよ、あの盛り上がりは。

で、他の新人君バンドとKeithの違うところは、オーディエンスの煽り方。
若さがない(笑)地味~なの。でもたとえカッコよく煽らなくても乗らずにはいられないくらい、彼らの紡ぎだす音に単純に惹かれてしまうのです!
初来日のくせにめちゃくちゃ自分達の演奏に自信もってる。ここがクセモノ。

Vo.のオリ(若年寄)なんて煽る時の「カモーーーン!」っていう手つきと目が非常にいやらしい!!(笑)
キーボードの弾きかたが只者ではない!と感じたのですが、みんなマンチェスター大学(出た!The Longcutに続く地味オタクバンド排出大学!)の音楽プロダクションのコースを専攻していて、このオリはお父さんが音楽家で彼自身もクラシック出身らしい。で今はテクノ、レゲエ、ダブ好き。ベースのジョンは10代の頃からDJで活躍してて、オリとともにDFA系のテクノダンスミュージックとかがすごく好きみたい。だからエレクトロっぽい音が目立つのかな?とか思いました。ギターのマークはフォーク、ドラムのジョニーはヒップホップと好みの音楽はてんでばらばら。これが見事に彼らの音楽に深みをあたえてるんじゃなかろうか…と思ったりします。ライブ観てソッコー物販でCD買いましたよ。今、Little Barrieの次にヘビロテ中。

もう一回ちゃんと予習した上でライブ聴きたい!!
また来日してくれないかな…もしくはUK行ったら絶対観たいぞ!
今後の活躍に期待。

次は2008年!

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