ハタチノコロ はじめてのオセアニア(8)サーフ天国、But・・・

11/27 昨夜は到着が深夜になり、早々と就寝した私たち。昼前に起きてシャワーを浴びる。私がシャワーしている間にいつこがいなくなった。英語しゃべれないのにどうするつもりなのだろう?待つこと10分。買い物袋を提げて帰ってきたいつこさん。袋の中にはプラム、りんごジュースが入っていた。「1人で行ってきたの?大丈夫だった?」「うん、お金を手のひらに乗せてお店の人に取って!って言ったら、買った分だけ取ってくれた。」「ホント?騙されなかった?」「いいよ、騙されても私、わかんないじゃんw」「そーよねw」ふふ。この人のこういうところ大好き。なるべく私に頼らず何でも自分でやろうしてくれるし、一緒に旅しててこちらもすごくラクだわ。そういえばアリススプリングスのユースでも、フロントに行って「シーツ、シーツ!」と日本語(あ、英語かw)で言って、ちゃっかり2人分のシーツをゲットしていたな。こんないっちゃんはステキ。さて、今日はブギーボードを買うという目的があるからのんびりしていられない。ボードを早めにゲットできたら海にも入ろうかな☆ 洋服の下に水着を着て、いつでも海に入れるように準備OKな状態にして街に出た。宿がある通り沿いにはたくさんのスイムウエアのお店とお土産屋さんがある。ワーホリで来ている日本人がそれらの店でバイトしているケースがほとんどだ。おしゃれな店も多く、ここは完全に若者の街。お昼は海にすぐ近いバーガーキングで食べた。同じバーガーキング系列でハングリージャックスというお店もある。メニューも一緒なのに何が違うのかな?シーサイドにあるから開放的な雰囲気なのが印象的。先に買いたいものが決まっているいつこが免税店に行きたいと言ったので、そこから攻めることにした。私はアナスイのマニキュアとお土産用の香水をゲット。いつこはおばさん用に探していたいいスカーフが見つかってご満悦らしい。荷物が邪魔になるし、「買い物かごをキープしておいてもらえる?」とアジア系の店員さんに相談したらOKというので、後でまた来ることにした。外が結構寒かったので、やはり一度宿に上着を取りに帰ることにした。帰り道で生地がとても丈夫そうな迷彩模様の小さいポシェットを見つけて購入。同じ店でレッドウィングのブーツも売っていた。しかも黒はけっこうレアで、日本よりかなり安かったのでこれはお買い得!いつことおそろいで買った。あとはアメリカ旅行のときに弟に頼まれていたけど買えなかった茶色いのも。しょっぱなからレッドウィング2個ってwwなんだかすごい荷物になってしまったw でも買い物はインスピレーションと出会いのタイミングが肝心よw 免税店での支払いも済ませ、荷物はそのまま預かってもらうことにした。

部屋に一旦戻ると、私たちの部屋に新しい住人が増えていた。大阪からワーホリで来たばかりという子で、彼女の名前はひさちゃん。バックパックやスーツケース大小2つくらい持っていた。アメリカにホームステイした経験もあるらしいが、ケンカして離婚の危機にある家庭に放り込まれ、争いの渦中で修羅場を体験したらしいw でもまだあまり英語が流暢に話せない彼女は何も意見が言えなかったらしい。私たちもう出るけど?と言うと一緒に行くと言うのでもう一度3人で海へ!あああああ~~~、それにしても寒い!!こんなんじゃ海に入れないよ。ボード買って波乗りなんてとてもじゃないけど無理。今年は異常気象なのか、それとも今日はたまたまなのか?ツイてない!水着をせっかく下に着てもあまり意味なかったかも。しぶしぶ3人で強風かつ小雨の海で写真を撮った。とぼとぼ歩いているうちに、私たちは中国人が経営者とおぼしきオリエンタルストアを見つけた。食料品全般が安く、種類も豊富。カップラーメンとかも日本になさそうなものが結構あったし。でもレジのオヤジが最高に無愛想w 今夜のごはんはここで調達することにした。安いソーセージとチリソースを使ってホットドッグを作ろう。そして緑茶なのかグリーンの缶の入れ物に入った飲み物も買ってみた。これは晩ごはんが楽しみ!その後はいよいよこの旅の中での大きな目標のひとつでもあったブギーボードを買いに行く。ボードとリーシュとフィンを探す。ウエアは日本で自分の体形に合うものを作るのが良いとされるので、今回はパス。いろんな店で下見をして、安くて丈夫で色の種類が豊富な店を探した。いろいろ見た結果、日本人が経営していてワーホリの子たちがバイトしている1軒の小さな店を見つける。少しおまけか値引きをしてくれるみたい。正直どこも似たり寄ったりだし、もう疲れたのでここで買うことにしよう。リーシュも希望の場所にその場で付けてくれたのでラクチン。もう早速泳げるぞと思ったけど、相変わらず天気はいまひとつ・・。この3点をオーストラリアで使うことは断念し、FRAGILEの文字を書いて飛行機に乗せられるようにパッキングしてもらった。3点で27,000円くらいで買えた。安っ!さて、目標のブツを手に入れたので、あとはお土産を探す。ムートンのスリッパと手袋、カンガルーのブックマーク、タバコにセットできるコアラのライターホルダーなどを購入。いっぱい買ったので、おまけに箱入りのチョコビスケットをくれた。ここのおばちゃんは気さくでアルバイトの人々からも人望厚く有名らしい。さすが太っ腹で愛想が良い。商売上手だけど、信頼できる感じだった。行きに買い物したお店で預けた荷物を回収して宿に戻った。

