リッチマン、プアウーマン(2012年)

画像1 リッチマン、プアウーマンはフジテレビ月9枠で放送された。小栗旬演じる日向徹はNEXT INNOVATIONというベンチャー企業の社長。その会社の就職説明会に石原さとみ演じるヒロインの夏井真琴が訪れるところから、物語は始まる。2013年には最終回から1年9ヵ月の間のストーリーを描いた続編となるリッチマン、プアウーマン in New Yorkが放送された。
画像2 東大理学部4年で就職活動中の真琴は、未だに内定を1つも得ていない、うだつが上がらない女子。真琴は何とか爪痕を残そうと、社長の日向が幼い頃に別れた母親の名前である澤木千尋という偽名でエントリーし、質疑応答で挑戦的な態度を取る。その名前と反骨心が日向の気を引く。そして、東大リケジョのものすごい記憶力と持ち前の社交性を利用するために期間限定で採用し、総務省の担当大臣との面接に同行させる。スマートな日向と鈍臭い真琴は互いに無いものを補い、惹かれ合う。
画像3 日向は朝比奈恒介(井浦新)と共同でゲームの開発に携わり、成功を収めたのちに2人でNEXT INNOVATIONを立ち上げ、日本最大のSNS運営会社に成長させた。日向は学歴はないが、自らが優秀なプログラマーであると同時にリーダーシップとカリスマ性も持ち合わせた経営者である。完全なる成果主義で、それについて行けない者は即解雇というスタイル。朝比奈は母に捨てられたトラウマを抱えた日向が、唯一心を許せる相手である。しかし、真琴がNEXT INNOVATIONに関わるようになって以来、2人の間に亀裂が生じ始める。
画像4 剛くんは過去にNEXT INNOVATIONに在籍していた人物、遠野秋洋役で5、6、10話に出演しています。日向と朝比奈に続く3人目の社員で優秀なプログラマーだったが、2人と意見が合わず退職した後、父が経営する貿易会社の副社長となっていた。ロリポップを咥えている場面がよく出て来るが、一癖ある人物として描かれている。
画像5 初期の頃から少し癖のある人物や、アーティスト、ミュージシャンなどが多く、スーツ姿のビジネスマンという役柄はあまり見られないので、清々しいですね。
画像6 しかし、この遠野が物語後半に波乱を巻き起こします。遠野は父の跡を継いだ貿易会社の経営がうまくいかず、退職時に盗んだNEXT INNOVATIONの顧客データで朝比奈を脅し、金を巻き上げようとしたが失敗。日向を陥れようと朝比奈と結託して顧客情報漏洩事件を起こし、NIの営業を妨害します。常識外れで捻くれた人物ですが、認められたいがゆえの歪んだ行動しかできない小物でした笑。
画像7 NEXT INNOVATIONの株主総会でこんな人も出演していました笑。金髪の若き青年は200万をNIに投資している個人投資家の酒井貴宏氏(菅田将暉)である。パーソナルファイルというNEXT INNOVATIONの戸籍をデータベース化する開発プロジェクトが頓挫したことに失望し、質疑応答で発言した。こういう発見も過去の作品を見る楽しみのひとつ。
画像8 たとえ小額株主である酒井からの意見であっても真摯に耳を傾け、謝罪する日向。
画像9 真琴の恋敵となる朝比奈耀子(相武紗季)は、NEXT INNOVATIONが入っているビルの1階にあるレストラン「エクラ・ノーブル」のチーフシェフで、朝比奈恒介の妹である。男社会である厨房の世界で活躍するが、男性の部下から嫉妬され、認めてもらえない役回り。積極的なアプローチを続けるが、夏井に心を奪われた日向には全く想いが届かない。
画像10 顧客情報漏洩事件で社長退任に追い込まれ、朝比奈にNEXT INNOVATIONを乗っ取られた日向は、真琴の励ましと協力で新会社を立ち上げる。日向の最も対極にいる人間だった真琴が、だんだんかけがえのない存在となっていきます。
画像11 真琴は危機を迎えた日向を側で支え続けていたが、研究職への採用が決まる。そこでの仕事ぶりが評価され、ブラジルに転勤を命じられる。地球の裏側へ行ってしまう真琴に、そんな距離感じられないような通信手段を開発すると誓う。真琴の照れる仕草や美しいキスシーンは本当に良かった!
画像12 2人が大切にしているこの思い出のツーショット写真はすごくお似合いって感じ。ニューヨーク編でも様々な展開はありながらもラブラブです!

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