おなかもすいた頃だし、夕食の準備をしますか。中庭のテーブルとイスを確保して、調理室で材料を切る。となりの外国人のテーブルでは既にパーティーが始まっていた。カップラーメンとソーセージをボイルするためのお湯を沸かし、スプーンとフォークを準備。いつこはキッチンから中庭に来るときに思いっきり滑って転んだらしい。そのときに部屋の外に出てボーっとこちらを見てた2人組の男が「大丈夫?」と言って近づいてきた。いつこはめちゃくちゃ恥ずかしそうにしていた。この2人は何者?多分外で女の子と話して親しくなろうと探していたんだろうけどw 少し話してみると、彼らはニュージーランドにワーホリに来ていて、今オーストラリアを旅行中なのだそうだ。適当にあしらって、とりあえず夕食を先に食べることにした。ホットドックのチリソースはスイートチリだったようで、思っていた味とは少し違った。楽しみだった緑の謎の飲み物もヤバいw 緑茶にジャスミンの香りがついてて、しかも激甘だった・・。かなり期待を裏切られた。ホットドックは思い通りの味にならなそうだし、ソーセージだけ食べて、残りのパンは明日の朝食にしよう。楽しみにしていたディナーは期待はずれに終わってしまったが、今夜はオーストラリア最後の夜。何か面白いことをして締めくくりたいと思った矢先、先ほどの男2人組が「今日クラブのイベントがあって俺らも行くねんけど、一緒に行こうや!」と誘ってきた。どうやらこのバックパッカーズからクラブ行きのバスが出ているみたい。今夜は3つのクラブへハシゴできるイベントらしい。ちょっと興味あるし、どうせ明日帰るのなら行ってみようか。ただ、荷物をまだまとめていない。それだけやってから行きたいけどあまり時間もない。いっか、後でw あ!でも鍵を返してチェックアウトしないとキーデポジットの分を返してもらえない・・ま、帰ってからでもなんとかなるかw ここでもまた2人の「ま、いっか癖」が出た。これだから私たちは合うのかもしれない。バスに乗る列に並んだ。クラブに誘ってきた2人組は私たちより年下で、大阪の八尾から来ていた。ひさちゃんも八尾から来ていたから、ビックリ。うそー!世界は狭い!!バスは2階建てで、車体には幼稚園バスみたいな絵が描かれている。なんじゃこりゃw 多分クラブはティーンエイジャーたちのたまり場だろう。私たちはもうとっくにティーンエイジャー越しちゃってるけど・・別にいいよねw パワーはまだあるぞ。何せ明日帰るのだから、こんなところでくたばってはいられない。バスが動き出した。2階建てバスに乗るのは初めて。ロンドンのもこんな感じなのかな?次の移動時間は24:00。それまでは各自自由に踊っていいらしい。

最初に着いたクラブはSHOOTER'S BAR。すごく人気らしく、たくさんのクラバーたちで賑わっている。入口に並んで手首にSHOOTER'Sというブラックライトのスタンプを押された。パスポートが必要だったけど、念のため普段から持ち歩いていたから難なく入れた。中に入ってまず一番に目に入ってきたのはボンデージファッションに身を包んだ女たち。ステージの隅のお立ち台でハードに踊っていた。踊りは上手いが、ちょっとウエストあたりの贅肉が気になる。でも本人たちは得意げだしいいのかw 外国人はあまりそのへん気にしないね。いつものスプモーニをオーダー。次のドリンクはいつこがおいしいよと勧めてくれたチンザノのロッソをソーダ割りにした。うん、好きな味!カンパリと似た香草系のお酒らしい。これ系のお酒は私は体に合うから結構飲めるのだった。さて踊りますか・・最新ヒット曲がいろいろ流れていたけど、一番踊ってて楽しかったのはルー・ベガのMAMBO NO.5!これ最高。有名なオリジナルをダンス・ポップ風にアレンジしたバージョンのやつ。私たちの今年~来年のテーマ曲になりそうw ぜんぜん関係ない人とかもいっしょにパチパチ写真撮って楽しかったなあ!そろそろ移動時間かな?と思って時計を見たら、ゲッ!微妙に過ぎてるじゃん!!もしや、私たちのグループは置いていかれた?そういえば一緒の宿から来た人たちいないし・・。3つのクラブに行けるはずだったのに・・仕方ない、ここで飽きるまで踊ろうw このへんで今夜のピーク?体にドンドコドンドコ響く震動がたまらない。大阪の2人が外に出てどっか他に行く?と言い始めた様子。行くなら行くで私はよかったけど、いつこがもう眠いから先に帰りたいと言い出した。私はまだ居たかったので、いつこはタクシーに乗って帰ることになった。お金は十分足りてると思うけど、行き先とか大丈夫かな?やっぱりちょっと心配・・でもいつこは「大丈夫だよ?何とか帰れると思う!」と言うので、いつこを信じて1人で帰らせることにした。結局少し中に残ってお酒を飲んでいたものの、私とひさちゃんも20~30分後くらいに歩いて帰った。そうしてSHOOTER'Sの夜は終了。いやー、楽しかった!さて部屋に戻ってパッキングw これが大変。なにせ明日の9:30ブリスベン発の便で帰るのだから。ブギーボードとか大量のお土産を持って帰らねば。お土産は全て手荷物。あとは要らないものを捨てつつ、バックパックの荷物をいかにコンパクトにするかにかかっている。眠い目をこすりながらがんばる。ひさちゃんはまだこれからオーストラリア生活が長くなるから、ここでお別れをして眠った。明日朝のタクシーのピックアップは手配済み。6:00起きです。ひさちゃんにお礼と激励の手紙を残し、オヤスミナサイzzz

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